読書百万遍 (9) 気楽にいこう。どうせ間違うんだから。それが「理系」的態度だ。
本サイトのタイトルは、『ズブズブに理系でいこう!』。
これはもちろん、一種のジョークだ。「理系と文系」という区別の無意味さ、世の中に流布する「理系」への偏見。そういったものに対する居直りを、理系出身者の立場から表明しているのだ。
そしていっそのこと、生き方そのものまでズブズブに「理系」を貫き通してはどうか、と思った。そのために、「理系」の意味を独自に次のように定義したのだ:
「理系」。それは清く正しく理詰めで生きる道。。
これが本サイトのサブタイトルだ。もちろん、どこかで聞いたような文句のパロディーだ。
こんなことを思いついたのは、何年か前からアルボムッレ・スマナサーラさんの本を愛読していたからだろう。
スマナサーラさんのことは、本サイトでも時々紹介している(注1)。スリランカ出身で、日本に30年近く在住している「初期仏教」(原始仏教、テーラワーダ仏教)の長老さんだ。「初期仏教」とは、釈迦が直接説いた教え、仏教(ブッダの教え)がまだ宗教化していなかった頃の教えを伝えるものだ。
私は、そんなスマナサーラさんの本を読んでいて、スマナサーラさんが「ズブズブな理系魂」の持ち主であることに気付いたのだ。
そんなスマナサーラさんに、また一発気合いを入れてもらおう。
スマナサーラさんの著作『無常の見方』(注2)から。
(以下、同書p.74より引用)
人間は、問題を解決できないのです。間違うばかりです。仏教からいえば、「どうせ間違うのだから、さっさと結論を出せばいい」ということになります。
日本では憲法改正の議論に二十五年もかけている。どうせ間違うのだから、二ヵ月か三ヵ月で結論を出せばいいのです。間違っていたらまた変えればいいでしょう。どうせ間違うのだから、早くやればいいのです。
(以上、同書より引用)
これくらい気楽に生きる方がいいのじゃ。
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(注)
- 例えば、2009年4月3日記事 『悩まない力』 http://higashiooi-machio.cocolog-nifty.com/blog/2009/04/post-005f.html
- アルボムッレ・スマナサーラ著、『無常の見方』(サンガ新書、2009年8月刊)。これは、サンガ刊「お釈迦さまが教えたこと」シリーズ第1巻『無常の見方』(単行本、2006年3月刊)を新書化したものだ。私は、この単行本の方を読んでいたが、新書の方も読んだ。内容は同じ。単行本は横書、新書版は縦書、というのが違いか。
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無常の見方―「聖なる真理」と「私」の幸福 (サンガ新書)
著者:アルボムッレ・スマナサーラ |
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無常の見方 「聖なる真理」と「私」の幸福 お釈迦さまが教えたこと1
著者:アルボムッレ スマナサーラ |
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