カテゴリー「日記・コラム・つぶやき」の136件の記事

2009年11月10日 (火)

『2012』 - 今度の終末は3年後だって。ほな、よい終末を、ごきげんよう。

今度の終末は3年後、2012年12月21日にやってくるそうだ。最近テレビでも、盛んに『2012』(注1)のCMを流している。

ついこの前、1999年にノストラダムスの予言で終末を迎えたばかりなのに、わずか13年でまた終末だ、まったく。

これでは、20年に一度の伊勢神宮式年遷宮よりも早いペースだ。私は一生に何度、世界の終末と人類の滅亡を目にすることになるのだろう。

今度の終末は、「古代マヤ文明が予言した」そうだ。2012年に地球の極が移動する「ポールシフト」が起こり、その結果、地殻やマントルが急激に移動し始め、世界中が沈没するらしい(注2)。大変そうですな。

映画『2012』のオフィシャルサイト(注1)によると、「政府が作る船に、全員は乗れない…」らしい。

が、心配ない。そのうち、「リンゴ送れ、C」というメッセージが届き、UFOに乗って逃げられるさ(注3)。

もっとも、当のマヤ先住民の長老は、「2012年の終末は本当ですか?」という問合せに困り果てているらしい。「マヤ暦は2012年に終わりを迎えるわけではない上、2012年の人類滅亡がマヤの歴史において予言されたこともない」そうだ(注4の記事より引用)。

要するにマヤ文明で2012年12月 21日というのは、現代の暦における「新年」に近いようなものらしい。

今日はまだ月曜が終わったところ。

わしゃ次の終末、いや週末が待ち遠しいぞ。
__________
(注)

  1. 映画『2012』-オフィシャルサイト
  2. NATIONAL GEOGRAPHIC 2009年11月9日記事 『2012年終末説の真実:大陸大移動』
  3. 当サイト2009年8月1日記事 『リンゴ送れ、C』
  4. NATIONAL GEOGRAPHIC 2009年11月9日記事 『2012年終末説の真実:マヤの予言』

|

2009年11月 9日 (月)

乾杯トークソング

15年程前、大阪に住んでいた頃、『乾杯!トークソング』という深夜のテレビ番組を何となくよく見ていた。

演歌の番組だった。スナックかバー(寿司屋だったらしいが)のカウンターみたいなセットがあり、そこに演歌歌手が客として訪れて、店のママ、マスターと話をしたり唄ったりする。私が見ていた頃のママは中村美律子さん。深夜にふさわしい、まったりした番組だった。

なぜか記憶に残っている場面は、客が村田英雄さんだった回。晩年の頃で、往年の村田英雄を知っている者ならちょっとギョッとするほど痩せていた。

それはさておき、何より、「乾杯!トークソング」、というタイトルの印象が強烈だったのだろう。最近時々、「乾杯トークソング」というフレーズを思い出すのだ。

どういう時に思い出すかというと、夜、仕事を終えて家に帰り、小さな窓から外を眺める時。

窓からは、すぐそこの京浜東北線の線路の向こうに、「アワーズイン阪急(OURS INN HANKYU)」というビジネスホテルが見える。客室の窓がずらっと並び、ところどころの窓に灯りがともっている。

旅先での一日を終え、ホテルの客室でゆっくりと疲れを癒している人達。最上階の両脇に見える大きな窓は、きっと展望大浴場だろう。

そして心の中で呟くのだった。

「今日も一日、お疲れ様でした。
 乾杯!  トークソング」

そう、「乾杯!」の後に、「トークソング」が付いてしまうのだった。

|

2009年11月 5日 (木)

答えあわせ占い - 「恐怖に怯える人はさまざまなものに帰依している」

テレビ朝日で、10月から深夜に『お願い!ランキング』という番組をやっている。番組の最後の方で、「答えあわせ占い」というコーナーがある。

占いというと、普通は将来を予測するものだ。ところが、この「答えあわせ占い」は、一日の最後の時間帯に、過ぎ去った一日の運勢がどう予測されていたかを発表するのだ。十二の星座が、運勢の良かった順にランク付けされて発表される。

この発想はなかなか面白い。占いのデタラメさを検証するためにあるようなもんじゃないっすか。

さっき、ぼぉーっ、とテレビを見ていたら、この「答えあわせ占い」をやっていた。

昨日一日、私は仕事上で「最悪にツイてない日だった」、と感じていた。仕事面以外ではいいこともあった一日だったが、全体的には、「稀に見るツイてない日」という気分が支配的だった。

だから、この「答えあわせ占い」で、もし私の運勢ランクが良かったら、占いのデタラメさの実例がまた蓄積されるぞ、と期待して発表を見守ったのだった。

結果は、、、

私の星座は「最悪」と予測されておった。

当たってもとるやないけ。

占いに当てられるとは、まさにツイてない日…

――――

ブッダ曰く、
「恐怖に怯える人はさまざまなものに帰依している」
(ダンマパダ、188)。

わしゃまだまだ修行が足りん。

|

2009年11月 4日 (水)

二十年に一度

伊勢神宮の宇治橋が完成し、昨日(11月3日)、「渡始式」が行なわれたとのこと(注1)。

伊勢神宮では、20年に一度、社殿を建て替える(「式年遷宮」)。その風習を、1300年にわたって継続してきたそうだ(注2)。

今回の宇治橋建替えも、そうした式年遷宮の一環。内宮・外宮の社殿が次に新しく完成するのは、2013(平成25)年。四年後のことだ。

この風習のために、伊勢神宮の歴史はものすごく古いのに、社殿は拍子抜けするほどいつも真新しい。私が今住んでいるマンション(築35年以上)の方がずっと歴史が古いことになる。

なぜ20年に一度、建て替えるのだろうか。

建物の老朽化が理由でないことははっきりしているらしい。法隆寺のように、当時の技術レベルでも十分長持ちする建物は建てられたそうだ(注2)。

では何故?

いろいろと説があるようだが、私が一番面白いと思ったのは、「技術を伝承するためにも合理的な年数」(注2より引用)というものだ。

なるほど。世代間の技術継承と建替え費用とを天秤にかけて考えれば、20年に一度というのは合理的な数字かもしれない。

私は、3年前、2006年の真夏に「お伊勢参り」をした。外宮・内宮はもとより、伊勢の街のいたるところに散在した様々な由緒の神社を訪ねてまわった。

一番気に入った場所は、外宮の隅にある「勾玉池」。

神社を訪ねた後、夕方、ここで休憩した。池の周りの森から、ヒグラシの鳴く声が静かに響いていた。

休憩を終えて立ち去ろうとすると、急な夕立があった。雨宿りをしながら、またしばらく池の風景をのんびり眺めていたのだった。

またいつか、ゆっくり訪ねてみたい。

200608_6
__________
(注)

  1. 伊勢志摩経済新聞2009年11月3日記事 http://iseshima.keizai.biz/headline/778/
  2. 伊勢神宮 式年遷宮 Webサイト 「遷宮Q&A」 http://www.sengu.info/qanda02.html
  3. 伊勢神宮外宮 Webサイト http://www.isejingu.or.jp/shosai/geku/geku.htm

|

2009年11月 3日 (火)

「介護の仕事は甘くない」? なら、何が「甘い仕事」か教えてくれ。わしゃその仕事に転職しまっさ。

酒井法子(のりピー、以下P)が法廷で、「介護を勉強したい」と発言した。

すると、下世話な芸能リポーターとコメンテーター、介護関係の仕事をしている人、バカの見本市・匿名ネット書き込みの人達から、すかさず、

「介護はそんなに甘いもんじゃない」

という声が挙がった(注)。

なるほど。きっと甘くないのだろう。

では、この世に「甘い仕事」というものがあるとすれば、例えばそれはどんな仕事だろう。

Pも今後、何か仕事をしないと食っていけない。あの場でPが何と言ったら、みな納得したのだろうか。これは考えてみると面白い。

  1. 「医者になりたいです。」
  2. 「薬剤師になりたいです。」
  3. 「生物学の研究者になりたいです。」
  4. 「脳科学者になりたいです。」
  5. 「ジャンボジェットの機長になりたいです。」
  6. 「船乗りになりたいです。」
  7. 「弁護士になりたいです。」
  8. 「コンビニでバイトしたいです。」
  9. 「タクシーの運転手になりたいです。」
  10. 「農業をやりたいです。」
  11. 「政治家になりたいです。」
  12. 「プロ野球の選手になりたいです。」
  13. 「芸能界に復帰したいです。」
  14. etc.

どれが「甘い仕事」だろうか。Pがどれになりたいと言ったら、みんな満足しただろうか。暇つぶしに考えてみると面白いぞ。
__________
(注) 例えば、asahi.com2009年10月27日記事『「介護の仕事、甘くない」 酒井法子被告に現場は違和感』 http://www.asahi.com/national/update/1027/SEB200910270010.html

|

2009年10月30日 (金)

「明るく正しい良き談合」 - 「地獄への道は善意で敷き詰められている」ですじゃ。

選挙で大敗した政党のカメイさんが新内閣で大臣をやっている不思議について、以前書いた(注1)。

その後もカメイさんは快調に暴走中だ。

中小企業向け借金の返済猶予(モラトリアム)をブチかました。「元官僚はすべて悪ですか」、というトボけた論理で大型天下り人事も実現させた(注2)。「補正予算に10兆円必要」、とも言った。

そして今度は、公取委委員長(元大蔵官僚)を呼び付けて、「良い談合はある」と主張し、中小企業(中小土建屋)の間での談合摘発に手心を加えるように求めた。

これは、国民新党が党の政策として臆面もなく掲げている主張でもある。同党の「中小企業対策」に関する政策(「輝け!!国民新党2009政権政策 6.中小企業対策」)(注3)の一つは、こうなっている:

「明るく正しい良き談合(入札制度改革)の仕組みをつくり、地方の仕事は地方に発注し、東京一極集中の構造を是正します」(注3のWebページより引用)。

カメイさんの特徴は、「庶民の味方」風の、義憤に駆られた感情論を前面に打ち出すことにある。その背景にどういう構造があるのか。

この人を見ていると、「地獄への道は善意で敷き詰められている」、という言葉が頭に浮かんでしまう。「とりあえず自分が現役の間(あと10年程)何とかなればいい、その後は野となれ山となれ、若い世代でなんとかしてちょ」、ちゅうことですかいの。

__________
(注)

  1. 2009年10月6日記事、『「ハトを守るタカ」、もとい「ハトを守るカメ」が暴走 - 言いたい放題でんな、亀井さん。「風が吹けば桶屋が儲かる」式の論理を先進国の大臣が振り回していいんですかいの。情けなぁ。』 http://higashiooi-machio.cocolog-nifty.com/blog/2009/10/post-26ae.html
  2. 2009年10月22日記事、『ゆうちょ・・・のボスに「大物」「天下り」「渡り」元大蔵官僚就任。郵政再国営化の科学。』 http://higashiooi-machio.cocolog-nifty.com/blog/2009/10/post-dcb2.html
  3. 国民新党のWebページ、「輝け日本!!国民新党2009政権政策 6.中小企業対策」  http://www.kokumin.or.jp/seiken-seisaku/mani06.shtml

|

2009年10月22日 (木)

ゆうちょ・・・のボスに「大物」「天下り」「渡り」元大蔵官僚就任。郵政再国営化の科学。

「日本郵政」の次期社長に元大蔵次官の人が内定したのにはビックラこいた。

鳩山総理のキャッチフレーズは「政治を科学する」だったが、これはどういう「科学的」根拠に基づいているのだろうか。

おそらくこういうことだろうか。

日本郵政の子会社「ゆうちょ銀行」が、日本はおろか世界で最大の銀行(2007年時点、総資産額)であることは、意外に日本人も気付いていない。

その預金(ゆうちょでは「貯金」というのか)残高(2009年3月末で約178兆円)は、日本第二位の三菱東京UFJ銀行の倍近い。

その社長に「大物」元大蔵次官が就任して「民営化見直し」をするということは、要するに、ゆうちょ銀行をまた、大蔵省が好き放題に使える巨大な貯金箱にするということだろう。

ゆうちょに溜まった貯金で何をするのかと言うと、別に貧乏人に融資をするわけでもなし、また気ままに「国債」を買ったり「財政投融資」をしたりして楽しむのだ。

「かんぽ」についても同様だろう。

そうすると、この前ビックラこいた鳩山首相の「赤字国債発行やむなし」発言とも辻褄が合う。

うーん、「科学的」じゃの。

|

2009年10月21日 (水)

オリオン座流星群 - 3000年前のハレー彗星の落し物。。品川の空には見えなかった。じゃあまた70年後にね。

オリオン座流星群の出現が、いまピークを迎えているそうだ。今月23日頃まで、夜中から明け方にかけて、多い時には1時間に50個程度の流れ星が見られるという。

この流星群は、約3000年前にハレー彗星が撒き散らした塵の中に地球が突っ込んで発生しているとのこと。

来年(2010年)まで、この流星群の出現は活発化している。しかし来年の今頃は月明かりがあるので、条件良く観測できるのは今年が最後らしい。

次にこの流星群が活発化するのは、70年後。

わしゃ110歳を越えとるがな。

と言うわけで、さっき、夜中の12時半頃、7階建てのマンションの屋上に上って、東の空を10分程見つめてきた。

オリオン座はよく見えた。が、何となく明るい夜空。周りの街の灯りが眩しいくらいだった。ここは品川じゃけ。

流星群は見えなかった。しかし、オリオン座の下あたり。羽田を悠然と飛び立った飛行機の灯りが、東の空に向かって遠ざかっていく様が美しかった。

__________

This Armor【SHM-CD】 Music This Armor【SHM-CD】

アーティスト:鬼束ちひろ
販売元:EMI MUSIC JAPAN(TO)(M)
発売日:2009/03/11
Amazon.co.jpで詳細を確認する

|

2009年10月19日 (月)

「羽田空港ハブ化」問題 - 「地方分権」とは結局「地域エゴ」のことなのか。

国交相が「羽田空港をハブ化する」(注1)と発言すると、すかさず関空、成田空港の地元自治体から猛反発が起きた(特に成田の地元自治体から)。

成田空港が、世界に向かっての日本の表玄関として不向きなのは既に明らかだったろう(注2)。もともと、土地収用のための政府の強権的姿勢が災いして、その後は泥沼の空港反対闘争が続いてきた。「成田空港廃港」は、今でも地元の三里塚農民の悲願のはずだ。

日本の第一の玄関口であるべき空港をちゃんと整備することは、国単位の課題だ。成田空港のあの有様は、日本経済にかなりのマイナスの影響を及ぼしてきたと思う。

千葉県知事は「羽田ハブ化」に猛反発した。しかしその理由は何だったのか。「国益なんか知ったこっちゃない、千葉県の経済的利益が最優先だ」、というメッセージにしか聞こえなかった。

とにかく、「羽田ハブ化」問題を契機に、「国益」と「地方の利益」の問題、「地方分権」と「地域エゴ」の問題、を考えさせられるのだった。そもそも、「国益」と「地方の利益」とはそんなに対立するもんではないと思うんじゃがの。
__________
(注)

  1. 例えば、産経新聞2009年10月14日記事 http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/politics/econpolicy/312480/
  2. 例えば、産経新聞2009年10月19日記事 http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/politics/politicsit/314281/

|

2009年10月14日 (水)

電車銀行 - 10月14日「鉄道の日」に知った、このさりげなくナンセンスな発想のオブジェが何となく楽しい。

今日10月14日は「鉄道の日」だそうだ。

1872(明治5)年9月12日(新暦10月14日)、新橋駅と横浜駅を結ぶ日本発の鉄道が開業した。それでこの日が「鉄道の日」となったらしい。

「鉄道の日」を記念して、「えきねっと」から鉄道グッズを特集したメールが届いていた。そのメールで知ったのだが、「電車銀行」というグッズが売られているらしい。

「電車銀行」って何じゃ? 新種の銀行サービス? と思いきや、貯金箱だった(注)。

メールによると、「電車銀行」に「京浜東北線」バージョンが新登場! したらしい。他に、新幹線0系、山手線、中央線、のバージョンもあるようだ。

部屋の中にこのようなほのぼのとナンセンスなオブジェがあると、何となく楽しいかもしれんね、鉄っちゃん!
__________
(注) えきねっと トレインショップのページ↓
http://www.eki-net.biz/ekinet/d001001009/#96980
http://www.eki-net.biz/trainshop/disp/CSfDispListPage_001.jsp?action=search&dispNo=&q=%93d%8E%D4%8B%E2%8Ds&j=and&v=

電車銀行 山手線 電車銀行 山手線

販売元:常設!キッズフェア
楽天市場で詳細を確認する

電車銀行 新幹線0系 電車銀行 新幹線0系

販売元:常設!キッズフェア
楽天市場で詳細を確認する

|

2009年10月13日 (火)

「テレビがないと困る」青少年は49.5%らしい - ほんとはほとんど誰も困らないじゃろ、テレビ関連業界の人以外。

NHKと民放でつくる放送倫理・番組向上機構(BPO)の青少年委員会が、東京都内で無作為に選んだ16歳~24歳の男女311人に、テレビに関するアンケートをとった。

その結果、「テレビがないと困る」と答えたのは49.5%だったらしい。また、「大切だと思うメディア」は、1位携帯電話、2位パソコン、3位テレビ、だったそうだ(注)。

49.5%という数字が高いのか低いのか。以前より下がったのか上がったのかはわからない。BPOがもっと高い数字を期待していたのは確かなようだ。

しかし、テレビがなくて本当に困るのは、テレビ関連業界の人だけではないだろうか。

私も、90年代初め、就職してから2年間、テレビのない生活を送った。なきゃないで何も困らなかった。

当時、パソコンなんて持ってなかったし、何よりインターネットが今のように一般に普及していなかった。Webは存在すらしていなかった。携帯電話ももちろんなかった。新聞もとっていなかった。ただし、ラジオはよく聴いていたが(やっぱ何か1つくらいあった方がよかろ、出家したわけじゃないので)。

ちなみに、エアコンも扇風機も持っていなかった。ワンルームのアパートだったので、小さく窓を開けて換気扇を回していれば、夏も何とかなった。冬は電気ストープがさすがに必要だった。

今私が当時のように就職して新しい暮らしを始めたら、テレビ・ラジオは持たないが、仕事の関係で携帯とパソコンは買っていただろう。インターネットにもつないでいただろう。

テレビは見始めたらなかなかやめられないが、なければないで平気なもんですな。
__________
(注) 朝日新聞2009年10月13日配信記事 http://www.asahi.com/digital/internet/TKY200910100107.html

|

2009年10月10日 (土)

ノーベル平和賞をオバマ大統領が受賞 - おめでとさん。でもちょっとビックリ、ノルウェー・ノーベル委員会に文句を言う筋合いはないけど。

2009年のノーベル平和賞が、バラク・オバマ米国大統領に授与されることになった。授賞理由は、「国際協調外交を推進した功績」、とりわけ「『核兵器なき世界』構想」(注1)。

オバマ大統領は現職の大統領、それもまだ就任して間もない。「核兵器なき世界」構想はまだ演説で注目されただけ。生理学・医学、化学、物理学賞の方に馴染みがある身としては、ちょっとビックリした。

ノーベル賞には6部門があるが、それぞれ選考機関が異なる:

  • 生理学・医学賞 - スウェーデンのカロリンスカ研究所
  • 化学賞 - スウェーデン科学アカデミー
  • 物理学賞 - スウェーデン科学アカデミー
  • 経済学賞 - スウェーデン科学アカデミー
  • 文学賞 - スウェーデン・アカデミー
  • 平和賞 - ノルウェー・ノーベル委員会(ノルウェー国会が任命)

平和賞は、ノルウェーの国会に任命された5名から成る「ノルウェー・ノーベル委員会」によって選考される(注2、3)。

これまでの受賞者を見てもわかるように(注4)、最近では、国際平和貢献の実績が主な選考基準にはなっていないと思われる。今後への期待を込めて、政治的影響力が国際的に大きな個人・団体に贈られているのだ。

要するに「ノーベル平和賞」は、ノルウェー・ノーベル委員会からの「奨励賞」であり、政治的メッセージなのだ。

平和賞を受賞した科学者もいる。ライナス・ポーリングが1962年に、核兵器廃絶・核実験反対運動における功績で受賞している。これは本当に実績が評価されたケースだ。ポーリングは1954年に化学賞も受賞している。ライナス・ポーリングは、本当に型破りなすごい男だ。

日本の政治家からは、佐藤栄作・元首相が1974年に受賞している。「非核三原則の提唱」が理由だ。残念ながら、この授賞は何かの手違いだったのではないか。

最近では、2007年にアル・ゴア元米国副大統領が「地球温暖化防止運動」で受賞している。

地球温暖化、核兵器開発・蔓延に最も貢献した国の政治家が、それと逆の理由で続けざまに受賞するというのは、ブラックジョークだろうか。
__________
(注)

  1. 読売新聞2009年10月9日配信記事 http://www.yomiuri.co.jp/feature/20091005-228909/news/20091009-OYT1T00812.htm
  2. ノルウェー大使館のWebページ http://www.norway.or.jp/policy/peace/prize/prize.htm
  3. ノーベル平和賞のWebページ http://nobelpeaceprize.org/en_GB/nomination_committee/
  4. 読売新聞2009年10月10日配信記事 http://www.yomiuri.co.jp/feature/20091005-228909/news/20091010-OYT1T00085.htm

|

2009年10月 9日 (金)

台風18号通過 - 横浜・みなとみらいの大観覧車が止まっている。強風のせい?と思いきや、休園日でした。

台風18号は、昨日(10月8日)の午前に首都圏に最も接近した。

朝8時頃までは強い雨が降っていたが、その後、雨足は急速に弱まった。

午前11時には次第に晴れ間が広がり始め、正午前には台風一過の快晴となった。ただし、強い風は続いていた。

昼過ぎから横浜・みなとみらいの会議場「パシフィコ横浜」に出かけなければならなかった。いつもはJRを使って行くのだが、台風の影響で首都圏のJR線は全面的にストップしていた。

パシフィコ横浜に行く時に利用する京浜東北線、南武線も当然ストップしていた。困った。

と思っていたら、私鉄は動いていた。

JRは、2005年の羽越線脱線・転覆事故以降、運転をストップする風速を秒速30メートルから25メートルに引き下げた。しかも全区間でストップする。そのため私鉄より止まりやすいのだそうだ。

自由ヶ丘から東急東横線(みなとみらい線直通)に乗った。急行の運転は取りやめになっていたので、各駅停車でみなとみらいまで、ウトウトしながらのんびり向かった。

首都圏の鉄道のネットワークはインターネットのように入り組んでいるので、どこかの経路がストップしても代替経路が見つかることも多い。多少遠回りにはなるが、有難い。

みなとみらいに着いてみると、コスモワールドの大観覧車が回っていなかった。

強風のためかと思ったが、後で調べてみると、昨日はたまたま休園日だったようだ。10月は毎週木曜休園日のようだ。しかし、もし休園日でなかったら、あの強風の中でも回っていたのだろうか。きっとスリリングだったろう。

みなとみらいでの用事は午後5時過ぎには完了。秋めいた夕焼けを眺めながら、桜木町まで歩いた。

京浜東北線は既に運転を再開していた。上りの電車に乗って無事帰宅。

|

2009年10月 8日 (木)

台風18号

現在、10月8日(木)午前1時45分。

東京都品川区では、午前1時を過ぎた頃から雨足が強くなった。現在も段々と強くなっている。風はまだあまり強くない。

台風は現在、紀伊半島の南端に位置している。今後、三重県、愛知県、岐阜県を通過すると予想される。

ちょうど50年前の1959年。その年の9月26日(土)に上陸した伊勢湾台風とほぼ同じ進路をとっているという。

|

2009年10月 6日 (火)

「ハトを守るタカ」、もとい「ハトを守るカメ」が暴走 - 言いたい放題でんな、亀井さん。「風が吹けば桶屋が儲かる」式の論理を先進国の大臣が振り回していいんですかいの。情けなぁ。

亀井静香金融・郵政担当大臣が言いたい放題だ。

5日の講演会で次のように述べたという:

「日本で家族間の殺人事件が増えているのは、(大企業が)日本型経営を捨てて、人間を人間として扱わなくなったからだ」。「(大企業が)小泉改革に便乗して日本型経営を捨てたことが社会をおかしくした」。

そして、日本経団連の御手洗冨士夫会長に対し、「そのことに責任を感じなさい」、と言ったという(以上、注1記事より引用)。

さらに、「(この発言を)取り消す気は全然ない。市場原理、市場主義が始まって以来、身近なところで不満や利害の衝突が起き、殺人という形につながった面が多い。そういう社会風潮を作ったという意味で、大企業に責任があると言った」のだそうだ(注2記事より引用)。

深い考えがあって発言しているのか。それとも、単なる思いつきなのか(注3)。

ハトを守るカメ(注4)の論理を簡単に要約するとこうなる。

「大企業が日本型経営を捨てる」→
「市場原理主義が始まる」→
「家族内で利害衝突が起きる」→
「家族内殺人事件が増える」

だから、
「大企業は『日本型経営』を取り戻せ」→
「そしたら家族内殺人事件が減る」

ほんまでっか?

大企業は本当に「日本型経営」を捨てたのか? 「家族内殺人」は、リストラや派遣切り・下請切りで酷い目に遭った人達の間で起きているのか? 「日本型経営」はそんなにいいものだったのか? 「日本型経営」が維持されていた頃には「家庭内殺人」は少なかったのか?

そもそも「家族内殺人」は本当に増えているのか? 比率が増えているのか、絶対数が増えているのか?

いやそもそも、党首が選挙に落選するほど国民から支持されていない政党の人がなんで大臣やってるのか?

謎は深まるばかりじゃけの。

__________
(注)

  1. 毎日新聞2009年10月5日配信記事 http://mainichi.jp/life/today/news/20091006k0000m020085000c.html
  2. 産経新聞2009年10月6日配信記事 http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/politics/dompolicy/309573/
  3. 産経新聞2009年9月28日配信記事 http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/politics/politicsit/306627/
  4. 亀井さんは自分のことを「ハトを守るタカ」と言っているらしい。産経新聞2009年9月30日配信記事 http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/economy/policy/307321/ 。「ハト派の鳩山首相を支持するこわもてのタカ派」の意か?

|

2009年10月 5日 (月)

理・美容店洗髪設備設置義務化条例 - 公衆衛生維持のため? 理容業界維持のため?

今まで私は知らなかったのだが、理・美容店に洗髪設備を設置することを義務化する条例改正を行なう自治体が増えているという。

例えば、群馬県では先日(9月30日)義務化を決め、今年度中の条例改正と来年秋の施行を目指すという(注1)。その他に、既に洗髪設備設置を条例で義務化した自治体、義務化を検討中の自治体も既に10以上に上るという(注2、3)。

いずれの場合も、各地方の理・美容生活衛生同業組合が自治体に陳情し、それを受けて条例が改正される、というパターンのようだ。背景には、「10分1000円カット」のような洗髪を行なわないカット専門チェーン店が増えてきたことがある。

義務化の大義名分は、「公衆衛生の維持」。洗髪しないと、散髪したお客さんが街中で髪の毛を撒き散らして不潔、ということらしい。特に、飛び散った毛にシラミでもついていたら公衆衛生上問題あり、とも。

いつの時代の話じゃ? 仮にシラミが頭にいるお客の場合、散髪しようがしまいが街中を歩いている時点でもう一応「不衛生」じゃないっすか? 

しかも、洗髪設備設置が義務化されるのは新規出店の場合のみ。かつ、義務化されるのは洗髪設備の設置であって、洗髪ではない。中途半端じゃないか。

ちなみに、東京、神奈川などの自治体では、やはり義務化が検討されたものの、「洗髪しなくても衛生上問題なし」として義務化されていない。

「公衆衛生の維持」を大義名分にしているが、実際の目的は、安いカット専門店への規制強化により、既存の理容店を保護しようとすることにあるのは明らかだろう。実際、個人営業の「町の床屋さん」が絶滅寸前なくらい不況なのはよくわかる。

しかし、仮に洗髪設備が義務化されても、残念ながら既存の床屋さんを助けることにはならないだろう。

私も、散髪には近所の「10分1000円カット」のQBハウスを利用している。QBハウスができる前はしばらく、自分で髪を切っていた。休日に1時間前後、首の周りに布を巻かれて動きを制限されて苦しんだ上に数千円を支払うことになる旧来の散髪屋さんには、もう行く気がしない。

最近の男は、おしゃれに気を遣う人は「美容室」に行くようだ(私はオッサンなのでまだ「美容室」に行く勇気がない)。

近いうちに、男女の区別なく、手軽で安いカット専門店と、高くてもお洒落な美容室に二極化し、旧来の「床屋さん」はほぼ姿を消すのではないか。団塊の世代を最後に、「床屋さん」に通う男性客は激減すると思う。

これは、公衆衛生の問題でも、不況の問題でもない。消費者の嗜好が変化したということだ。そこんとこよろしく、床屋さん。
__________
(注)

  1. YOMIURI ONLINE 2009年9月30日記事 http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/gunma/news/20090929-OYT8T01391.htm
  2. 産経新聞 2009年3月9日記事 http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/natnews/topics/229666
  3. 毎日放送Webページ http://www.mbs.jp/voice/special/200904/27_19784.shtml

|

2009年10月 4日 (日)

十五夜 - 昨日、東京では「中秋の名月」がよく見えた。ただし、満月ではなかったようだ。

昨日(10月3日)の夜、東京では明るい月がよく見えた。

昨日は午前中、時折雨が強く降っていた。その雨も午後にはすっかり上がり、夕方に近づくにつれて晴れ間が広がった。そして、日が暮れる頃には明るい月が顔を覗かせた。

昨日は十五夜。旧暦の八月十五日。この日の月は「中秋の名月」と呼ばれる。北半球ではこの時期の月が一番きれいに見えるらしい。実際、昨日の月はきれいに見えた。

ただし、「満月」になるのは厳密には今日(10月4日)の午後3時10分のようだ。

ちなみに、同時刻の月齢は15.5。「満月」の月齢が15ぴったりとは限らない(大体15の近くだが)。「満月」になるのは、地球から見て月と太陽が180度反対側に見える時だ。「月齢」は、「新月」(月が太陽と同じ方向にあって全然見えない時)からの日数を示しているのだ。月齢が15.0になったのは今日(10月4日)の午前3時だった。

来年(2010年)の十五夜(旧暦八月十五日)は、9月22日(水)。満月になるのは、翌9月23日(木)秋分の日の午後6時17分。月齢は14.9。

こういった豆知識は全部、国立天文台のホメパゲ(注1、2)で調べたのじゃ。
__________
(注)

  1. 国立天文台のWebページ『暦要項』 http://www.nao.ac.jp/koyomi/yoko/ 。同ページ中の『朔弦望』で、厳密な満月の日時を調べることができる。
  2. 国立天文台のWebページ『こよみの計算』 http://www.nao.ac.jp/koyomi/koyomix/koyomix.html 。任意の時刻の月齢を計算できる。このページは結構遊べるぞ。国立天文台、グッジョブ!

|

2009年10月 2日 (金)

朝青龍のガッツポーズにまた横審がイチャモンでっせ。大相撲が「神事」ちゅうなら、もういっそのこと今後、新しい力士は神社の神主から採用し、相撲も神社の境内でやんなはれや。

このあいだの日曜、朝青龍が大相撲の何とか場所で優勝した(相撲ファンでないので場所名がわからん)。

ニュースで優勝決定戦の様子を見たが、相撲ファンでない私が見た限り、とても気合いの入った素晴らしい試合だった。帰り際に朝青龍が「ガッツポーズ」をしたが、伝統芸能としての大相撲の枠内で考えても、特に違和感は感じなかった。それくらい充実した優勝決定戦だった。

ように思えた、相撲ファンでない私には。

ところが、横審の一部の文化人・有識者がまた、せっかくのいい試合に水を差し始めた。今年の1月とまるっきり同じ構図だ。私の意見はその時に書いたものと同じだ(注)。

今回はそれに加えて、脚本家のウチダテマッキーが大暴走し始めた。「狼少年だ」「優勝はマグレだ」、と言いたい放題。横審という「権力機関」の一員が、こんな品格のない発言を垂れ流していいのか? いや、いいわけあるまい。ほとんど「パワハラ」でっせ。

「神事」「敗者へのいたわり」ということと、あの「ガッツポーズ」がどう矛盾するのか、わしゃわからん。要は、「形式主義」「いじめ」「小姑根性」「排外主義」。こういったものが「守るべき伝統文化」だと横審は暗に主張しとる、ちゅうこっちゃね。

__________
(注) 2009年1月31日記事、『横審・相撲協会が教える日本の「伝統文化」』 http://higashiooi-machio.cocolog-nifty.com/blog/2009/01/post-e695.html

|

2009年9月29日 (火)

独立行政法人役員は「公募」 - どうせなら、「天下り公募」も禁止!にしてはどうだす?

官僚の「天下り」をなくすため、独立行政法人の役員は原則「公募」にするそうだ(注1)。

一歩前進とは思うが、どうせなら、関係省庁OBによる「天下り公募」も禁止してはどうか。

例えば、理系研究者の世界の場合、国公立・独法の教育・研究機関では、もう何年も前から教員・研究員の採用は「公募」によるものとなっている。しかしそれは、「公募」の体裁を取っているだけで、実際にはほとんどが「コネ」による採用を正当化するためのものとなっている。それについては以前にも書いた(注2)。

独立行政法人の役員ポストに応募する人なんて、関係省庁の官僚か元官僚ばかりになるのではないか。その上、応募者の適性を定量的に評価する尺度がない以上、採用側に都合のいい人物が主観的に選択されても文句をつけることは難しい。

研究者の場合のように「コネを正当化するための公募」にならないようにするには、思い切って関係省庁OBの応募を禁止してみてはどうか。あるいはさらに踏み込んで、公務員の応募を一切禁止するのもいいかもしれない。そうすれば、「公募による天下りの正当化」はほぼ完全に防げるのではないか。

もっとも、その前にまず、無駄な独立行政法人を廃止する方が先かもしれないけどにゃ。
__________
(注)

  1. 産経新聞2009年9月29日配信 http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/politics/dompolicy/306864/
  2. ポスドク (5) ポスドクの憂鬱 http://higashiooi-machio.cocolog-nifty.com/blog/2009/01/post-e75f.html

|

2009年9月25日 (金)

2番セカンド、土井、背番号6

V9時代の巨人の二塁手だった土井正三さんが亡くなった。67歳。

私が物心ついて野球少年になったのは、小学校3年の頃。巨人がちょうどV9を達成しようとしていた頃だった。

私の記憶に残る当時の打順は、
1番センター、柴田、背番号7、
2番セカンド、土井、背番号6、
3番ファースト、王、背番号1、
4番サード、長嶋、背番号3、
5番ライト、末次、背番号38、
6番レフト、高田、背番号8、
7番ショート、黒江、背番号5、
8番キャッチャー、森、背番号27、
9番ピッチャー、堀内、背番号18、
(か、9番ピッチャー、高橋一三、背番号21)、
監督は川上さん。ヘッドコーチは牧野さん。

みんな渋い人達だった。小柄な土井さんのバント、そして守備は名人芸だった。

巨人・阪神の黄金時代。阪神には、田淵、江夏らがいた。スポーツ好きの当時の少年はほとんど、野球に熱中していたのだった。

土井さん、有難う!

|

2009年9月21日 (月)

LIFE < PHONE

iidaのCMでは、最後に決まって
LIFE > PHONE
というメッセージが表示される。

しかし、街中で常々感じるのは、
LIFE < PHONE
になってる人の方が多いんではないかい?ということだ。

朝の通勤ラッシュのホームや通り。前を行く人がいやにのんびりトボトボ歩いている。邪魔だ。ウザい。ダサい。

追い抜いてみると、やはり、その人は携帯電話を見つめながら歩いているのだった。メールでも見ているのだろう。

携帯で通話しながら歩いている人も同様だ。歩くのが遅くなる。

人間の脳は、コンピュータのCPUと同じ。基本的に一度に一つのことしか処理できない。複数のことを並列に処理しているようにも見えるが、それは、コンピュータで言うTSS(タイム・シェアリング・システム)と同じで、複数の仕事を細切れにして交互に実行しているだけなのだ。だから携帯をしながら歩くと、歩くのが遅くなるわけだ。

と、そう思わずにはいられない。

「LIFE > PHONE」
というメッセージの意味は、きっとこうだ。「マシンとしての高機能化よりも、生活に役立つような便利で楽しい携帯電話機となることを目指す」。

しかし、そうなればなるほど、
「LIFE < PHONE」
で携帯に取り憑かれた人々が増殖するのと違いますかいのぉ。

|

2009年9月20日 (日)

iidaのPLY - 中田ヤスタカの曲の方が、TOWA TEIの曲より、わしゃ好きだ。Perfumeファンじゃけ。

iidaのG9(今年5月発売)に機種変更したことを以前に書いた(注1~5)。

そのiida(innovation, imagination, design, art;注5)ブランドから、9月17日に、『PLY』という新機種が発売された(注6)。

うーん、同じスライド式だが、こっちの方がG9より使いやすいかもしれんぞ、クソ。

というのも、PLYではキーが全部下の方の板に配置されているのだ。

G9は、決定・移動キーなどが上の板、テンキーが下の板というように分かれていて、両側のキーの間で移動する時に板の間の段差に指がつまずくことがあるのだ。メール早打ちが難しくなる一因ともなっている(注4)。慣れの問題ではあろうが。。。

「PLY」は「積層」を意味しているとのこと。外観をそのまま英語にして機種名にしたわけですな。

PLYのCMを一昨日あたりからテレビで見かけるようになった。CMの作りはG9の時と同じ。携帯が一杯出てきて北朝鮮のマスゲームのような動きをするパターン。商品説明はナシで、最後に
「LIFE > PHONE」
と表示される。

CMのBGMには、中田ヤスタカさん(capsule)の曲が流れている。G9の時のTOWA TEIさんのより、今度の中田ヤスタカさんの方がわしゃ好きだ(Perfumeファンじゃけ)。TEI TOWAさんのあのBGMは、どことなくApple(のCM)と似た感じの「押し付けがましい」響きに私には聞こえてしまった。あくまで主観的感想じゃけど。

__________
(注)

  1. 2009年5月4日 http://higashiooi-machio.cocolog-nifty.com/blog/2009/05/iida-fcca.html
  2. 2009年5月5日 http://higashiooi-machio.cocolog-nifty.com/blog/2009/05/iidag9-28b9.html
  3. 2009年5月8日 http://higashiooi-machio.cocolog-nifty.com/blog/2009/05/iidag9-0615.html
  4. 2009年5月31日 http://higashiooi-machio.cocolog-nifty.com/blog/2009/05/iidag9-448e.html
  5. 2009年8月1日 http://higashiooi-machio.cocolog-nifty.com/blog/2009/08/iidag9-fd51.html
  6. iida PLY のWebページ http://iida.jp/products/ply/
   

|

2009年9月18日 (金)

NHK『マンガノゲンバ』 - 本当なら、これはヒドイ。「過剰演出」どころじゃなく、こりゃ典型的な「捏造」でっしゃろ。

NHK-BSのテレビ番組『マンガノゲンバ』の取材を受けた漫画家の唐沢なをきさんが、途中で取材を断ったそうだ(注1)。理由は、「ほんっっっと~~~~に不愉快だったから」。

何があったのじゃ?

唐沢なをきさんの奥方・よしこさんの書いたブログ記事によると(注2、3)、番組のディレクターが相当えげつない「ヤラセ」を要求したらしい。唐沢さんの現実を、ディレクターが頭の中で勝手に考えたストーリーに合わせて歪曲(デッチ上げ)しようとした、ということだ(興味のある人は、注2,3のWebページを参照されたし)。

それが本当なら、これはヒドイ。曲がりなりにもノンフィクションを装った番組でそれをやったら、これはもう演出ではなく、「捏造」だ。

何年か前、科学研究者の「論文捏造」が集中して大きく取り上げられたことがあった。関西テレビの(擬似)科学系番組『発掘!あるある大事典』が、捏造したデータで番組を作っていたことも問題になった。NHKは、研究者による「捏造」を検証する特集番組も放送していた。

そのNHKが、ドキュメンタリーを捏造していた、ということだろうか。『プロジェクトX』や『プロフェッショナル 仕事の流儀』は大丈夫なんっすか?!

私は、あまりNHKの番組を見ないのにカード引落しで受信料を払い続け、さらにNHK+IDにも登録した上、「おたく受信料払ってないよ、ちゃんと払ってよ」と受信料の集金人に罪人扱いされても苦情一つ言わない。

それでも言わせてもらおう。NHKは、自らのドキュメンタリー捏造を検証する番組を、捏造せずに制作して放送してはどうじゃ。そしたらわしゃ見るぞ。
__________
(注)

  1. 産経新聞2009年9月14日配信、Yahooニュース記事 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090914-00000516-san-ent
  2. からまんブログ 2009年9月13日記事「『マンガノゲンバ』の件」 http://blog.nawosan.com/archives/51566263.html
  3. 東京産業新聞社『ガジェット通信』2009年9月13日記事 http://getnews.jp/archives/29018

|

2009年9月15日 (火)

オンリーワン vs ナンバーワン - って、この2つは対立概念ですかいのぉ。オンリーワンを目指して、結果的にナンバーワンになる。それが理系の道ぞ。

大リーグのイチロー選手が、9年連続200安打を達成した。これは本当に偉業だ。

これに関し、朝日新聞の記事(注1)には、次のようなイチローの過去の発言が引用されていた。

「ぼくはナンバーワンになりたい人。この世界で生きているからには、オンリーワンでいいなんて甘いこと言うやつが大嫌い。」(同記事より引用)

そのココロは、「向上心を持って努力することが大切だ。『競争で勝つことより個性が大事』とか理屈をつけて言い訳しながら怠けるのはよくない」、ということだろう。まったくその通り。

ところで、ナンバーワンとオンリーワンは対立する概念だろうか。あるいは、両立しないことだろうか。

もちろんそんなことはない。

この2つが対立するかのように並置して用いられるようになったのは、槇原敬之氏作詞・作曲でSMAPが唄った『世界で一つだけの花』が大流行してからだろう。

槇原さん自身は、競争を否定して個性の尊重が大事、と言っているわけではない。

歌詞はこう言っている。「我々はもともと、一人一人違った個性を持っている。それぞれの個性に合った分野で一生懸命に頑張ればいい」。「個性」と言うのは要するに、「得意なこと」、と考えればよいだろう。

また槇原さんは、テレビの音楽番組で、「運動会の徒競走で順位をつけないなどして競争の要素を排除すること」は「おかしい」「ばかばかしいよね」、と語ったという(注2)。

小学校の運動会の徒競走で、「みんな一斉にゴールすることにして順位をつけない」、という類の指導が実際に行なわれていたらしい。これなどは、みんなをナンバーワンにすることによって誰もオンリーワンでなくなる、という効果しか持たないだろう。要するに、敗北主義的悪平等化だ。

理系の道における何よりのナンバーワンとは、まだ誰も取り組んだことのないような問題を見つけて、それに取り組むことだ(もちろん、有意義な問題でないといけないが)。

つまり、オンリーワンこそナンバーワン、ということですけぇ。
__________
(注)

  1. asahi.com 2009年9月14日記事 http://www.asahi.com/sports/update/0914/TKY200909140172.html
    同様の発言が、昨年のスポニチの記事にも引用されている。
    Sponichi Annex 2008年9月29日記事 http://www.sponichi.co.jp/baseball/flash/KFullFlash20080929051.html
  2. Wikipedia 「世界に一つだけの花」の項目より引用 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%96%E7%95%8C%E3%81%AB%E4%B8%80%E3%81%A4%E3%81%A0%E3%81%91%E3%81%AE%E8%8A%B1

|

2009年9月14日 (月)

ダーウィンの映画、米国で配給拒否 - 米国には、「神は男(アダム)を土から作り、女(イブ)を男の肋骨から創った」、と信じている人が本当にそんなにたくさんいるんですかいのぉ。

今年は、チャールズ・ダーウィン生誕200周年、『種の起源』出版150周年だ。それを記念して、ダーウィンの映画(『クリエーション』)が英国で製作された。

ところが、時事通信の2009年9月13日付記事(注1)によると、米国の配給会社は、その映画の米国での配給を拒否していると言う。理由は、米国民の多くが、キリスト教の聖書(旧約聖書)に記述された「創造説(神による人間の創造)」を信じており、進化論への批判が根強いから、とのこと。

同記事によると、ある調査の結果では、米国で進化論を信じている人は39%程度らしい。「ある調査」とは、ギャラップ社の調査のことだ(注2)。調査結果をもう少し詳しく見てみると、さすがに大学院卒の人では70%以上が進化論を信じている(注3)。

この数字を低いと見るべきかどうか。こういう調査を仮に日本で行なえば、もっと多くの人が進化論を受け容れているという結果が出るだろう。

しかし、どういう「進化論」を人々が受け容れているかが問題だ。

進化論を初めて唱えたのはダーウィンではない。例えば、近代科学史上に限っても、ラマルクがダーウィンより前に「獲得形質の遺伝」による進化論を唱えている。生物種の「進化」については、既にダーウィン以前に学説として普及していたのだ。

ダーウィンが偉いのは、合理的な進化のメカニズム(自然淘汰による生物種の進化)を提唱したことにある。そのメカニズムを現代的に要約してみると、次のようになるだろう:

  1. 生物種の各形質(例えば鳥のくちばしの形・長さとか)には、個体間で変動がある(遺伝的多様性の存在)。
  2. 生物集団中には一般に、生存可能な数を超えた過剰な数の個体が存在する。
  3. そのため、生存のための限られた環境資源をめぐって、同種個体間で生存競争(struggle for survival)が起こる。
  4. より環境に適した形質を持った個体の方が、より多くの子孫を残す結果となる(適者生存、自然淘汰)。
  5. その結果、より環境に適した形質が生物種の中に広まることになる(進化)。
  6. ある生物種の2つ(以上)の地域集団が、何らかの理由で地理的に隔離されるなどして交流を断たれるとする(生殖隔離)。
  7. それらの集団は、それぞれ独自の進化の道筋を辿ることになる(種の分化)。

「進化論」は受け容れたとして、ダーウィンの唱えた進化メカニズムを知っている人はどの程度いるだろうか。

ひょっとして、「獲得形質の遺伝」みたいなメカニズムの進化をイメージしている人が結構多いのと違いますかいのぉ。
__________
(注)

  1. 時事通信2009年9月13日配信、Yahooニュース記事 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090913-00000041-jij-int
  2. AFPBB News、2009年2月14日記事 http://www.afpbb.com/article/environment-science-technology/2571436/3785758
  3. Gallup社Webページ http://www.gallup.com/poll/114544/Darwin-Birthday-Believe-Evolution.aspx

|

2009年9月12日 (土)

さらば我がジェベル200。お達者で。「エコバイク減税」がもし始まったらまた乗るか。 

道路を走っているほとんどの自家用車には、一人しか乗っていない。しかも、大した荷物を積んでいるようにも見えない。

何たる無駄。

その不条理さに気付いた私は、数年前にマイカーを売り飛ばし、オートバイに乗り換えた。80年代、オートバイ全盛の頃に学生時代を過ごした私は、中型二輪免許を持っているのだ(今は普通二輪免許と言う)。

25年前、免許をとって最初に乗っていたのは、YAMAHAのRZ250。面白いオートバイだった。ただし、ツーストなので、ややうるさくて、少々燃費が悪い。少なくともオッサンには向かない。

というわけで数年前にマイカーから乗り換えたのは、スズキのジェベル200。これは、移動手段として最高のオートバイだった。

何しろ、東京、川崎、横浜あたりの混んだ街中を走っていても、燃費は安定して30~35km/ℓを維持できた。排気量200ccだから、高速道路にも立派に乗れる(二人乗りでも乗れるぞ)。

四輪車の場合、いくら「エコカー」などと威張っても、混んだ街中を走れば燃費は10~15km/ℓが関の山だろう。一人か二人で移動するなら、ジェベル200の方が安くて「エコ」だ。

燃費に関してだけ言えば、ホンダのスーパーカブには負ける(こいつは街中で50km/ℓくらいだ)。しかし、カブは高速に乗れない。

しかも、ジェベル200は一応オフロードバイクだ。ちょっとした曲芸を楽しむこともできる。もしも瓦礫の山のような悪路を走る羽目になっても対応できただろう。さらに嬉しいことに、バッテリーが上がってもキックで始動できるようになっている。

走行音も静かだ。バイクを知らない人はよく誤解するが、最近のオートバイ(原付を除く)は、買ったままの状態(ノーマルマフラー)ならとても静かだ。普通に走っていれば、シュルシュルシュル…、とか、シャカシャカシャカ…、という感じの排気音・エンジン音がするだけで、原付よりも静かなくらいだ。うるさいバイクは、アホの人達がわざわざマフラーを改造して騒音を出すようにしているのだ。

ジェベル200は新車で買って20万円。ものすごくリーズナブルなバイクだった。なんでこんないいバイクをスズキは絶版にしてしまったのだろう。

そんな素晴らしいバイクだったのだが、東京都内に引越してきてからは乗る機会が激減してしまった。都会生活は、徒歩と電車・バスで十分なのだ。自転車も不要だ。

しかも近年、都内でバイクを道端に停めると異様に厳しく取り締まられるようになった。私の住むアパートには駐輪場がないので、徒歩10分程のところにある区営の駐輪場を借りた。アパートの近くの駐輪場には、申し込んで3年程も経ってやっと借りられるという有様だった。

そんなわけで、最近はほとんど乗らなくなっていた。保険ももうすぐ切れる。

そこで一昨日の深夜、思い切って売る決心をした。そして昨日の深夜、我がジェベル200は、中古バイク買取業者の人に連れられて、去っていったのであった。

達者に暮らしてくれ。いいバイクだった。

|

2009年9月 9日 (水)

「温室効果ガス排出量25%減(1990年比)」 - ハトヤマさんが何を考えているかはともかく、これは日本の国益には適っている、かもしれない。

間もなく総理大臣になる民主党代表の鳩山さんが、「2020年の温室効果ガス排出量を1990年比25%減(2005年比30%減)とする中期目標を明言した」とのこと(注1)。

この「野心的」な目標に、産業界やネット右翼が大ブーイングの様子だ(注2)。

CO2などの「温室効果ガス」が本当に「地球温暖化」の原因なのか? そもそも、地球は温暖化しているのか?

今のところ、これらの問いに科学は決定的な解答を出していない。

したがって、「地球温暖化問題」は、「環境問題」ではなく、「政治問題」だ。そして、この政治問題は、どちらかと言うと日本に有利に作用する可能性が高い。

CO2排出削減のためには、化石燃料(石油・石炭)以外のエネルギー利用の比率を高めざるを得ない。

要するに、原子力発電、太陽光発電、地熱発電、バイオ燃料、の比重が高まる。

そして、これらすべての分野で、日本は世界をリードしている。例えば、原子力発電。現在、原子力発電所を造れるのは世界に4社しかなく、そのうち3社は、日本の東芝、三菱重工業、日立製作所、だそうだ(注3)。

加えて、省エネ技術で日本がトップなのは言うまでもない。

つまり、「環境」「エコ」を大義名分にして「省エネ」「代替エネルギー」「CO2削減」を世界に迫るのは、日本が「エネルギー大国」になるチャンスなのだ。

と、大前さんが言っているぞ(注3)。

ハトヤマさんが何を考えているのかはわからないが、「温室効果ガス排出量25%減(1990年比)」というハイレベルな目標を世界に迫ること自体は、ネトウヨのブーイングに反して意外にも大日本帝国の国益に適っているのかもしれない。
__________
(注)

  1. Yahooニュース、
    毎日新聞配信2009年9月7日記事 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090907-00000112-mai-bus_all
    時事通信配信2009年9月7日記事 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090907-00000154-jij-pol
  2. Yahooニュース、
    時事通信配信2009年9月7日記事(の読者コメント) http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090907-00000153-jij-int
    産経新聞配信2009年9月8日記事 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090908-00000509-san-soci
  3. 大前研一著『最強国家ニッポンの設計図』(小学館、2009)、pp.96-105。

|

2009年9月 8日 (火)

「年越し派遣村」 - 「年越しホームステイ」は無理だったんですかいのぉ。

昨日、大前研一さんの『最強国家ニッポンの設計図』(小学館、2009)のことを書いた(注)。

その中の一節、「新聞、テレビの『年越し派遣村』報道が日本の雇用をますます危うくする」(同書pp.163-171)で、大前さんはこう述べている。

「派遣村を運営していたNPOや労働組合の人たちは、住むところのない失業者が気の毒だと言うなら、行政を相手に”労働運動”を起こすのではなく、いっそ手分けして自宅に泊めてあげればよかったのではないか。本来、ボランティアとはそういうものだろう。」(同書p.163より引用)

この指摘は、市民運動のイタいところを突いていると思う。

仕事のない年末年始。冬の厳しい寒さの中の年越しを心配するなら、日比谷公園でテントを張るとか、厚労省にゴネて体育館で寝泊りさせるより、1600人いたというボランティアが手分けして、住むところのない500人の失業者を自宅に泊めてあげた方がよかったのではないか。

と言われれば、反論することは難しい。

「可哀相だから何とかしてあげたいけど、自分達の生活を乱されるのはイヤだ」、というのが本音だろうか。

「いやあれは、話題の『派遣切り』を政治的に利用しただけ」、と開き直られる方が気分的には割り切れる。

何十年も前から、東京の山谷、大阪の釜ヶ崎などでは、「日雇労働者」の年末年始の「越冬闘争」がボランティアの支援で取り組まれていた。

これらの越冬闘争は、報道されて話題になることもない。今年も行なわれていたのに、なぜ話題にすらならなかったのだろう。
__________
(注) 『「政治を科学する」 - どないして?」 http://higashiooi-machio.cocolog-nifty.com/blog/2009/09/post-09f0.html

|

2009年9月 7日 (月)

「政治を科学する」 - どないして?

間もなく誕生する予定の「鳩山首相」は、初の「理系」出身の首相ということで、ちょっとした話題になっているようだ。御本人も「政治を科学する」と仰っている様子。

確かに鳩山さんは、東大工学部を出てスタンフォード大学大学院でPh.D.(博士)をとり、東工大助手、専修大学助教授、という理系研究者活動を30代半ばまでやっておられたようだ。

専門は、OR(オペレーションズ・リサーチ)などの経営工学。いわゆる「自然科学」というより、応用数学の分野だ。

もっとも、そんな昔の活動歴は、今の政治活動には直接関係しないだろう。何でもいいから、よろしくたのんまっせ。

ところで、「理系」出身で「政治を科学する」と言えば、かの大前研一さんが思い浮かぶ。大前さんも、マサチューセッツ工科大学(MIT)大学院の原子力工学科でPh.D.をとり、しばらく日立製作所で技師として働いていたのだ。

大前さんの著書はどれも面白い。バリバリに理詰めで、日本と日本人が進むべき道が説き示される。まるでアジテーション演説のように、読むと元気が出る気分になる。

にもかかわらず1995年の東京都知事選で青島幸男氏に敗れたのは何故だったのだろう。

それはともかく、大前さんの最近の著書『最強国家ニッポンの設計図』。自民、民主はじめ、各政党のマニフェストよりは読んでためになる、かもしれない。

最強国家ニッポンの設計図 Book 最強国家ニッポンの設計図

著者:大前 研一
販売元:小学館
Amazon.co.jpで詳細を確認する

|

2009年8月31日 (月)

国政担当業者交代 - 1:2:1の仮説

昨日(2009年8月30日)の衆院総選挙の結果、自民党が119議席、民主党が308議席を獲得した(議席総数は480)。ほぼ、自民:民主=1:3、という比率になる。

これは面白い数字だ。

改選前議席数は自民300、民主115。ほぼ、自民:民主=3:1、という比率だった。要するに、自民と民主の議席数がちょうど入れ替わった格好だ。

この結果から、大雑把に次のような仮説が成り立つだろう。

まず、投票者の20%程度は、自民にも民主にも投票しない。その20%を除く80%のうち、20%は何があっても自民に投票、別の20%は何があっても民主に投票、残り40%は状況次第で自民か民主に投票する。

つまり、自民固定票:浮動票:民主固定票=1:2:1、だ。

前回は浮動票の2が一斉に自民になびいた。今回は逆に一斉に民主になびいた。

この仮説を検証するには、次回の衆院選挙の結果を俟たねばならない。

自民、民主は、今や国政を担当する2大業者だ。有権者の過半数、特に高齢者層は今でも自民党支持と思われるが、そんな人達でも特に不安なく民主党に投票できるはずだ。

何しろ民主党議員の半分程度は、元自民党員だ。また、「みんなの党」のように、その名前からして自民とも民主とも日和見的に連立を組めるように考慮されたグループも存在するくらいだ。民主党が政権をとったからと言って、革命が起こってプロレタリア独裁制に移行するわけでも何でもない。

というわけで今回、浮動票の2が雪崩をうって移動したのだろう。

|

2009年8月30日 (日)

蔵王権現 - 駅前商店街のどんたく祭りで、天狗と山伏が太鼓を叩いて踊っていた。

今日は8月最後の日曜日。昨日と今日、駅前の商店街で毎年恒例の「どんたく」祭りをやっていた。「どんたく」とは、古いオランダ語で「日曜日」の意味らしい。

昨日は、夜、近所の居酒屋に行く途中で、ちらっと覗いてみた。おじさんおばさん達が輪になって盆踊りを踊っていた。

昨日はさらに、そばの交差点で自民党と民主党が「最後のお願い」合戦を繰り広げていた。「最後のお願い」と、「どんたく祭り」がほぼ一体化し、大変なお祭り騒ぎだった。

今日は、昼過ぎに近所の小学校で総選挙の投票を済ませた後、駅前に出た。台風が接近しているそうで、細かな雨が時折降り始めていた。

どんたく祭りは、今日も賑わっていた。駅前に着いた頃にはちょうど、天狗と山伏が踊っていた。

天狗は、太鼓を叩いていた。山伏は法螺貝を吹いていた。太鼓には、「権現太鼓」と大きく書かれていた。

天狗、山伏、権現。どういう関係?

すぐ近くに、小さな「蔵王権現神社」がある。修験道の本尊である「蔵王権現」を祀るものだ。蔵王権現とは、釈迦、観音、弥勒が合体したものという。

修験道は、役小角(えんのおづの)という7世紀の行者が開祖とされる。「山伏」とは修験道の行者のことだ。山伏は、修行の末に山の神「天狗」と同化し、超能力を獲得するのだった。

日本に入った仏教は、入った時点で既にオリジナルのブッダの教えから変遷した「大乗仏教」であったが、その後さらに日本特有の変遷を重ね、多数の宗派を生み出した。その中で「修験道」は、大乗仏教に、日本独特の山岳信仰と神道を融合させたものだ。

権現太鼓と法螺貝のパフォーマンスは、劇的な盛り上がりの中、フィナーレを迎えた。

最後に、天狗と山伏が横一列に並び、観客に一礼した。

そして天狗はお面をはずした。現れたのは普通のおっさん達だった。ちょっと残念な気持ちになりましたけぇのぉ。

|

2009年8月27日 (木)

緊急地震速報誤報 - ソフトウェア改修ミス。「大」を「小」にするバグでなくてよかった。壮大なデバッグでしたな。ガンバレ明星電気。

一昨日、火曜(2009年8月25日)の朝6時半過ぎ頃。

突然、携帯電話が鳴った(電話はいつでも突然鳴るものだが)。というより、突然震えた(私は常時マナーモードにしている)。

緊急地震速報だった。

私は携帯を目覚ましにも使っているので、例によって、一瞬目を覚まし、その後また寝た。厳密に言うと、10秒ほどして何も起こらなかったので、安心して二度寝した。

後で携帯のメールを見てみると、2009/08/25 06:37:41着「千葉東方沖で地震発生 強い揺れに備えてください。(気象庁)」、という内容だった。マナーモードにしていなければ、立派な警報音が鳴ったようだ。

結局「誤報」だった。問題は、なぜ「誤報」が起きたかだ。

原因は、システムを受託している業者による「プログラム改修ミス」だったそうだ。観測した振幅が実際には25マイクロメートルだったのに、525マイクロメートルと伝えたらしい(注1)。

なぜそうなったかというと、「地震波の振幅の小数点以下が切り捨てになっているのを、四捨五入の方がいいと判断して改修。この際に単位を誤り、過大な振幅データが送られるようになった」、とのこと(注2の記事より引用)。しかも、委託された範囲外の改修によるものとのことで、バツが悪い(注3)。

それ以上詳しいことはわからないが、とにかく、原因はプログラムのバグ、それも「論理バグ」だったということになる。プログラム自体は正常に動くが、結果がどう見てもトンチンカン、というやつだ。文法上のバグと違い、デバッガーでは検出できない。今回のように、実際にプログラムを動かし、変な結果が出てはじめて気付くことが多い。

それにしても、リアルワールドを使ってデバッグするとは、何ともスケールが大きい。妙な感動を覚えた。

ところで、報道では受託業者が「明星電気(群馬県伊勢崎市)」というように紹介されている。おそらくそこから受ける印象は、失礼ながら、「地方の中小ソフトハウス」みたいな感じではないだろうか。

しかしこの明星(めいせい)電気さん。気象庁の「アメダス」を開発したり、月周回衛星「かぐや」のハイビジョンカメラ等の観測機器を開発したり、と大活躍している老舗だ(注4)。「水中から宇宙まで」をキャッチフレーズにした「総合環境観測システムメーカー」なのだ。

今回は幸い大きな被害は起きなかったが、デバッグはやはり実世界で行なわない方がよさそうですぞ。
__________
(注)

  1. Yahooニュース 時事通信2009年8月25日配信記事 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090825-00000032-jij-soci
  2. Yahooニュース 時事通信2009年8月25日配信記事 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090825-00000137-jij-soci
  3. Yahooニュース 産経新聞2009年8月26日配信記事 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090826-00000045-san-soci
  4. 明星電気ホームページ http://www.meisei.co.jp/

|

2009年8月18日 (火)

円周率計算2兆 5769億8037万桁でギネス申請 - その意義を理解するのは意外に複雑ですぞ。スパコンの性能向上よりも、円周率の計算自体が重要なんだっちゃ。「善意の誤解」も誤解ですけぇのぉ。

報道によると、「筑波大計算科学研究センターは17日、同センターのスーパーコンピューター『T2K筑波システム』を使い、3.14で始まる円周率を2兆5769億8037万けたまで計算したと発表した」(時事通信2009年8月17日付記事より引用;注1)。

円周率を2兆5769億8037万桁まで計算したのは世界記録だ。別の記事によると、同センターは「ギネスブックへ登録を申請した」とのこと(注2)。

Yahooニュースに配信された時事通信の上記記事には、多数のコメントが書き込まれていた(注1の記事のコメント欄)。それらのコメントを書き込んだ人達の反応が興味深かった。

反応は大きく2つに分かれていた。それは典型的には次のようなものだった。

反応1: 「無駄な計算しやがって、税金の無駄遣いだ!」、というもの。

反応2: 「いや、これはスーパーコンピュータの計算速度と信頼性を向上させるための研究の中で行なわれたテスト計算であり、有意義なものだ。円周率の計算自体に意味があるのではない」、というもの。

反応1は、他人がギネス記録を達成したことに対する反発と嫉妬に過ぎないだろう。しかし、自分に理解のできない公的研究はすべて「税金の無駄遣いだ」なんて言っていたら、日本の科学技術の水準を自分と同じ低レベルに落とせと要求するようなものだ。そりゃ亡国的意見ですけぇのぉ。

ところで、反応2の方はどうだろう。これは、「スーパーコンピュータで何をするか」だけでなく、「スーパーコンピュータ自体を向上させる」研究にも意義があるのだということを、反応1の人達に親切に説明しようとしているのだ。

反応2の典型的なコメントはこうだ。「わかってると思うけど、円周率を求めること自体が目的じゃないから」(注1参照)。

。。。。。。

違いまんにゃわ。

円周率を求めること自体が重要な目的なのです。スパコンの性能検証の方がむしろ副産物なのです。

円周率を何桁まで求めるか、ということは数学における長年の挑戦課題の一つなのだ(注3)。で今回、筑波大学の「高性能数値計算アルゴリズム」の専門家がその新記録に挑んだわけだ(注4)。重要なのはハード(スパコン)というよりソフト(アルゴリズム)だ。

もちろん高性能のハードがあったからこその記録ではある(注5)。しかしそれだけなら、高いスパコンを買う金さえあれば誰でも記録を達成できる。ソフト(アルゴリズム)が優れていたからこそ今回の記録は達成できたのだ。

時事通信の記事(注1)は簡単なものなので、そこまで察することは難しいだろう。しかし、産経新聞の記事(注2)はやや詳しい。例えば、同記事にはこうある:

「円周率は無理数として知られ、これまで正確な値を求める試みが続けられている。」(中略)「同大では「今回の計算で一度も障害が発生しなかったことから『T2K筑波システム』の高い信頼性を検証することできた」としている。」(注2の記事より抜粋・引用; 太字・下線は筆者)

円周率の計算自体が確立された課題であること、今回の目的が円周率の計算そのものであること、スパコンの信頼性の検証の方が副産物であること、が読み取れるだろう。

「円周率の計算」の意義を素人に説明するのは困難なので、「結果的にスパコンの信頼性評価に役立つ」ことを意義として前面に出しているかもしれないが。

「善意の誤解」は有難いものだ。しかし誤解である以上、いずれ不都合が起きる。

反応2の人達は、反応1の人達に、「円周率の計算」自体の意義を真正面から説明してあげた方がいいぞ。わしゃ、ようせんけど。
__________
(注)

  1. 時事通信配信の2009年8月17日Yahooニュース http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090817-00000091-jij-soci
  2. 産経新聞2009年8月17日記事 http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/it/internet/290843/
  3. 例えば、「円周率の歴史」で検索してWikipediaとか何とかを調べてみられよ。
  4. 筑波大学のWebページ参照 http://www.hpcs.is.tsukuba.ac.jp/~daisuke/pi-j.html
  5. AMDのWebページ参照 http://www.amd.com/jp/press-releases/Pages/Press_Release_126117.aspx

|

2009年8月15日 (土)

『「大日本帝国」崩壊 - 東アジアの1945年』

1945年8月15日正午。昭和天皇による「玉音放送」がラジオから流れた。戦争の終結(連合国への日本の降伏)を「帝国臣民」に告げるものだった。

玉音放送は、現在の「日本」(内地)だけでなく、樺太・千島はもとより、「外地」と呼ばれた朝鮮、台湾、南洋群島、さらに満洲国でも流された。

日本の当時の国名は「大日本帝国」。大日本帝国の領土は、現在の「日本国」(内地)ばかりでなく、上記の「外地」を含むものだった。外地に住む人々も、日本人(「帝国臣民」)だったわけだ。

とすれば、「外地」で何が起きていたのかは、日本の歴史の一部として知らなければならない。

加藤聖文著『「大日本帝国」崩壊 -東アジアの1945年』(中公新書、2009年)は、大日本帝国崩壊前後の「内地」と「外地」の様子を知る上で役に立つ本だ。

同書の「はじめに」より抜粋して引用する:
__________
「当時の日本の正式な国名だった『大日本帝国』を一つのまとまりとして、どこまでイメージできるだろうか。事実、大日本帝国の版図を正確に答えられる人は、いまどれだけいるだろうか。」(同書ⅰページより)

「玉音放送に表われる『忠良ナル爾(なんじ)臣民』とは誰を指したのか。実はそこに表われる臣民とは、内地にいる『日本人』だけになっていた。『国体護持』をめぐる対立のなかで、『帝国臣民』は一度も顧慮されなかったのである。」(同書ⅱページより)

「帝国の崩壊は、同時に新しい国家、新しい国際秩序の誕生をもたらした。日本人にとって帝国の崩壊の結果、朝鮮半島や台湾や満洲で起きた新国家の誕生は決して無関係ではない。」「朝鮮、台湾、満洲では、日本の敗戦は単に日本人ばかりだけではなく、さまざまな民族に深い影響を与えていった。しかし、この感覚を多くの日本人は持ってはいない。」(同書ⅳ-ⅴページより)

「戦後の日本人は帝国の記憶の何を忘れ去ってしまったのか、いつから東アジアとの歴史のつながりを断ち切ってしまったのか。これらを自らの歴史として自覚することで、われわれにとって大日本帝国は決して過去の遺物ではないことが明らかになろう。」(同書ⅴページより)

(以上、同書「はじめに」より引用)
__________

戦後日本の平和・民主主義とは、「内地」限定の内向き思考に基づくものだったのではないか。

インターネットも普及し、「大東亜共栄圏」どころか世界が一つにつながろうとしている今になってすら、ちょっとした経済不況のせいなのか、自信を失い「外地」に怯えた臆病な亡国のネトウヨが「内地」限定思考丸出しのネット書き込みを垂れ流す始末だ。

敗北主義的な「内地」限定思考に陥る前に、かつて失敗した帝国主義的大東亜共栄圏構想について学び、全世界共栄圏構想でも考えた方がいいぞ。
__________

「大日本帝国」崩壊―東アジアの1945年 (中公新書) Book 「大日本帝国」崩壊―東アジアの1945年 (中公新書)

著者:加藤 聖文
販売元:中央公論新社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

|

2009年8月14日 (金)

裁判員が記者会見、テレビ中継の怪 - 何じゃそりゃ。大丈夫ですかいのぉ?

裁判員制度が始まり、既に2件の裁判員裁判が行なわれた。

ちょっと驚いたのは、判決後、裁判員の人達(正確には、裁判員だった人達)が記者会見を行なって、テレビ中継で全国に顔を晒していたことだ。

氏名や住所は当然伏せられていたものの、顔を公開すれば、職場、御近所、親戚、友人・知人など、顔を知っている人には一目瞭然で個人を特定することができる。

噂は確実に広がる。「マスゴミ」以上にゴミの人達がネットにうっかり個人を特定する情報を書き込みでもしたらどうする。裁判員(だった人)のプライバシーはどうなったのじゃ?!

判決後に記者会見を行なうことは、日本新聞協会の最高裁への要請によって、今年の2月には決まっていたらしい(注1)。

日本新聞協会によると、「裁判員経験者に対する取材・報道は、新たな制度による司法権の行使が適正になされているかを検証するうえでも必要不可欠」「守秘義務の立法趣旨と裁判員経験者の意向を踏まえ、国民の知る権利に資する報道機関としての使命を果たしていく」(注1の2009年2月26日付記事より引用)、ということらしい。

にゃるほど、そうですか。

しかし、新聞に匿名で裁判員(だった人)の感想が載るのはよしとして、テレビ中継で顔丸出しにするのは大丈夫なのか? いかに本人の了承があるとはいえ。。。

法務省のWebページには次のようにある。

「裁判員のプライバシーを守るためなどの理由から、誰であっても、裁判員の氏名、住所のように、裁判員の個人を特定する情報は公にしてはならないとされています。裁判員であった人についても、その本人が氏名などを公表することを承知している場合を除いて、同様に、氏名などは公にしてはいけないこととされています。ですから、ご本人が望まない限り、自分が裁判員であったことが知れ渡るようなことにはならないようになっているのです。」(注2; 法務省Webページより引用)

つまり、こういうことだ。

判決前の段階では、裁判員の個人を特定する情報は、本人も含めて誰も公開してはいけない。その理由は、プライバシー云々というよりは、裁判員への買収工作・脅迫などによって判決が影響されることを防ぐためだ。

しかし判決後は、本人の了承があれば、裁判員(だった人)の個人を特定する情報を公開してもいい。

テレビで顔出し記者会見が放映されたのは、裁判員裁判1件目、2件目というモノ珍しさのためだろうから、今後は目立たなくなるかもしれない。しかしとにかくこれで、判決後記者会見テレビ中継という前例はできたわけだ。

私としては、記者会見の顔出しテレビ中継は、「新たな制度による司法権の行使が適正になされているかを検証するうえで」必要ないと思う。「国民の知る権利」でもないと思う。その一方で、裁判員だった人が損害を受けてしまう例がいずれ出てくると思う。

記者会見は任意だ。私が裁判員に選ばれたとしたら、記者会見は辞退するだろう。

__________
(注)

  1. YOMIURI ONLINE 2009年2月26日記事『新聞協会、裁判員に取材協力呼びかけ…判決後に記者会見』 http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090226-OYT1T00983.htm
  2. 法務省のWebページ
    http://www.moj.go.jp/SAIBANIN/info/qa/q11.html
    http://www.moj.go.jp/SAIBANIN/

|

のりピー容疑者の曲をカラオケで唄う。また楽しからずや。

のりピー(酒井法子さん)が「容疑者」という称号をもらい、CDは店頭から回収・発売中止、曲のネット配信は停止、となった。

しかし、カラオケでは「のりピーの曲」は何の影響もなく唄うことができる。実際、昨夜私は、近所のカラオケで『おとぎの国のBirthday』を唄ってきた。

カラオケで「のりピーの曲」を唄うことには、倫理的にも論理的にも何の問題もない。

なぜなら、「のりピーの曲」は、本当はのりピーの曲ではないからだ。全然別の人が作詞、作曲している。例えば、『おとぎの国のBirthday』は、作詞・石坂まさを氏、作曲・和泉常寛氏だ。

カラオケではのりピーの歌声は流れない。だから、カラオケで「のりピーの曲」を唄うと、作詞者・作曲者(・音楽会社)には印税が入るが、のりピーには一銭も印税は入らない。

ついでに昨夜のカラオケでは、ビートルズも含め、歌手のみならず作詞・作曲者が麻薬で「犯罪者」になった人達の曲を一杯唄ってきてやったぞ。

人間はみな罪人だ。

|

「Re:」の意味と由来 (1) ラテン系なのじゃ。「返信」ではなく「用件」「件名」のことだっちゃ。それでも謎は残る。。。

パソコンや携帯で電子メールに返事をすると、用件(件名)の先頭に自動的に「Re:」と挿入される(大抵の場合)。

この「Re」(リー)が、「Reply」や「Response」の「Re」、つまり「返信」を意味すると思っていた人も多いようだ。

しかし、最近いろいろなところで取り上げられているように、この「Re」は元来、「Reply」や「Response」の「Re」ではない。「返信」を意味するわけではないのだ。

この「Re」は、電子メールが誕生するずっと以前から英文ビジネスレターで用いられていた。その意味は、「~に関して」「~について」、つまり用件(件名)のことだ。「Subject」と同様の意味だ。

Re: Quotation for PC-123  とか、
Subject: Quotation for PC-123
のように用いる(意味はいずれも、「件名: PC-123の見積」)。英文ビジネスレターの本文の前に置く。

ではこの「Re」は何に由来するのか。

その意味からして、「Regarding(~に関して)」の「Re」と思っている人も多いようだが、違う。

これについては、私が持っている英文ビジネスレターの教科書(染谷泰正著『最新英文ビジネスレター作成マニュアル』、小学館、1989)に詳しい記述があるので、以下に引用させてもらおう:

(以下引用)
Reは、もともとラテン語の res (= thing, matter, object, or the subject matter of a suit) という語から派生した言葉で、in the matter of (= concerning, or regarding) という意味である。

たまたまこれが英語の "regarding" あるいは "reference" と同じ意味であることから、Reをその略語だと考えている人も多いが、上述のように Re はそれ自体でひとつの単語(前置詞)である。したがって省略を示すピリオド(Re.)を加えない。

また、Reは前置詞であるから、厳密に言えば "Re Quotation for PC-56" のようにコロンなしで使うのが正用法である。ただし、一般には (中略) コロンを加えることが多い。これは、"Subject: Quotation for PC-56"の場合と同じように、ひとつの項目を立てていると考えるためである(この場合のコロンは「つまり」という意味で、その後に内容を説明する語句が続く (中略))。

なお、B.M. Miller (Legal Secretary's Complete Handbook, Prentice-Hall, 1972) によれば、"re"(厳密には in re という形になる)は法律文書などにひんぱんに表れ、たとえば

James v. Jones, (in) re estate of Williams.
(ジェームズ対ジョーンズ、ウィリアムズの財産に関して)

のような形で使われる、とある。

このように、Re はもともと法律用語であるが、通常のビジネスレターでも、これを使うといくらか「高尚」(sophisticated) な感じが出ることもあって、かなり頻繁に使われている。
__________
以上、染谷泰正著『最新英文ビジネスレター作成マニュアル』(小学館、1989)pp.139-140より引用。

しかし、まだ疑問は残る。

1970年代か80年代に電子メールシステムが誕生して間もなく、返信メールの件名の先頭に「Re:」を自動的に付加することを誰かが思い付いたのだ。そして、電子メール送受信プログラムの機能に組み込んだ。

そうやって電子メールに利用することを最初に思い付いた人は、「Re:」のことをどう思っていたのだろうか。

なぜ、返信メールにだけ「Re:」が付くのか。

「Re:」の意味が「件名」であるなら、最初に送るメールの件名の先頭にも「Re:」を付けていいんじゃないのけ。。。

(続)

|

2009年8月12日 (水)

人として軸がブレている

衆院選投票が近づいている。各政党の党首の主張が、「ブレた」「ブレてない」と話題だ。

ブレる。

と言えば、『人として軸がぶれている』(大槻ケンヂと絶望少女達)を思い出した。

党首達は震えているのだ。得票率が悪くて政権を失うこと、または、得票率が良くて政権をとってしまうことを恐れているのだ。

こうなったら居直ってブレまくって、震えているのがわからないようにするのがいいかも。

__________

人として軸がぶれている Music 人として軸がぶれている

アーティスト:大槻ケンヂと絶望少女達,野中藍,井上麻里奈,小林ゆう,新谷良子
販売元:キングレコード
発売日:2007/08/22
Amazon.co.jpで詳細を確認する

|

2009年8月11日 (火)

「非核三原則」 - 騙し騙され四十年

民主党の鳩山代表が、「非核三原則」の法制化の検討を約束した(注1)。

「非核三原則」とは、「核兵器を持たず、作らず、持ち込ませず」という原則だ。1967年に、当時の首相・佐藤栄作氏が表明し、以降「国是」として定着している。佐藤氏はこれでノーベル平和賞をとっている。

この三原則のうち、「持ち込ませず」はそもそも有名無実の原則だ。昔から今まで、米軍の空母は核兵器を満載して横須賀、佐世保に寄港している(注2、3)。

政府の論理はこうだ。「核兵器を持ち込む時には米国から事前協議の連絡があるはずだ。今まで事前協議の連絡はない。したがって、核兵器は持ち込まれていない」。

なぜ、政府、政治家は、知らないふりで「ウソ」をつき続けるのか。その一方で、なぜ、かなりの国民が、「持ち込ませず」の原則が本当に守られていると思い込んだふりをし続けるのか。

そもそも佐藤元首相は、「非核三原則」を唱える一方で、日米安保条約によって日本に「核の傘」を提供することを米国に求めている。「核兵器を持ち込ませず」という原則は論理的に成立しないはずだ。

鳩山代表は、有名無実の建前(「国是」)を法制化することを検討する、と約束したわけだ。本当に法制化するなら、日本の防衛政策に関わる大きな問題になるはずだ。

にしては鳩山サン、なんか軽いノリで約束してたぞ。大丈夫かいな。

どっちにせよ、現実を認識することから始めないと。
__________
(注)

  1. テレビの報道で鳩山代表が「約束」している映像を見た。ニュース記事では例えば、YOMIURI ONLINE 2009年8月9日記事 http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin2009/news1/20090809-OYT1T00661.htm
  2. 例えば、1984年の参議院での上田耕一郎氏の質問 http://www.sangiin.go.jp/japanese/joho1/kousei/syuisyo/102/syuh/s102001.htm
  3. 例えば、大前研一氏『国民をだます国、日本』 http://www.nikkeibp.co.jp/sj/2/column/a/88/

|

2009年8月10日 (月)

「大学生、マニフェスト『読まない』理由」 - (読まないのは大学生に限らないとは思うものの)

もうすぐ衆院選。各政党が「マニフェスト」を公開している。この機会に、ちょっとでもマニフェストを読む(少なくとも読んだふりをする)ことは、各政党にプレッシャーを掛ける有効な手段になるはずだ。

ところが、室蘭工大の先生が学生相手に行なったアンケート調査によると、対象230人中の55.8%が「読むつもりがない」と回答したという(注1)。それ以外の44.2%の人達の中でも、実際に読む人はもっと少ないだろう。半分の20%程度だろうか。

ただし、これは大学生に限った傾向ではないと思う。他の年代の人達でも同様だろう。

この調査結果の中で面白かったのは、「投票に行くかどうか」に対する回答だ。「行く」とした学生は37.8%。「未定」が39.1%、「行かない」が23%、という。

それでいて、「9割の学生が、政治は若者のための政策を『実行していない』と感じており、それが、投票行動に反映していると見られる」、という(YOMIURI ONLINE記事より引用;注1)。

逆、じゃないですかいのぉ。

「政治が若者のための政策を実行していないから投票に行かない」のではなく、「若者が投票に行かないから、政治が若者のための政策を実行していない」んでっしゃろ。

少子化で数が少ない上に、そこまで投票率が低ければ、政治家が「若者のための政策」を実行する動機がなくなる。一方で、高齢者は数がはるかに多くて投票率が若者の倍はあるのだ。

「年寄りの年寄りによる年寄りのための政治」を許している大きな原因は、「若者」自身にある。投票に行かないのなら、政治に文句を言うのはやめて、すべて受け入れて年寄りのために身を捧げる覚悟をしよう。

あるいは、投票を「権利」ではなく「義務」として、オーストラリアみたいに、投票に行かなかったら罰金を払わなければならないようにするのも面白いかもしれない。オーストラリアでは罰金20ドルらしい(注2)。

日本は罰金1万円くらいにしたらどうだろう。いい財源になりまっせ、きっと。

__________
(注)

  1. YOMIURI ONLINE 2009年8月9日記事 http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin2009/news1/20090809-OYT1T00499.htm
  2. 大前研一氏「『産業突然死』の時代の人生論」 http://www.nikkeibp.co.jp/sj/2/column/a/05/

|

2009年8月 9日 (日)

長崎の思い出 - 1945年8月9日木曜日午前11時2分

1960年代の後半。幼稚園児の私は、長崎市に住んでいた。

父の転勤にあわせて、私の家族は1,2年毎に九州、関西の各地を転々としていた。私が高校を卒業する頃まで、そんな生活は続いた。

そんな中で1年間住んだ街の一つが長崎だ。

住んだ場所は、平和公園の近く。坂を下りたところにある川に面した家だった。それは浦上川だったのだろう。3,4歳の頃だったので、地名の記憶がない。しかし、要するにほぼ「爆心地」だったのだろう。

毎週日曜には、母に連れられて浦上天主堂に通っていた。その頃、母がなぜかカトリック教会に通っていたのだ。隠れキリシタンの伝統に従ったのだろう。幼児洗礼を受けた私は、ヨハネ・ボスコというクリスチャンネームをもらっていた。

その20年程前。1945年8月9日木曜日の午前11時2分。

B29爆撃機から投下された原子爆弾「ファットマン」が、私の住んでいたあたりの上空500メートルほどで爆発した。

爆心地の街も、そこにいた人も一瞬で消滅した。浦上天主堂にいた神父も信者も亡くなった。捕虜収容所にいた、イギリス・アメリカ・オーストラリア・オランダ・インドネシアなどの連合国軍側捕虜もおおぜい亡くなった。約2万人いたとも言われる朝鮮人労働者の多くも被爆した。長崎市は壊滅した。国籍、思想・信条、宗教、職業、地位、収入に関係なく、長崎にいた人達は平等に被爆した。

そのわずか約20年後。爆心地に住む子供の私には、もう原爆の跡を感じることはできなかった。街は、何ごともなかったかのように復興していた。

それからさらに40年。広島、長崎の被爆体験の風化は進む。

_________
(参考) 長崎市のWebページ http://www1.city.nagasaki.nagasaki.jp/peace/japanese/index.html

|

2009年8月 6日 (木)

「親の年収が高ければ子供の学力も高くなる」…のか?

「親の年収が高いほど、子供の学力が高くなる傾向がある」、という統計的調査結果が出たそうだ(注)。あくまで統計の話だ。

この調査は、文部科学省がお茶の水女子大学に委託し、昨年の全国学力調査(小学校6年生の国語と算数)の結果を分析したもの。

親の年収の上昇とともに、小6の国語と算数の点数は右肩上がりに上昇。「年収200万円未満」と「年収1200万円以上1500万円未満」とでは、最大約23点の差(56点と79点)がついたという。

ただし、「塾や習い事などの支出が『ない』という家庭と『5万円以上』という家庭では、最大約27ポイントの差がついていた」らしい(注; asahi.comの記事より引用)。

つまり、小6の国語・算数の点数の差は、親の年収というよりも、どれだけ金をかけて塾に通っているかの差を反映している、ということなのか。

ただし正直言って、小学生の時に必死こいて塾に通って国語・算数の試験の成績を上げてみても、私立・国立中学の受験に有利ではあろうが、その後の人生に一切メリットはないと思う(大学受験も含め)。中学受験のための、空しい、競争のための競争だ。

真面目な話、公立高校の学費無償化、大学の学費値下げ・まともな奨学金の充実は、必要だと思う。
__________
(注) 例えば、asahi.com記事 http://www.asahi.com/national/update/0805/TKY200908040419.html

|

2009年8月 4日 (火)

1945年8月15日 - 「死ぬことから遠かった人ほど終戦を残念がった。」

以前、テレビのドキュメンタリー番組を見ていて、第二次大戦中に日本の帝国陸軍のインパール作戦に従事させられた元兵士の言葉が強く印象に残った。

「前線から遠かった人、死ぬことから遠かった人ほど、終戦を残念がった。」

ビルマからインドにかけての雨期の山中の行軍。武器も食料も補給されないまま、無謀な作戦に動員された兵士達が、無数に死んでいった。

敵に攻撃されてではない。飢え、マラリア、赤痢によってである。そして、生きて陣地に戻ったら、上官に殺されたのである。帝国の「恥」として。

そんな中、辛うじて極限状況を生き延びた少数の前線の兵士達は、1945年8月の終戦の知らせを聞き、言葉にも態度にも出さなかったものの、内心で安堵したのであった。

無謀な作戦に兵士達を動員した上官達は、最前線の惨状を味わうことなく生き延び、そして、終戦を残念がったという。

|

2009年8月 3日 (月)

想い出のレイカ

今年の東京の夏は、近年になく暑さが穏やかで過ごしやすい。

7月14日に梅雨が明けたというものの、ほんのしばらく夏らしい天気が続いた後は、梅雨に逆戻りしたような日が続いている。過ごしやすくて助かる反面、農産物などへの影響は気になる。

これは、16年前の冷夏を思わせる。

1993年、私は大阪に住んでいた。その年、日本は大変な冷夏に見舞われた。今年の東京よりもさらに涼しかった記憶がある。日照不足で米が不作になり、タイなどからインディカ米を大量に輸入することとなった。

今年はどうなるだろうか。

|

2009年8月 2日 (日)

マネーロンダリング

マネーロンダリング。英語で書けば money laundering。

Launder(ローンダー)は、「洗濯する」という意味の動詞。名詞は、ランドリー(ローンドリー) laundry。コインランドリーのランドリーだ。だから、マネーロンダリングとは、お金を洗濯する、お金を綺麗にする、という意味だ。

私はよくこのマネーロンダリングをやっている。

職場近くのコンビニで昼メシを買うことが多いのだが、お釣りにもらう硬貨がやたら汚いことが多い。別に汚いから貨幣価値が下がるわけでもなんでもないのだが、綺麗な硬貨と汚い硬貨と、どちらか選べるとしたら、綺麗な硬貨を選びたくなるだろう。

というわけで、汚い硬貨でお釣りをもらったら、すぐに近くの自販機で使ってしまう。

その汚い硬貨の金額が必要ない時でも、余分の金額として使えば、綺麗な硬貨に変身したお釣りが出てくる可能性が高い(その自販機では)。

例えば150円の商品をその自販機で買うのに、100円玉+50円玉+汚い10円玉、の計160円を入れれば、お釣りに10円が出てくる。このお釣りの10円玉は、最初に投入した10円玉とは別物になる(だろ?)。こうして、汚い10円玉が綺麗な10円玉に変換されるわけだ。

しかしそのコンビニでは時折、自販機も受け付けてくれないような、とてつもなく古く汚い硬貨を渡されることがある。そんな時は、次にそのコンビニで買い物をする時に使うのだ。こうして、古く汚い硬貨は循環する。

__________
(注) 「マネーロンダリング」とは、もちろん一般には、「犯罪的な手段で得たお金(アングラマネー)を、金融機関の口座を転々とさせるなどして、おおっぴらに使えるお金にすること」を指して使われる。念のため。

|

2009年7月31日 (金)

文月

今日は7月31日。今年の残りがあと12分の5になろうとしている。

ところで、旧暦での7月の呼称は、文月(ふづき)だ。

中学3年の時、学校で国語の先生が、旧暦での月の名称の覚え方を教えてくれた。

今から30年程前のこと。あまりにも苦しい語呂合わせによる覚え方のため、かえって強く記憶に残った。その語呂合わせとは:

「むきやうさつみなふはながか」
「向き合(や)う札、皆、文(ふ)は長か」

かなりシュールな語呂合わせだが、とにかく、これで10月まで覚えられる。残りの11、12月はダイレクトに覚えるしかないのだが…。

  1. 睦月(むつき)
  2. 如月(きさらぎ)
  3. 弥生(やよい)
  4. 卯月(うづき)
  5. 皐月(さつき)
  6. 水無月(みなづき)
  7. 文月(ふづき)
  8. 葉月(はづき)
  9. 長月(ながつき)
  10. 神無月(かんなづき)
  11. 霜月(しもつき)
  12. 師走(しわす)

明日から葉月だ、頑張ろー。

|

2009年7月30日 (木)

花の天保六年組

通勤の電車の中では、もっぱら読書して過ごす。

私の場合(東京23区内在住)、行きは下り、帰りは上り。しかも始発駅から終点までが乗車区間。都心の通勤なのに車内は混まず、必ず余裕で座って読書できる。片道二十数分の貴重な時間だ。

今読んでいる本は、原口泉著『世界危機をチャンスに変えた幕末維新の知恵』(PHP新書、2009年)。幕末維新の話は面白い。遠過ぎず近過ぎない激動の時代。

「花の天保六年組」。

天保六年は、今の暦でいうと1835年1月29日から1836年2月16日までの期間に相当する。この時期に、坂本龍馬、小松帯刀、篤姫、土方歳三、松平容保、松方正義、五代友厚、前島密ら、幕末維新史の重要人物が集中して生まれているそうだ。

今日の帰りの電車で、同書第二章「小松帯刀が坂本龍馬に託した世界進出」をちょうど読み終えた。

明治元年1月1日は、今の暦で1868年1月25日。幕末維新には、坂本龍馬、小松帯刀ら、当時20代後半から30代前半の人達が政治・経済で大活躍していたのだった。

コネタマ参加中: 通勤・通学電車の中では何して過ごす?

世界危機をチャンスに変えた幕末維新の知恵 (PHP新書) Book 世界危機をチャンスに変えた幕末維新の知恵 (PHP新書)

著者:原口 泉
販売元:PHP研究所
Amazon.co.jpで詳細を確認する


|

2009年7月28日 (火)

麻生さんカワイソー・・・ の同情票が8月の衆院選では多少集まるかもしれませんな

7月25日午前、麻生首相が「高齢者は働くことしか才能がない」と言った。。。

と言って、マスコミが早速その日の午後一番で、「高齢者をやゆしたともとれる表現に批判が出る可能性もある」と言い出し(注1)、その期待に応えて野党各党も次々と麻生首相への罵倒を開始した(注2)。

今日、『Business Media 誠』というWebサイトで、藤田正美さんという『ニューズウィーク日本版』元編集主幹の人が書いている「コラム」が目にとまった(注3)。そこで藤田正美さんは、『”共感なき政治家”(=麻生首相)は去るのみ』、とまで話を膨らませていらっしゃった。

マジっすか。

確かに毒蝮三太夫風に多少口は悪いかもしれないが、この問題に関して麻生さんはわりといいことを言っていると私は思う。

元気に働ける高齢者には、できるだけ働いてもらって納税してもらいたい。少子高齢化の中、正規雇用すらしてもらえず、将来年金をもらえる可能性も低い若年層から過大に金を搾り取って、元気に働けるのに働かずに遊んで暮らそう、なんて呑気なことを言える時代ではなくなったと思う。元気に働いて長生きしてほしい。

そもそも、麻生首相自身が高齢者だ(今年69歳)。だから麻生さんの発言は、高齢者による高齢者に関する意見なのだ。

私は、自民党支持者でも、麻生首相支持者でもない。

が、日本の一大事という時期に、言葉遊び、スキャンダル探し、ネガティブキャンペーンに明け暮れて政権をとることばかり考えているような政治家の姿を見ると、悲しくなってくる。

無意味に足の引っ張り合いしてないで、そんな暇あったら国民のためになる政策を考えて実行してちょ。
__________
(注)

  1. YOMIURI ONLINE 2009年7月25日13時27分付記事 http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20090725-OYT1T00493.htm?from=main2
  2. 例えば、時事ドットコム http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2009072500641
  3. Business Media 誠 http://bizmakoto.jp/makoto/articles/0907/27/news014.html

|

2009年7月26日 (日)

准教授が経歴詐称 - 5女子大の「共同大学院構想」がおジャン。イタタタタ・・・

昭和女子大、日本女子大、実践女子大、大妻女子大、東京家政大は、「共同教職大学院」の設置申請をしていた。来年度開設の予定だった。

少子化による定員割れと経営難により、ほとんどの大学はアップアップしている。そこで、各大学のアイデンティティを維持したまま、教員と事務を共有して経営を効率化しようじゃないか。というのはとりあえず理解できる発想だ。

統廃合してスリム化した方がいいに決まっているが、それぞれの伝統への執着もあるし、教職員も職を守るために必死だろう。

で、「共同教職大学院」。

その教職研究科長に就任する予定になっていた昭和女子大准教授が、経歴を詐称していたことがわかってしまった(注1)。

で、即刻懲戒解雇。それだけでなく、「共同教職大学院」の申請自体、取り下げになってしまった。何ともスケールの大きな経歴詐称!

この准教授。そもそも5年前に昭和女子大の助教授(注2)になる時から経歴を詐称していたらしい。やったこともないのに、「岐阜県教育委員会指導主事」「同研修課長・教育センター第2研修部長」「同県立高校長」を歴任したことにしていたそうだ。ひょっとしてこの准教授には誇大妄想癖があったのか? 理解不能な経歴詐称だ。

教員を採用する時、学位の有無は証明書等でチェックするが、興信所でも使わない限り、職歴の真偽なんかいちいちチェックしないし、できない。嘘をついた方が悪い。

というか、まともに研究をしている大学の教員は、採用する方もされる方も狭い世界の同業者の場合がほぼ100%なので、職歴を詐称するのはほぼ不可能だろう。

それにしても、女子大ばかり5つも集まるとは壮観だ。そもそも今でも学生を女性に限定し続けること自体、相当な信念があってのことだろう。「女性の品格」とか教えるのだろうか。

今回経歴詐称したのは男の教員だった。いっそ教職員も全員女性にしてはどうじゃ。
__________
(注) 

  1. 例えば、産経新聞記事 http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/event/crime/281201/
  2. 「助教授」という呼称は、最近になって「准教授」と変わった。学校教育法の改正による。「准教授」は、「associate professor」の訳語としては以前から使われていたものだ。
    「呼び名が変わったというのは誤解で、両者の職務は異なるものだ」と言い張る人もいるが(例えばWikipediaの「准教授」の項目)、それは建前で、現実は違う。私の経験でも、それまで「助教授」と呼ばれていたのが、ある時から突然「准教授」と呼ばれるようになる。それだけだ。職務に何ら変化はない。

|

2009年7月25日 (土)

おまえは、もう死んでいる - 定額給付金が振り込まれない理由。役所は、「霊界からの交信」にも平気で対応してくれるぞ。

面白い記事があった(注)。

ある人が、5月に定額給付金の申請をしたが、なかなか振り込まれない。市に問合せたところ、担当の職員からこう言われたそうだ。

「あなたは死亡したことになっている」。

そんな殺生な!

その人はもちろん猛抗議。市は平謝り。お役所らしいボケじゃのぉ。

しかし、この言い訳は新鮮だ。

今後しばらく、政府・自治体からのお金のバラマキが増える気配。「おまえは、もう死んでいる」、と言って支給をケチるケースが続出しそうだ。

決まった手続きに則って、「死んだ人からの交信」にも平然と対応してくれる。ある意味頼もしい。高度経済成長を支えた役人魂を感じるぞ!
__________
(注) 2009年7月25日配信 読売新聞記事
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090725-OYT1T00021.htm

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090725-00000021-yom-soci

|

ハーバード大学教授が自宅に入ろうとして逮捕 - あるある・・・

米国ハーバード大学の教授が、旅から帰って来て自宅に入ろうとした。

正面玄関のドアが不調だったので、何とかこじあけて入ろうとした。すると、近所の誰かが警察に通報。教授は警官に逮捕されてしまった(注)。

んなアホな。

が、アメリカではありがちなことだ。私も似たような経験をしたことがある。

私は、米国で働いていた時、メリーランド州(ワシントンD.C.の郊外)に住んでいた。

ある日曜日の夜、アパートの部屋でぼけーっとしていると、いきなりドンドンとドアを叩く音。「警察、警察」と言っているようなので、とりあえずドアを開けてみた。

すると、いきなり部屋の外に連れ出された。警官は3人連れ。一人が私を部屋の外で確保し、二人が中に入って部屋を調べ始めた。

もちろん、すぐに私の「容疑」は晴れた。

アパートの隣りの住人が警察に通報したのだった。「私の部屋で悲鳴がした」らしい。

んなアホな。

間違われる可能性があったとすれば、お湯が沸くと「ピーッ」と高い音を出して湯気を吹き出すタイプのヤカンでお湯を沸かしていたことくらいだ。しかし普通、「人の悲鳴」には聞こえないが。。。 (後で知ったが、お隣さんはどうやら心を病んでいたようだった。)

アメリカは日本よりも「冤罪」が身近な国だ。
__________
(注) 例えば、毎日jpの次の記事参照:
http://mainichi.jp/select/world/news/20090723dde007030010000c.html

http://mainichi.jp/select/world/news/20090723k0000e030049000c.html

|

2009年7月24日 (金)

帝国主義的「引き寄せの法則」

外に出るとすぐに、蚊や蛾が嬉しそうに私の周りに集まってくる。

電車に乗ると、空いた車内にもかかわらず、困った人達が決まって私の周りに集まってくる。

私にはきっと、生きとし生けるものを引き寄せる魅力があるに違いない。。。

と思いたくもなる時に心に浮かぶフレーズが、『引き寄せの法則』。しばらく前に日本でも流行った。

しかし、『引き寄せの法則』を喧伝していた人達は、それを違った意味で用いていた。

「プラス思考」、「類は友を呼ぶ」、「求めよ、さらば与えられん」、といった誰にも受け容れやすい処世訓をベースに、個人的な願いを叶えるための深遠な「科学的法則」(ザ・シークレット!)があるというのだった。

正直に言うなら、富、名声、(高い)地位などの世俗的欲望を叶えるための「科学的法則」があるというのだった。

ないって。そんなもの。

富、名声、地位を人々が求めたがるのは、それらに希少価値があるからだ。したがって、定義によって、そういった欲望を満たせるのはごく一部の人達に限られる。多くの人が満たしたとしたら、それらはもはや「富、名声、地位」とは呼ばれなくなる。

わがズブズブに理系のブッダは言う。「一部の人達しか実現できないようなことは、『幸福』とは言えません」。

その通り。したがって、富、名声、地位を得ることは「幸福」とは言えない。

そう言えば、『引き寄せの法則』をしきりにもてはやす人達は(ほどんど)皆、アメリカ、日本などの「豊かな」国の人達だ。

ひょっとして『引き寄せの法則』のような発想は、地球規模での不当な富の偏在(「引き寄せ」)、富の収奪を正当化するためにあるのかもしれんぞ。

|

幽霊の日

今度の日曜。7月26日は「幽霊の日」だ。ヤッホー!

1825年7月26日、鶴屋南北の『東海道四谷怪談』が初演された。それでこの日が「幽霊の日」。 誰がこの日を「『幽霊の日』にしよう!」、と言い出したのかは知らない。多分、幽霊業界の人?

それはさておき、「幽霊」。一体、どういう存在なのか。そもそも存在しないのか。現代科学の管轄外の対象なので、科学の立場からは何とも言えない。

仏教的には、六道輪廻の中で「餓鬼界」に転生した存在、要するに「餓鬼」ということになるのだろうか。

あのズブズブに理系のブッダが、『ダンマパダ』(法句経)の中で自らの輪廻転生について語っている。「瞑想によって集中力を育てることで、自分の過去世を見る能力がつくことは確かに可能」という(A・スマナサーラ『死後はどうなるの?』国書刊行会)。

死後はどうなるの? Book 死後はどうなるの?

著者:アルボムッレ スマナサーラ
販売元:国書刊行会
Amazon.co.jpで詳細を確認する

|

2009年7月23日 (木)

2012年の金環日食と2035年の皆既日食は、東京でもバッチリ見られるぞ、晴れていれば。

今回の日食は、私の住む東京では75%程度の部分食だった。

では、東京でほぼすっぽり太陽が月に隠れる様を見られるのは、この先いつになるのだろうか。

それは3年後。2012年5月21日(月)午前7時34分30秒のことだ(晴れていれば)。ただしこれは、金環日食。

地球から見た太陽と月の大きさは偶然にもほぼ等しい。が、太陽の周りの地球の公転軌道、地球の周りの月の周回軌道は、完全な円ではなく、ちょっとした楕円だ。このため、地球から見た太陽と月の大きさは、厳密には刻々と変化している。

太陽が月よりやや大きく見える時に両者が重なれば「金環食」、月が太陽よりやや大きく見える時に両者が重なれば「皆既食」、まったく同じ大きさに見える時に重なれば「金環皆既食」、となる。

そして、26年後。2035年9月2日(日)午前10時8分48秒。皆既日食が東京でばっちり見られる(晴れていれば)。

26年後。

かなり先の話だ。何歳になっているのか。。。
__________
(参考) 国立天文台のWebページ http://www.nao.ac.jp/phenomena/20090722/index.html

|

2009年7月22日 (水)

日食 - 旅のレストラン

「日食」。

と言えば、かつて時刻表でよく見かけた。

小中学生の頃(30年程前)のごく一時期、時刻表に興味を持ったことがある。

食堂車のある列車には、「日食」と記されていた。

そう、「日食」と言えば、「日本食堂」だ。
__________
(注) 「旅のレストラン日本食堂」 http://www.nre.co.jp/tenpo/16981.htm

|

2009年7月21日 (火)

皆既日食の怪奇 - 皆、既に日を食ったのか?

皆既日食の「皆既」。

「皆」は分るとして、何故、「既」?

「既」という字に「尽きる」という意味があるらしい(注)。

というわけで、「皆既」は「みんな無くなる」という意味になるとのこと。

__________
(注) 例えば、http://dictionary.goo.ne.jp/leaf/jn/29164/m0u/%E7%9A%86%E6%97%A2/ 参照。

|

皆既日食 - 東京でも4分の3は食われるぞ。

今週水曜(7月22日)の午前9時半頃から11時頃にかけて、日本で日食が観測される。

奄美、屋久島、悪石島あたりでは皆既日食になるということで、熱心な「日食ファン」が続々と現地入りし始めているという。

日本の他の地域では「皆既」とはならないが、それでもかなりの割合の「食」となる。九州で90%、関西では80%、関東では75%、東北で65%、北海道で50%程度、太陽が月に食われる。

東京の場合、午前9時55分33秒に食が始まり、11時12分58秒で食が最大となり、午後の12時30分20秒に食が終わるという(注1)。

4分の3が食われるのだから結構な量だ。日食ファンなのに日食ツアーに出かけられない人は、水曜の朝11時過ぎに空を見上げてみればいいと思う。好奇心が4分の3満足させられるかもしれない。

晴れていればの話だが。
__________
注)

  1. 国立天文台のWebページ http://www.nao.ac.jp/phenomena/20090722/index.html

|

2009年7月20日 (月)

ダイジョーブッ教!

1か月程前の新聞等に、「天台宗と真言宗-1200年ぶりに歴史的和解」というような記事が出ていた。

今年6月15日、天台宗のトップが、開祖以来初めて、高野山にある真言宗の総本山・金剛峰寺を訪問したのだ。

例えば、asahi.comの記事にはこうある。

「天台宗(総本山・比叡山延暦寺)トップの半田孝淳(はんだ・こうじゅん)座主(ざす)が(6月)15日、和歌山県高野町の高野山真言宗総本山金剛峯寺を訪れた。天台宗開祖の最澄は晩年、経典の貸し借りをめぐって空海と疎遠になったとされ、両宗派の開宗以来1200年間で初めての公式参拝となった」(注1、同記事より引用)。

「経典の貸し借りをめぐって」、と確執の原因が何だか微笑ましいが、一体何の「経典」だったのか。

武光誠著『日本人なら知っておきたい仏教』(河出書房新社、夢新書、2006)には、次のようにある。

「八一三年に最澄と空海は決定的な対立を起こした。これは、空海が『理趣経』にもとづく男女関係にかかわる難解な呪術を最澄に教えなかったことによるといわれる」(同書p.107より引用)。

最澄(767-822年、日本の天台宗の開祖)も空海(774-835年、日本の真言宗の開祖)も、804年の遣唐使に参加して唐に留学し、当時流行中だった密教などを学んだ。

813年時点で、最澄は46歳、空海は39歳だ。最澄より七歳年下の空海は、日頃はいろいろと最澄に教えてもらう立場にあった。

で、ケンカのきっかけになった『理趣経』とはどんなお経なのか。

例えば、松長有慶著『理趣経』(中公文庫BIBLO、2002)の解説(Amazon.co.jp の同書ページの「内容(BOOKデータベースより)」)には次のようにある。

「セックスの本質は生命力を積極的に生かし、人類に奉仕する立場にふり向けること。無我の境地に立つとき、欲望は浄化され清浄となる」。

うーん。。。

もっとも、空海が最澄に『理趣経』関係の文献の貸し出しを断ったというのは、後世の作り話かもしれないらしい。

ニュース記事には、金ピカの衣装で着飾った両宗派のトップ(座主)同士がニッコリ握手する写真が載っている(注1)。

ゴータマ・シッダッタ(ブッダ)の時代から1000年以上たった唐の時代。日本に伝わることになった「仏教」は、既に様々な時代状況を反映して、オリジナルのブッダの教えからは大きく変容していた。

徹底的に合理的なブッダの本来の教えに興味がある人には、アルボムッレ・スマナサーラさんの著作をお薦めしたい(注2)。

ところで、天台宗と真言宗が1200年も確執を続けたなんて、ホントだろうか。先日の「R25」の記事によると、どうやらそんな確執というほどのものはもともとなかったようだ(注3)。
__________
(注)

  1. asahi.com2009年6月15日付記事 http://www.asahi.com/national/update/0615/OSK200906150041.html
  2. 例えば、アルボムッレ・スマナサーラ著『仏教は心の科学』(宝島社、2007年)
  3. R25 2009年7月16日付記事 http://r25.jp/b/honshi/a/ranking_review_details/id/110000007453
日本人なら知っておきたい仏教 (KAWADE夢新書) Book 日本人なら知っておきたい仏教 (KAWADE夢新書)

著者:武光 誠
販売元:河出書房新社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

理趣経 (中公文庫BIBLIO) Book 理趣経 (中公文庫BIBLIO)

著者:松長 有慶
販売元:中央公論新社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

仏教は心の科学  (宝島社文庫) Book 仏教は心の科学  (宝島社文庫)

著者:アルボムッレ・スマナサーラ
販売元:宝島社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

|

2009年7月19日 (日)

都心に懸かる虹

今日夕方6時半過ぎ頃、駅前のQBハウスに散髪に行こうと通りを歩いていた。通りは、休日の買い物客で賑わっていた。

駅前に差し掛かると、道行く人々が立ち止まって空を見上げ、携帯のカメラで何やら撮影している。つられて空を見上げると。。。

東の夕空に、大きな綺麗な虹が半円形に懸かっていた。

品川駅より少し南西の東京都区内の駅前から東の空に見た巨大な虹。虹の両端の接地点はどの辺りだったのだろうか。

それにしてもハッキリとした大きな虹だった。今年に入って都心に懸かる虹を見るのは二度目だが、前回のものは、横浜方面側の端が途切れていた。今回は、途切れることのない虹だった。もっとも、ビルに隠れて両端の接地点まで全部見えたわけではない。

その後、散髪を終えて本屋に寄って、7時過ぎに再び外に出てみると、日は暮れて、虹はもう消えていた。

虹を見た人々の顔は、なぜか皆、幸せそうだった。

|

真剣ゼミ

昨日7月18日昼頃。今年初めてセミの声を聞いた。東京都区内東部の自宅近く。近所の道路、線路沿いには、大きな樹が結構たくさん植わっている。

「ミーン」と1,2回鳴いたきりだったが、間違いなくセミの声だ。鳴き声からしてミンミンゼミだろう。

その日遅く、「ジー、ジー」という鳴き声を聞いた。すぐにやんだが、これも間違いなくセミの声だった。鳴き声からしてアブラゼミだろう。

どちらも、卵の状態から成虫になるまで、6~7年という。もっと長いと思っていたが、6~7年であれば、21世紀生まれだ。私が今の場所に引越してきてからちょうど5年になろうとしているので、その1,2年前に産卵されたものだろう。

成虫になって地上に出てからの生存期間は、3週間から1か月程度らしい。前はもっと短いと思われていたようだ。

夏本番。セミが真剣に鳴き始めた。

|

2009年7月14日 (火)

梅雨、完了

今日、関東甲信地方で梅雨が明けたらしい。と発表があった。

東京では、都議選投票日の12日(日)から、梅雨明けを思わせる晴れ間が広がっていた。今日の昼間には、夏らしい青空で天が覆われた。

思えば、いつの間にか今年も半分が過ぎ、今年の残りはもう2分の1以下だ。大晦日が待ち遠しいぞ!

|

2009年7月13日 (月)

東京都議選、投票日 - 過半数を超えた! 投票率が。

7月12日、日曜日。東京都議会議員選挙の投票日。東京都民の私は、昼過ぎから近所の小学校に投票に出かけた。

梅雨明けが近いことを感じさせる空模様。雲が切れて青空が覗き、日差しもかなり強くなった。

今回、与党(自・公)が大負けすると多くの人が予測していたのではないか。結果はその通りとなった。

私の身近の世論調査でもそうだった。

まず、石原都知事への反感がかなり拡がっていたようだ。何しろ「東京都立大学」を「首都大学東京」にしてしまったんだから仕方ない(いや、「新銀行東京」の方が問題か)。

次に、自民党への不信感も拡がっていただろう。何せ、自分達で選んだ自分の組織のトップなのに、選挙に不利と見るや、影でこそこそ足を引っ張る人達がウヨウヨいるのだ。そういう組織を信用しろと言われても、ちょっと厳しい。

そして、最も大きいのは、この不況を何とかしてくれ、という漠然とした不満が拡がっていたことだろう。特に若年層は、就職難、非正規雇用、派遣切り、等々、もはや暴動が起きないのが不思議というくらい、踏んだり蹴ったりの扱いを受けている。

このまま自民党政権でやってても展望が開けそうにないから、とりあえず民主党に投票、という人が多かったに違いない。民主党への賛成票というよりも、自民党への反対票が多かったのだ。

「国政とは別」という苦しい意見も聞こえるが、どう別なのだろう。「同じ政党でも、国政と都政では別の主義主張を掲げてます」「国政では駄目でも都政ではうまくやります」、ということだろうか。いや、そりゃ無理でしょう。

今回、投票率が前回より10.76%高くなり、54.75%に達した。まだまだ低いが、若年層の政治意識は確実に高まっていると思う。

自公過半数割れ、投票率過半数超え、の都議選だった。

|

2009年7月12日 (日)

nanacoもいいけどやっぱクレジットカードでっせ

自宅のとても近くに、ローソンがある。最近、同じくらい近いところにセブンイレブンができた。

なかばコンビニ弁当で生きている私としては有難い限りだ。

しかし、それぞれ違った特徴がある。

ローソンは(少なくともうちの近くの店は)、夜10時前後を過ぎると、弁当がえらく品薄になり、がっかりさせられることが多い。弁当の入れ替え時間というわけでもないようだ。真夜中に行っても品薄(か、何もない)からだ。

セブンイレブンは、遅い時間に行っても弁当の量と種類とも豊富だ。歩いて10分ほどのところにある別のセブンイレブンも同様。これは有難い。

ところが、セブンイレブンは、電子マネーのnanacoが使えるものの、クレジットカードは使えない。nanacoを持っていなければ現金で買い物しなければならない。

ローソンは、クレジットカードを含め、現金以外でもいろんなカードで買い物ができる。クレジットカードで買い物をすることが多い人には、ローソンの方が有難い。

クレジットカードでも小額の買い物ならサインも暗証番号もなしで済むようになったから、電子マネーとほとんど手間は変わらない。であれば、あれこれ電子マネーを持つよりも、お財布携帯よりも、全部クレジットカードで買い物する方が便利だ。

クレジットカードが駄目なら、せめてsuicaかpasmoくらい、どの店でも使えてほしい。お財布の中が、各種カードで山盛りになってしまう。

|

2009年7月 9日 (木)

東国原知事、そのまんまがいいと思うが

宮崎県の東国原知事が衆院選挙に誘われて、「総裁候補としてなら」と返事。なかなか粋なやり方で、やんわりと断ったのだと思っていた。

ところが、どうやら本気で国政転身を考えていた様子。

そんなまた御冗談を。地方分権をメインの目的に中央政府の総理になろうとするのは無理がある。せめて、宮崎をどげんかしてからにした方がいい。

とりあえず、そのまんま県知事でいた方がいいと思う。

|

2009年7月 7日 (火)

七夕。。。 7月7日。新暦だと梅雨の真っ最中でっせ。

7月7日。七夕(たなばた)。

年に一度、織姫と彦星が天の川を渡って会える日。
しかし、雨だと天の川を渡れず、デート中止。。。

そんな殺生な。7月7日は梅雨の真っ盛りでっせ。
なんでそんなリスキーな日に会うことにしましたんや?

いえ、もともと旧暦の7月7日だったんどすえ。
今の新暦でいうと、大体8月の半ば頃。

ほんまに新暦で七夕するの、やめとくれやす。。

|

2009年7月 5日 (日)

選挙運動へのネット利用を早く解禁しておくれ - 選挙管理委員会がWebサイトを作ればいいんでないかい

私の住まいは東京都区内。来週日曜の都議会議員選挙に向けて、選挙運動が真っ盛りだ。

そのやり方と言えば、街宣車のトラメガから「○○○をよろしくお願いします!!」「○○○を勝たせて下さい!!」の連呼が中心。私が物心ついた1970年以降、実に40年以上、いやもっと長い間、基本的に変わっていない。

インターネットが普及したこの時代に何たる低レベルな現状。浮動票の獲得には、名前さえ覚えてもらえばOKという安易な発想。有権者のレベルはその程度と割り切っているのか。

いやいや、経済が低成長のこの時代、実は有権者の政治意識、特に若年層の政治意識は徐々に高まってきている。名前を連呼するような選挙運動はむしろ逆効果だ。

かといって、公職選挙法は、インターネットの選挙運動への利用を禁止したままだ。有権者側のネット利用力の差、立候補者側のネット利用のための資金力の差、ネットテロ、等々、いろいろな課題があることは確かだろう。

しかし、選挙管理委員会がサーバー(Webサイト)を提供して、そこでだけでも自由な選挙運動を許すのであれば、問題はあまりないのではないか。

有権者としても、立候補者の主張をまとめて比較・検討できるサイトがあれば、便利なことこの上ないのだ。投票率も上がるに違いない。

|

2009年6月27日 (土)

カロリー(cal)とジュール(J)

熱量(エネルギー)の単位として、生命科学・栄養学関係では今でも「カロリー(cal)」が主流だ。

ところが、将来的にはSI単位(国際単位系)である「ジュール(J)」へと置き換えられていくこととなっている。最近は、それに従って「ジュール表記」の教科書も少しずつ増えてきている。

「カロリー」単位に慣れきっているせいか、「ジュール」表記に出くわすと戸惑ってしまう。結局頭の中では、ジュールをカロリーに変換して考えてしまうのだった。

1 cal = 4.184 J (1 J = 0.239 cal)

まったく慣れの問題ではある。

アメリカ合衆国では、21世紀になった今でも頑なに「インチ・フィート・ヤード、ポンド」の単位(日本の「尺貫法」みたいなもの)が使い続けられている。一定の単位系で量的な感覚を身に付けてしまうと、なかなか別の単位系には変えづらいものだ。

生命科学・栄養学関係での「ジュール」表記も、定着するにはあと1,2世代かかるだろう。食品の熱量が、カロリーでなくジュールで表示された例をまだ見たことがない。

「カロリーメイト」が「ジュールメイト」になり、コンビニ弁当の熱量が「ジュール」で表記される日は遠い。

|

2009年6月23日 (火)

死に至る病

「死に至る病」。

絶望? キルケゴール?

違う。「死に至る病」とは「飢え」だ。

人間は、いや、あらゆる生き物は、何も食べずにいるとそのうち必ず、100%死ぬ(独立栄養生物でもだ)。「飢え」は、致死率100%の「病気」なのだ。

言い換えると、あらゆる生き物は常に「飢え」という「病気」にかかっていて、その病気で死なないために一生食べ続けなければならない。。

この考え方を知った時、目から鱗が落ちる思いだった。私はそれを、アルボムッレ・スマナサーラさんのどれかの本で知った。

つまり、よく考えると、どんなお医者さんよりも、どんな製薬企業よりも、他のどんな職業よりも、農業こそが、最も根本的に人の命を救い、人の「病気」を治すために貢献しているのだ。

先週、『これからの日本は農業がチャンス! かもしれない・・・』と書いた(注)。

実際、チャンスだ。

少子高齢化にもかかわらず若者が就職難。非正規雇用。異常なまでにサディスティックな採用面接。しかも、一次、二次、三次…、果てしなく続く面接。そんな現代日本企業の奇妙な行動に我慢して付き合っていても、おそらく何も得るところはない。

農業で知力・体力を全開させる絶好の時が来ている。これまで一般人には閉ざされて来た農業の門戸が開きつつある。

就職難に絶望しかけている人は、是非、農業に飛び込むことを検討したらどうだろう。私も検討したい。

__________
(注) http://higashiooi-machio.cocolog-nifty.com/blog/2009/06/post-72ff.html

|

2009年6月21日 (日)

連帯を求めて孤立を恐れず

「連帯を求めて孤立を恐れず」、というのは60年代全共闘のスローガン(1969年1月、落城する安田砦の壁に残された落書き)だ。続きの文句は、「力及ばずして倒れることを辞さないが 力尽くさずして挫けることを拒否する」。

このフレーズは、革命的左翼の政治的主張、思想とは一切関係がない。団塊世代特有の感傷的ヒロイズムの雰囲気をよく表していると思う。

そんなフレーズが今でも伝えられるのは、やはりどこか、多くの人が共感できるような部分があるからかもしれない。

「連帯を求めて孤立を恐れず」。自分が正しいと思っていることを貫こうとすると、周囲から孤立してしまう。だけど、きっと自分と同じように考えている人達がいる。孤立していても、そういう人達と心がつながっているのだ。。 というような気持ちだろうか。

「孤立を恐れず」ということは、本当は孤立を恐れているということだ。恐れているから、こういう言葉で自分を鼓舞しているのだ。

深夜遅くまで仕事をしていて、静かなオフィスに一人きり。そんな時に、窓から見える遠くのビルにも、灯りが一つ、二つ。同じように働いている人がいる。。そういう時に思い浮かぶ言葉が、「連帯を求めて孤立を恐れず」。

|

2009年6月19日 (金)

これからの日本は農業がチャンス! かもしれない…

少子高齢化。にもかかわらず大卒が就職難。圧倒的に老後の団塊世代に有利な世の中。おまけに、100年に1度の金融危機、、、と、若者(団塊世代以降はとりあえず「若者」としよう)には踏んだり蹴ったりの時代だ。

しかし。ひょっとしてこれからの日本の若者にとっては、農業がチャンスかもしれない。

現在の農業従事者は高齢者が中心だ。後継者に困っている。しかも、これまでの日本の農業は、あまりにも特殊な環境に置かれてきた(実質的に世襲制、政府による規制と保護、兼業農家、等々)。外国からの安い農産物の輸入に圧倒されて、国産農産物は「贅沢品」に成り下がっている有様。

これまでの農業の構造が危機に瀕している。ということは逆に、これから新しい「農業」が否応なく生み出されてくるということではないのか。

日本から農業が消えることはあり得ない。シンガポールならいざしらず、日本はかなりデカい。イギリスよりも、西欧の多くの国よりも、デカい。そんな国から、生きるための基本である食糧生産活動が消えることはあり得ない。

「アメリカなどの広大な農地を活用した農業ビジネスに日本が対抗できるわけがない」、という意見も根強い。しかし、何も小麦を作ってアメリカに対抗しようというわけではないのだ。

就職に困っている若者は、都会のみみっちい企業なんか見捨てて、農業に飛び込むのがいいかもしれない。絶対農業での働き口はあるはずだ。食うに困らないはずだ。しかも、これからの農業にはいろんな工夫を凝らす余地がありそうだ。農業ベンチャーの時代だ。。。

と思っていたら、本屋で、『日本の農業は成長産業に変えられる』(大泉一貫著、洋泉社新書、2009年6月刊)、という本が目に付いた。これから読んで勉強しよう。

日本の農業は成長産業に変えられる (新書y) Book 日本の農業は成長産業に変えられる (新書y)

著者:大泉 一貫
販売元:洋泉社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

|

2009年6月18日 (木)

深夜、線路で働く人々

私は、京浜東北線のある駅の近くに住んでいる。古いマンションの一室。台所の窓から、踏切が50メートルほど先に見える。

深夜2時過ぎ。保線工事の音。深夜の街の中、すぐそこで働く人々の気配を感じながら眠るのは、なぜか心地いい。お疲れ様です。

|

2009年6月15日 (月)

5分の1

月曜日が終わろうとしている。
土日でたるんだ精神には辛い日だ。

あぁ、これで今週の勤めの5分の1が完了した。
5分の1。
20%。
あと80%だ。頑張ろう。
次の週末が待ち遠しい。。

などと思わず考えてしまう日だった。
いかん、修行が足りん。

(以上は、土日週休2日制で働く人の場合の話です)

|

2009年6月13日 (土)

職業に貴賎あり。例えば、講談社の『FRIDAY』に芸能人のプライベートに関する下世話な記事を書いたり盗撮写真を載せて儲けようとする「記者」「カメラマン」は賎しい職業だ。

世の中には様々な職業があるが、もちろんそれらの職業には「貴賎」がある。まっとうな職業とは、誰かが幸福になることに少しでも役に立つような仕事のことだ。そういう仕事は何であれ貴い。

ところが、他人を不幸にして儲ける職業もある。例えば、人間の醜いのぞき趣味を刺激してカネをせしめることが目的の写真週刊誌『FRIDAY』(講談社)に、Perfumeののっちのプライベートについての下世話な記事を書いたり盗撮写真を載せるような職業だ。このような職業は、世の中から消えることによってのみ世の役に立つことができる。

それにしても講談社は、『ブルーバックス』シリーズのようなまっとうな本も出版しているのに、何故『FRIDAY』のような悪趣味な雑誌を発行し続けるのだろうか。

『FRIDAY』 ― 買ってはいけない。

|

2009年6月12日 (金)

ポイ捨て禁止ー!

1995年、阪神・淡路大震災が起きた時、関西に住んでいた。

地震後しばらくの間、テレビは公共広告機構のCM一色、という感じだった。

そんな中で強烈に印象に残ったのが、競輪の中野浩一さんとマラソンの増田明美さんが出ていた「ポイ捨て禁止」キャンペーンCM。記憶に刷り込まれるくらい繰り返し流されていた。

私はこのCMが好きだった。中野浩一さんの、あの、「ポイ捨て禁止ー!」というセリフが話題になっていた。あの言い回しがよかった。大変な状況の中、あのCMを見るとどこかホッとした。

Neta_005_cocolog_oekaki_2009_06_12_

コネタマ参加中: 【落書き】人々に訴えたいことを看板に描いて

|

2009年6月11日 (木)

造反有理

ちょっと古いスローガンだが、「造反有理」。

個人的には、私が高校生の頃、毛沢東夫人の江青が死刑判決を受けた法廷内でこれを叫んでいたニュース映像が、記憶に焼き付いている。

Neta_005_cocolog_oekaki_2009_06_11_



コネタマ参加中: 【落書き】人々に訴えたことを看板に描いて

|

2009年6月 9日 (火)

ちょっと駅前のメディア芸術総合センターに行ってくるわ

「国立メディア芸術総合センター(仮称)」(117億円)の建設が、史上最大規模の今年度補正予算(14兆円)の一部として計上されている。これを巨大な「国営マンガ喫茶」(=予算の無駄遣い)だとして、民主党も、そして自民党の一部も批判している。

漫画家の中には、反対の人も賛成の人もいるようだ。漫画家の石坂啓さんは、「お上にほめられて喜ぶ漫画家はいない。ものすごくつまらない施設になる」「私の作品は展示してほしくない」と言っているという(注1)。一方で、漫画家の里中満智子さんらは、「国立メディア芸術総合センター」の必要性を訴えている(注2)。

私は今のところ正直よくわからない。

本当に「マンガ喫茶」なら、もちろん駄目だと思う。国営マン喫を作るなら、国営ネットカフェも作る必要があろうというものだ。

しかし、これは本当にマンガに特化した施設なのだろうか。いわゆるデジタルアートやアニメなどのような、既存の美術館がカバーしていない作品(文化庁的に呼べば「メディア芸術」)を対象としているのなら、必ずしも無駄ではないようにも思える。この時期に補正予算で計上するのが誤解のもとではあるが。。

「お上にほめられて喜ぶ漫画家はいない」と石坂啓さんは言うが、では、現代アート一般と国立美術館の関係はどうなのだろう。それに、文化庁関係の賞をもらって喜んでいるアーティストは結構たくさんいるように見えるのだが。。そもそも文化庁は「お上」なのか? むしろ「公僕」だと思っていた。

いずれにせよ、これからは「マンガ喫茶」のことを「メディア芸術総合センター」と呼ぼう。

ちょっくら駅前のメディア芸術総合センターに行ってくるかな。
__________
(注)

  1. 産経ニュース2009年5月29日付記事『117億円の「巨大な国営マンガ喫茶」が誕生か』 http://sankei.jp.msn.com/life/trend/090529/trd0905292254011-n1.htm
  2. 産経ニュース2009年6月4日付記事『「国立メディアセンターは必要」マンガからが原画保存の必要性強調』 http://sankei.jp.msn.com/entertainments/game/090604/gam0906041815000-n1.htm

|

2009年6月 5日 (金)

「ハウス」があるのに「ホーム」がない…「ホームレス」。それが問題だ。

先週土曜に日本橋・丸善で買った、『出家の覚悟』を読んでいる。この本は面白い。原始仏教の長老アルボムッレ・スマナサーラさんと、禅僧の南直哉さんとの対談だ。

アルボムッレ・スマナサーラさんは、これまでにも養老孟司、立松和平、玄侑宗久、山折哲雄、鈴木秀子といった方々と対談して、それが本になっているが、対談の中ではこの『出家の覚悟』が一番面白いかもしれない。

3分の2ほど読んで印象に残った一節(p.181-182)。スマナサーラさんは、現在の日本の社会の問題の一つは、「ハウス」(物理的に寝るところ)はあるが「ホーム」がないこと、という。

「ホーム」とは、「『友だちになぐられた』『今日はやられちゃった』『あいつは嫌だ』などと、とりとめもなく話をして落ち着く」ところ(同書p.181より)。

「第三者のお坊さんでもいいから、誰かがホームになってあげると、結構人は落ち着くのです。大したことはしなくていい。」(同書p.182より)

「ハウス」はあるけど「ホーム」がない。「ホームレス」状態。

どんな立派な「ハウス」を所有していても、「ホーム」がなければ「ホームレス」なわけだ。

「ハウス」は慎ましいもので十分。「ホーム」を持つべし。

出家の覚悟―日本を救う仏教からのアプローチ Book 出家の覚悟―日本を救う仏教からのアプローチ

著者:南 直哉,アルボムッレスマナサーラ
販売元:サンガ
Amazon.co.jpで詳細を確認する

|

2009年6月 1日 (月)

日本橋、銀座散歩 - 日本橋丸善にはスマナサーラさんコーナーがあった

土曜日の午後。用があって八重洲に出かけた。

東京駅で京浜東北線を下車。地下街を通って八重洲・日本橋方面の出口から地上に出る。

現在、八重洲地下街、東京駅舎が大規模な改築中だ。外から東京駅を見ると、外壁全体が白っぽいシートに覆われている。その横には、新しくできた高層ビルの中で、大丸が営業していた。

地上に出てほんの少し線路と平行に進み、広めの道路の角を曲がる。少し歩くと、もう日本橋の高島屋が見える。連れが所用を済ませる小一時間ばかりの間、高島屋の向かいにある丸善日本橋店で時間を潰す。

由緒ある丸善・日本橋店は、新しく出来た丸の内本店より小さいが、それでも品揃えは豊富。私はここでお目当ての本を探そうと思っていた。アルボムッレ・スマナサーラさんの新刊2冊だ。

近所の本屋さんでは売っていないし、ディープなブッディズムの本で、ややお値段もはるので立ち読みもせずにアマゾンで買うのはリスキーだ。

2階の人文系の書棚のところに、それらは平積みされていた。『初期仏教経典解説シリーズⅠ.沙門果経』、『出家の覚悟 - 日本を救う仏教からのアプローチ』。内容を少し斜め読みして購入決定。

本棚の棚一つ分くらいが、「スマナサーラ」コーナーになっていた。スマナサーラさんは、ここ数年じわじわと読者を拡げているようだ。1980年にスリランカから来日。今の大学生よりは長く日本で生きていらっしゃる。

ブッディズム(仏教)は宗教ではない。「心の科学です」。そうスマナサーラさんは言う。だから、ズブズブに理系な者の心にも響くのだ。

連れと落ち合い、丸善と高島屋の間の大通り(中央通り)をそのまままっすぐ銀座まで歩く。やがて歩行者天国が始まり、休日の人達でのどかに賑わい始める。銀座の入り口、首都高の下のあたりに警察博物館があった。

程なく、時計台が有名な和光と銀座三越のある交差点に着く。

夕方5時から連れは食事会。それまで30分程時間があるので、喫茶店で一服でもしようということになった。

あれこれ喫茶店を物色するが、コーヒー1杯700円~1000円近くもする。土地代が高いのか、余程高級なコーヒーなのか。

しばらく歩き回り、カフェ・ベローチェ(VELOCE)銀座みゆき通り店を見つけた。ブレンドコーヒーSが170円、アイスカフェオーレ210円。中心街からわずかに離れているせいか、2階には空いた席も多く、落ち着けた。

一息ついて出発。地下鉄東銀座駅の地上出口あたりのところから、すぐ近くに歌舞伎座が見えた。食事会の連れを置いて、先に帰る。

晴海通りを歩く。数寄屋橋を越え、有楽町駅まで、休日の人混みを一人で足早に歩く。

有楽町駅から横浜方面行きの京浜東北線で10分強。駅前で晩メシ用の弁当を買って帰宅。

楽しい土曜日だった。
__________

出家の覚悟―日本を救う仏教からのアプローチ Book 出家の覚悟―日本を救う仏教からのアプローチ

著者:南 直哉,アルボムッレスマナサーラ
販売元:サンガ
Amazon.co.jpで詳細を確認する

沙門果経―仏道を歩む人は瞬時に幸福になる (初期仏教経典解説シリーズ) Book 沙門果経―仏道を歩む人は瞬時に幸福になる (初期仏教経典解説シリーズ)

著者:アルボムッレ・スマナサーラ
販売元:サンガ
Amazon.co.jpで詳細を確認する

|

2009年5月30日 (土)

「ユニ隠し」? 制服が人気なのに?

「ユニバレ」「ユニ被り」を恐れた「ユニ隠し」が話題になっているとか(注)。

ユニクロ(UNIQLO)の服を着ていると、同じ服を着た人に遭遇する確率が割と高い。安くてまあまあのセンスの服がチェーン店で大量に販売されているんだから仕方ない。

そんな「ユニ被り」によって気まずい思いをするのを避けるため、ユニクロの服をカスタマイズして独自性を高めることを「ユニ隠し」というらしい。

ユニクラーなら他人と被ることなんか気にするものじゃないとも思うが、「ユニ被り」が嫌なら、例えばヨーカ堂系ファッションとのコンビネーションなんかどうだ?

一方で、最近の学生の間では、私服より制服の方が人気とも言う。

私(オッサン)の場合、中高生の頃、管理教育的観点により詰襟が強制されていたので、制服は嫌だった。しかし今は服装が自由化し過ぎて、その反動で、制服が再注目されているのだろう。

確かに、ヘソだしルックやズボン下げルックが氾濫する中、セーラー服や詰襟などのレトロな制服姿の方がむしろ異様に強い個性を放って見える。

制服の場合は、学校という団体としての独自性を主張するものだから、その団体の中で他人と同じ服を着ていても気にならないのだろう。

難しいもんじゃの。。
__________
(注) 例えば、J-CASTニュースの記事『若者に広がる「ユニ隠し」現象とは何だろう』 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090525-00000002-jct-soci 参照。

|

「本読む親の子は優秀」? おバカな研究は後を絶たない

大学の先生の中にも、おバカな人もいれば、人間としてまっとうな判断ができない人もいる。ついでに言えば、そんな大学の先生の研究を一般向けに報道するマスコミの記者の多くは、研究の意味をほとんど理解していない(科学担当記者であっても)。

それは例えば、5月27日付の朝日新聞(ネット版)の記事『本読む親の子優秀 下位はワイドショー ベネッセ調査』(注)からもわかる。

同記事によると、「お茶の水女子大とベネッセ教育研究開発センターが共同で調査したところ」、「成績上位の子どもの保護者は本をよく読む」「下位の子の親が好むのはテレビのワイドショー」ということがわかったという(括弧内は同記事より引用)。

このおバカな調査では、各地の小学5年生とその保護者をそれぞれ3000人弱ずつ集め、子供にはベネッセのテストをやらせた。そして、保護者には普段の行動に関する質問をした。

『本読む親の子優秀 下位はワイドショー』というおバカな記事は、子供の国語のテストの成績と、親の9つの行動の関係についての統計(単純な集計)に基づいている。「親の9つの行動」とは次の9つだ:

  1. 本(雑誌や漫画を除く)を読む
  2. 新聞の政治経済欄を読む
  3. パソコンでメールをする
  4. テレビのニュース番組をよく見る
  5. ほとんど毎日、子どもに「勉強しなさい」という
  6. カラオケに行く
  7. 以前のように土曜日も学校で授業をしてほしい
  8. テレビのワイドショーやバラエティーを番組をよく見る
  9. スポーツ新聞や女性週刊誌をよく読む

この設問自体、予断と偏見に基づいて(要するに、適当に)設定されたことは明らかだ。最初から常識的な結論があったわけだ。だから、この記事に関するネットでの反応は概ね、「そんなの当たり前じゃん」、というようなものだったようだ。

違う。「当たり前」じゃない。

記事に引用されたデータによると、国語のテストの成績の「最上位層」の保護者の70.6%が「本を読む」。「最下位層」の保護者の56.9%が「本を読む」。

この差がどの程度統計的に有意と言えるのか? そもそも「最下位層」の保護者の6割程度も、「本を読む」のだ。

一方、「ほとんど毎日、子どもに『勉強しなさい』という」保護者は、「最上位層」では51.2%、「最下位層」では56.9%で、若干「最下位層」の方が多かったらしい。

これに関する調査チームの解釈は驚くべきものだ。調査チームは、(最下位層の保護者は)「子どもの成績が思わしくないために小言を言いがちになるのでは」、と解釈したという。

51.2%と56.9%という僅差にもかかわらず、そこまで言うか?!

これは科学ではない。科学的粉飾による偏見の正当化だ。

この調査と記事には、さらに別の罠も仕組まれている。暗黙のうちに、「相関関係」を「因果関係」にすり替えているのだ。

「親が本を読んでいると子は優秀になる」のではなく、「子が優秀だと親が本を読むようになる」可能性もないとは言えないではないか。。。

おバカな研究は後を絶たない。
__________
(注) 朝日新聞(ネット版)2009年5月27日付記事『本読む親の子優秀 下位はワイドショー ベネッセ調査』 http://www.asahi.com/edu/news/TKY200905260379.html

|

2009年5月29日 (金)

革命的警戒心

「革命的警戒心を喚起せよ!」

学生の時に聞いて、今でも頭に残っている言葉だ。何が「革命的」なのか? それは御愛嬌で、要するに、「ものすごく警戒しろ」、ということなのだろう。

今、「革命的警戒心」を持つべき対象は何だろうか。

お年寄りには「振り込め詐欺」などがあるだろう。

今、30代以下の人達が特に革命的に警戒すべきなのは、

1.住宅ローンでの住宅購入
2.大手銀行系のフリーローン

だろう。この金融不況の中、大手銀行と大手銀行に吸収された消費者金融が、何とか庶民の金をむしり取ろうと必死の様子だ。

「ご利用は計画的に」
「バランスが大事」
「借り過ぎに注意」

要するに「借金踏み倒すなよ」ということだが、それは善意からの言葉ではない。善意を装って警戒心を解かせ、ついつい金を借りさせようとしている標的は、何とか利子を払えそうだがそれほど生活に余裕があるわけではない人達だ。金を借りなくても何とかやっていけそうな人に安心感を与え、ついつい金を借りさせようとしているのだ。

住宅ローンも似たり寄ったりだ。不動産会社と結託し、「長年賃貸に住むより、買った方が得だよ」とか甘い言葉を弄してその気にさせ、膨大な利子付きの何千万という借金を背負わせるのだ。

革命的に警戒した方がいいと思う。

地獄への道は甘い言葉で敷き詰められている。

|

2009年5月24日 (日)

『時事放談』はブラックジョークなのか?

日曜の早朝にテレビ(TBS)で『時事放談』という番組をやっている。時々目にしてしまう。

そのたびに思うのだった。「この番組タイトルはブラックジョークなのだろうか?」、と。

他意はない。しかし、出演者がほぼ例外なく、ジイさんなのだ。ジジイ放談。時事放談。ジジイの、ジジイによる、ジジイのための時事放談。

日本の未来にとって有益な意見を視聴者に提供するのが目的とすれば、何も出演者を高齢者に限定する必要はないのではないか。

と、余計なお世話なことを想うのだった。多分そういう目的はないのだろう。早起きのお年寄り達に向けて、同世代のお年寄りがお喋りする、「お達者クラブ」的な番組なのだろう。

|

2009年5月15日 (金)

少子高齢化会社

少子高齢化社会では、必然的に会社の社員の年齢層も高齢化するだろう。少子高齢化会社だ(「子」は若い社員ということで)。

これは厳しい。「上司」の数の方が部下の数より多くなる。現在の高齢社員は、年功序列制を最後に満喫している世代だ。いい役職につけなかった人には、それなりの役職がプレゼントされたりもする。組織図上の直属の上司以外に、実質的に上司的な人達が増えるだろう。

「上司」というものは、自分が「上司」であることを自己確認することを主な仕事としている。些細なことでも部下からの報告がないとスネる上司が多いものだ。部下は、数人の「上司」達に、順番を気にしながら逐一日常の活動を報告しなければならなくなるだろう。

少子高齢化会社での部下(特に下の方の中間管理職)の主な仕事は、上司達の機嫌を損ねないように細心の注意を払いながら同じ内容の報告を何度もして回ること、になるかもしれない。

|

2009年5月14日 (木)

「五月病、どうやって乗り切る?」 - 六月になるのをじっと待て

「五月病、どうやって乗り切る?」

そりゃあもう、定義から言って、六月になるのを待つしかないと思う。

コネタマ参加中: 五月病、どうやって乗り切る?

|

2009年5月13日 (水)

スパムURL

mixiで「スパムURL」が問題になっているという。クリックしただけでウィルスに感染するおそれがあるという。これは厄介だ。有益なURLまで警戒されてしまう。

「何を今更」という人もいるようだが、そりゃあもう、「新型インフルエンザ」だって「結核」だって、騒がれれば今更のように問題になるわけで。

|

2009年5月 9日 (土)

中食(なかしょく)

中食(なかしょく)という言葉を、昨日まで知らなかった。

中食とは、惣菜や弁当を外で買ってきて家の中で食べること、らしい。要するに主として、食事を「コンビニ弁当」で済ませることだ。外食と内食(家庭内で料理して食べること)の中間、という意味合いだ。

私は中食のヘビーユーザーだ。以前の一時期などは、ほぼ毎日、中食だった。

コンビニ弁当は「栄養が偏る」とか「添加物や保存料や着色料がよくない」と言われることもあるようだが、それは心配する必要ないだろう。

まず、栄養が偏る心配はない。むしろいろんなものが少量ずつ入っていることが多いので、自炊の場合よりも栄養バランスはいいと思う。おまけに、少人数ならば自炊より安上がりだ。食べ過ぎになる心配もない。

「添加物や保存料や着色料がよくない」というのも心配のし過ぎだろう。売り物なのできっちり成分表示されているが、自炊の場合はそんなことは知らずに普通に摂取しているはずだ。そもそも、添加物や保存料の類を、あえて「サプリメント」や「ビタミン剤」として知らずに摂取している健康オタクの人もいるくらいだ。安全性調査で「有害」と出るのは、人間にすればバケツ何杯分も毎日摂取するような試験をマウスかラットで行なってのことだ。それなら、ただの塩でも醤油でもソースでも「有害」になる。

そういうわけで、これからも「中食」にはお世話になります。コンビニに行って弁当がほとんど売り切れていると悲しくなる。コンビニ弁当、もっと充実してくれると嬉しい。できれば、カロリー高めのものをもっとよろしく。私は、「一日に成人男子に必要とされるカロリー摂取量」に達するのにアップアップしている。

__________
参考:
(財)食生活情報サービスセンター http://www.e-shokuiku.com/circulation/12_6.html

|

2009年5月 8日 (金)

iidaのG9 - 今のところ快適

au携帯の新ブランドiidaのG9(ソニー・エリクソン製)に機種変更してから4日が過ぎようとしている(注1)。

今のところいたって快適だ。何せ前の携帯がミニマリスト的な旧世代の代物だったので、G9だから快適なのかどうかはわからないところもあるが。

店頭でいろんな機種を較べてみた。G9は、Cyber-shot携帯から高性能デジカメ機能を取り去り、外観デザインを落ち着いたシックな感じにしたもの、のように思えた。どちらも同じソニー・エリクソン製だ。

ただしG9のデジカメでも300万画素。私が持っている旧世代のデジカメよりもはるかに高性能だ。また、G9もCyber-shot携帯同様、GSMとCDMAにより、ほぼ全世界で使用できる。ワンセグ、LISMO、おサイフケータイ機能などももちろんついている。

G9は、現在の一般的な携帯で実現されている主だった機能を程よい性能で集積し、落ち着いた外観デザインによって幅広いユーザー層に支持されることを目指しているのだろう。

実際、私のようなオッサンが職場で持ち歩いていてもまったく違和感がない(はずだ)。縦にしても横にしても、Yシャツの胸ポケットにぴったり収まる。

買ってまず行なったのは、microSDによるメモリの増強。G9は最大2GBまでOKだ。リアカバーを開けて電池パックを取り外してmicroSDカードを挿入するようになっている。

買ったばかりの時は電池が十分に充電されていないので、最初に一晩充電した。私はいつも、ACアダプタを携帯に直接接続して充電している。

充電し始めてしばらくして気付いたのだが、待受画面(各国の時刻表示)の向きがいつの間にか横向きになっていた。ACアダプタを外して充電をやめると、また縦向きに戻る。

これは、そのようになっているのだった。卓上ホルダに置いて充電すると、G9が横向きになる。その時に時刻表示が横向きになれば、まるでデジタル置時計のようになるのだった。

__________
注1) 『iidaは正直スベってると思う - と言いつつG9に機種変したのだった』 http://higashiooi-machio.cocolog-nifty.com/blog/2009/05/iidag9-28b9.html

|

2009年5月 6日 (水)

On Off and Beneath - 「日本はもう立ち直れないから、海外で勉強して働こう」って、んなアホな・・・

『On Off and Beyond』というブログの2009年4月27日付の記事『海外で勉強して働こう』(注1)が、ネットでちょっとした話題となっているようだ。J-CASTニュースが取り上げて、Yahoo!ニュースから紹介記事が配信されているのだ(注2)。

ブログの著者は、工学部出身。一応「理系」だ。しかしその後、商社、コンサルティング会社(マッキンゼー)勤務後、シリコンバレー(米国)でコンサルティング会社を経営中とのこと。

この記事(『海外で勉強して働こう』)から、読み取るべきメッセージは次のようなものだろう。「日本経済は(当分の間)、もう大きく成長することはないだろう。今後は、シリコンバレー(米国)、中国、インド、ベトナムなどが大きく成長するだろう。だから、それらの場所に目を向けなさい。」

要するに、金融資本にとってウマ味のある投資先はどこか?という議論をしているのだ。当然、大きく成長するところは就業機会も多いだろうから、「日本が就職難なら、海外のそういうところへ行って就職すればいいじゃん。それくらいのことができるくらい自分を磨いとけよ」、と著者は言いたいのだ。そう私は思いたい。

その辺のところまでは、私が尊敬してやまない大前研一さんが言っていることとも大きく違わない。ズブズブに理系的な大前研一さんは、『On Off and Beyond』ブログの著者が在籍したというマッキンゼーの大先輩だ。

ところが著者は、「勝ち組」の立場からかなり感情的に自説を展開しているため、相当の反発を招いているようだ。この記事が話題になった後、『On Off and Beyond』ブログへのコメントを「承認制」にしている。

その『海外で勉強して働こう』から抜粋・引用して要旨を紹介すると以下の通り(以下、『』内は引用。全文は注1を参照):

==========
『これまでずっとなるべく言わないようにしていたのだが、もう平たく/明快に言うことにしました。1)日本はもう立ち直れないと思う。だから、2)海外で勉強してそのまま海外で働く道を真剣に考えてみて欲しい。』

『これまでは、1)は言わずに、2)だけ言ってきた。で、「海外で働く」の中でも、私が知っている「シリコンバレーで働く」ことの楽しさ、働くための方法をなるべく具体的に紹介するようにしてきた訳なのであるが、前半も言うことにしました。その理由は、若い人に早く気づいて欲しいから。』

『(後日注:アメリカに行け、と言ってる訳ではない。シリコンバレーに来い、と言ってる訳でもさらにない。タイトルで書いた通り「海外で」。伸びてる場所を海外に見つけよう、という話しです。中国でもインドでもベトナムでも、金のわらじで「伸びてて自分に合った場所」を探しましょう、と。念のため。)』

『今の私が考える、日本の20年後ぐらいの将来はこんな感じだ。』 で、『ベストケース』がフランス型、『ベースケース』がアルゼンチン型、『ワーストケース』が『閉塞感と絶望と貧困に苛まされる層が増加、右傾化・極端で独りよがりな国粋主義の台頭を促す』。

『ワーストケースになると、日本の外にいてもとても怖い。』『アルカイダですらアメリカ本土攻撃できちゃうんですから。あと、怖いだけでなく、日本で生まれたものとして悲しい。なので、是非これだけは避けて欲しい。』

『日本国内の閉塞感が打破できないなら海外に行けばよいではないですか。』

『今の日本は、「成功体験のある人」が著しく減ってしまった。』『成功体験をするためには、成功している場所にいくのが一番。』『「海外で成功経験を積む」人が増えることは、日本のためにもなる。』

『もちろん、上述した通り、日本は貧富の差が広がりつつあるし、今後もどんどん広がると思うので、「日本で勝てる!」と思う人は、是非国内でその道を邁進してください。誘拐には気をつけてね。』『あと、「日本の政治を根本から変えて日本を良くする」という自負のある人も是非日本でトライして欲しい。』『(追記:あと、「逃げ切れる世代」っていう人もいますね。今の20代は無理だと思うが。)』

『私はこれからも「それ以外の人」向けのメッセージを細々と出し続けたいと思います。』
==========
(以上、抜粋・引用)

著者は著者なりに何となく日本のためを思って言っているのかもしれない。しかし、その言い方はもはや完璧に第三者的だ。

日本で生まれたという「昔のよしみ」があるので、日本人として生きていこうとしている我々を哀れもうとしているようにも聞こえる。

「日本のエリート」が、こんな発想で、こんなことを、こんな言い方で発言していたら、日本に「明治維新」も「高度経済成長」も起こらなかっただろう。

=====
注)

  1. 参照URL: http://www.chikawatanabe.com/blog/2009/04/future_of_japan.html
  2. J-CASTニュース5月4日記事『「日本はもう立ち直れない」 だから「海外で働こう」に賛否両論』http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090504-00000001-jct-soci

|

2009年5月 5日 (火)

iidaは正直スベってると思う - と言いつつG9に機種変したのだった

既に書いたように、iidaのテレビCMでは意味のあるメッセージを何も受け取れず、しばらく無視を決め込んでいた。

ところが一昨日、横浜・みなとみらいのWORLD PORTERS内でiidaのG9に思いがけず遭遇してしまい、覚悟を決めてパンフレットを眺めたのだった。しかし依然詳細はわからずじまい。

帰宅後ネットで調べようとしたところ、iida.jpのパケット攻撃により我が貧弱Windowsマシンは一瞬にして撃沈されたのだった。。。

参考: 『iidaは正直スベってると思う。腐った林檎の匂いがする。。』 http://higashiooi-machio.cocolog-nifty.com/blog/2009/05/iida-fcca.html

……………
一旦調査を断念するも、理系としての使命感から再調査を決意。昨日、近所のヤマダ電機LABIの携帯売り場に乗り込んだ。長時間にわたって店員に聞き込みを行ない、様々な角度から現物を調査した。その結果。。。

さらに詳細な調査を継続するため、G9に機種変更してしまった。

何という日和見主義! いや、これは、現実に即して臨機応変に見解を変えることのできる理系的柔軟さの表れなのだ。

とにかく、私はG9(グリーン)に機種変更したのだった。3年ぶりの機種変更だった。

昨日、「機種変でも0円」と書いたが、タダではなかった。価格は44,280円。これを無利子で24分割。購入時店頭で払うお金が「0円」という意味だった。(ただし昨日LABIでは、本当に機種変でもタダのau携帯を売っていた。)

というわけで今後、実際に使用することにより得られたG9調査結果を追い追い報告することとしたい。

(続)

|

2009年5月 4日 (月)

iidaは正直スベってると思う。腐った林檎の匂いがする。。 (と言いつつG9に機種変)

しばらく前からテレビで奇妙なCMを頻繁に見かけるようになった。あの、携帯電話がズラズラ並んで行進して「iida」のロゴが出るだけの、意味不明のCMだ。

iida。飯田? どこのメーカーじゃ? auの携帯?

と、好奇心を押し付けられるものの、そんな見え透いた広告手法に引っ掛かるのは理系消費者として屈辱なので、意地でも「iida.jp」をアクセスせずにいた。

しかし昨日、とうとうデパートの携帯売り場で「iida」の現物を見てしまった!

見てしまった以上、詳細に調査するのが理系たる者の務めだ。

しかし、その場でパンフレットを様々な角度から解読しようと試みるも、何が新しい特徴なのかよくわからない。ハードウェアやデザイン自体は、どこかでもう見たことがあるような感じのものだ。プロジェクター機能があるらしいが、携帯をプロジェクターとして使用することを余儀なくされる状況というのは、どのような非常事態、緊急事態なのだろう。

「理系に受ける性能よりも、チャらいデザインや見栄えの方が重要だ」、と主張したいのか?

かすかな反感を胸に帰宅し、意を決してWebサイト(iida.jp)にアクセスしたのだった。。

すぐに後悔した。

鬱陶しい80年代テクノ風BGMの嵐の中で、久々に自宅のWindowsマシンが凍りついたのだった。

貧弱なハードウェアで最善のパフォーマンスを発揮するソフトウェアこそ理想とするUNIX魂を持つ者にとって、Windowsを使うことは必要悪に過ぎない。

私のノートパソコンのメモリは1GBもある。にもかかわらず、Windows XP Professionalときたら、いつ落ちるかわからない危うさでトロトロとアプリケーションプログラムを実行するのだ。光速タッチタイピングについてこれず、一瞬遅れて文字を表示する有様だ。

そんなWindowsマシンに、あのiidaのWebページは大量のパケットを投げつけてきた。このパケット攻撃に、私のWindowsマシンはひとたまりもなかった。何とかプロセスをターミネートし、嘲笑うようなBGMもようやく鳴り止んだ。

iida.jpでの調査はそれをもって断念した。

救いようがない逆効果広告手法だ。言いたいことは、はっきりと文字でわかりやすく伝えてくれ。まだLynxを愛用している人も多いだろうに(多くないか)。権威付けに担ぎ出したTEI TOWAや草間彌生にも失礼だろう。Appleのいやらしい宣伝手法を真似しきれていない。「腐った林檎」のようだ。

とは言え、特に新規性や性能にこだわりがないなら、「G9」携帯はいい選択肢かもしれない。

何しろ、
私が店頭で見た時には、機種変でも0円となっていた。。
タダなのsign02

注:
タダではありませんでした。詳細は明日。さらに調査を進めるべく近所の大型電器店を訪ねた私は、結局ミイラ取りがミイラとなり、G9に機種変したのであった。↓
http://higashiooi-machio.cocolog-nifty.com/blog/2009/05/iidag9-28b9.html

|

横浜開港150周年記念巨大蜘蛛 - なぜ?

昨日夕方から、横浜・みなとみらいに散歩に出かけた。自宅から桜木町まで、京浜東北線下りで30分弱。

桜木町駅の改札を出ると左折。その後直進。汽車道を歩き、WORLD PORTERSの横を突っ切って赤レンガ倉庫へ。

赤レンガ倉庫の手前には、2つの大きなイベント会場が設営されていた。4月28日から9月27日まで、横浜開港150周年を記念したイベント「開国博Y150」が開かれているのだ。

赤レンガ倉庫に辿り着いた時には、ちょうど日が暮れる頃だった。この辺りは、日暮れ時に訪れるのが一番いい。赤レンガ倉庫の奥の、海に面した広い庭に出て、そこから眺める夜景は最高。夜の空に浮かぶランドマークタワー、クイーンズタワー、みなとみらいの大観覧車、インターコンチネンタルホテル。鶴見つばさ橋からベイブリッジ。山下公園の埠頭に向かう遊覧船。

つばさ橋の主塔は逆Y字型。ベイブリッジの主塔はH型。YとHは、「横浜」(YokoHama)を表している。と、前に誰かから聞いたことがある。本当にそうなのかはわからない。

赤レンガ付近をひとしきり散歩して、WORLD PORTERSへ向かう歩道橋へ。4車線の車道の上を横切る歩道橋の上に大勢の人が立ち止まり、欄干にもたれて数珠繋ぎになっていた。皆、イベント会場の方を見ている。

夜7時から、イベント会場の中の「巨大なクモ」が歩き出すのだった。

約20分間、巨大なクモは8本の脚をゆっくりと動かせて会場の広場を歩いた。時折、脚の先やお尻のところから、霧状のものを激しく吹き出した。

途中から、私達は歩道橋を降りてイベント会場横の歩道に移動し、柵越しに間近からクモを観察していた。

巨大蜘蛛は、私達のいる方の上空に向けて派手に霧を噴射した。数秒後、霧雨のようなものが辺りに舞ってきた。乾いた地面から、湿った土の匂いがした。

それにしても。。。

何故、クモ?

私が連れに披露した推理は次の通り。

「開港により、船に紛れ込んだ外国のクモが日本に上陸し、外来種として日本に定着したから。」

「それはどちらかと言うとネガティブな歴史だから、開港150周年記念イベントでクモを使う理由にはならない」、と却下された。

巨大蜘蛛の正体を知りたい人は、下記のサイトを御参考下さい。

参考:
「開国博Y150」公式サイト
http://event.yokohama150.org/
「開国博Y150」ベイサイドエリア
http://event.yokohama150.org/event/bayside/index.html
巨大なクモの正体
http://event.yokohama150.org/topics/vol_7.html
http://event.yokohama150.org/event/bayside/detail1.html

|

2009年4月28日 (火)

地デジカ参上! せんとくん以来の衝撃。ミニマルアートキャラ誕生!

地デジ推進キャンペーンの強烈な後継キャラが登場した。

その名も、地デジカ

「ちでじりょく」ではない。「ちでじか」と読む。せんとくんに匹敵する強烈キャラの誕生だ。

参照: 例えば、
サンスポ 2009年4月27日ネット版

http://www.sanspo.com/shakai/news/090427/sha0904271654016-n1.htm
産経新聞 イザβ版
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/natnews/topics/247575/

60年代にテレビでやっていた『怪獣ブースカ』に出てきそうな、なぜかほのかに悲哀を感じさせるキャラだ。吉田戦車のマンガのキャラをも連想させる。そのシンプルさは、ツヨポン爆酔事件後、一夜にしてデザインされたかとさえ思わせるほどだ。

私は一目見た途端、地デジカの虜になってしまった。地デジカと並んで笑うクニオちゃんに好感さえ感じたほどだ。これは革新的マスコットキャラ、ミニマルアートキャラと呼んでもいいだろう。

それにしても、なぜシカなのか? もちろんそれは、地デジカが奈良のせんとくんの仲間だからだろう。

せんとくんと地デジカが共演する日を、心から楽しみにしている。

ゆるキャラの金字塔!!平城遷都1300年祭せんとくん 蒔絵シール寝そべるせんとくん

|

2009年4月26日 (日)

草なぎさん、早く復帰してくれ! ビールのCMで。

お酒をそこそこ飲む人なら、お酒の失敗談を一つや二つは持っているだろう。

だが、そんなことを迂闊にネットで披露すると、サイバー警察に見つけられて逮捕されて家宅捜査されて仕事を干されるぞ。要注意だ。

草なぎさんのやったこと(注)は、恥ずかしい失敗談ではある。酔っ払いに甘いのもよくない。赤坂・檜町公園近隣のハイソなプチブル住民の安眠を妨害したのも確かだから、住民の皆さんには謝り倒すしかないだろう。

しかし、決して元大臣ナカガワ(世界の酒乱)の同僚のクニオ(世襲大臣)から罵倒されるような出来事ではないし、逮捕されて家宅捜査をうけるようなものでもない。CMをおろされるようなことでもない。

穴があったら入りたいような状況の中で、あの「謝罪会見」は立派だった。正々堂々と失敗を認め、反省していた。とにかく有名人に謝らせることと泣き崩れさせることを虎視眈々と狙うサディスティックな芸能マスコミを見事に跳ね返していた。

猛虎魂、いや武士道のような潔さを感じた。私はこれまで、特にSMAPや草なぎさんのファンではなかったが、見直した。私にとっては大きくイメージアップした。私は草なぎさんのファンになる。

ビートたけしもテレビで言っていた。「構わずにCMに使ってくれる太っ腹なスポンサーがいてほしいね。」

その通りだ。早く復帰してくれ。

復帰は、ビールのCMなんかどうだろう。草なぎさんが「飲み過ぎに注意!」と爽やかに笑ってビールを飲み干すCMは絶対うける。そんな太っ腹な会社のビールを私は飲みたい。

----------
(注)
『草なぎさん、やっちまったなあ。それより、クニオにドン引き。』
http://higashiooi-machio.cocolog-nifty.com/blog/2009/04/post-19d0.html
『ユキオもクニオも、まず兄弟でよく話し合った方がいいんじゃないか? それともこれはボケとツッコミ?』
http://higashiooi-machio.cocolog-nifty.com/blog/2009/04/post-d377.html

コネタマ参加中: 酔ったら止まらない?!お酒の失敗談教えて!

|

2009年4月25日 (土)

ユキオもクニオも、まず兄弟でよく話し合った方がいいんじゃないか? それともこれはボケとツッコミ?

飲み過ぎて羽目を外した草なぎ剛さんを、総務大臣の鳩山邦夫氏が口汚く罵倒したのを見てドン引きしたことを、昨日書いた
『草なぎさん、やっちまったなあ。それより、クニオにドン引き。』 http://higashiooi-machio.cocolog-nifty.com/blog/2009/04/post-19d0.html

「メチャクチャに怒りを感じる」「最低の人間だ」「絶対に許さない」。

「家業・政治屋」一家のお坊ちゃまであるクニオにすれば、日本の大臣の職なんか、ちょっとした大会社の部長くらいものに見えているのだろうか。

ところが、今日になって面白い展開が。

クニオの兄で、対立政党の幹事長をしているユキオが、草なぎさんの一件についてこう言い出したのだ。

「逮捕され、すぐ自宅が捜索される。そこまでやる話なのか。若干の違和感を禁じ得ない」。
(読売新聞ネット版 参照URL http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20090424-OYT1T00881.htm

それは確かに私もそう思う。しかし。。。

クニオがボケで、ユキオがツッコミの漫才か、これは?

二大政党制兄弟漫才。

|

2009年4月24日 (金)

草なぎさん、やっちまったなあ。それより、クニオにドン引き。

草なぎさん。やっちまったなぁ!

泥酔して全裸と言えば、尾崎豊の最期を思い出した(例えば、日刊スポーツ復刻版記事 http://www.nikkansports.com/entertainment/news/p-et-tp0-20080425-352243.html 参照)。

それはさておき、記憶が飛んで、野外でスッポンポンになったのはみっともないが、今回の場合、それで誰か迷惑をこうむったのだろうか? あえて言えば、駆けつけて苦労して保護した警察官の人達か。誰も迷惑をこうむってなくても、「公然わいせつ」は成り立つと言えばそれまでだが。。

深夜に大声を出して近隣住民に迷惑を掛けたのは間違いなさそうだ。これはもう、ひたすら近隣住民に謝りまくって、ついでに奉仕活動(酔っ払い防止キャンペーンとか)でもやるしかないだろう。

で、それで済むことだと思う。

このケースは、イエス・キリストの、「この中で、罪を犯したことのない者から石を投げるがよい」、で済む類のものだと思う。

酔っ払いに甘いのはよくないと思うが、今回の場合、(今のところ)草なぎさんには厳しすぎる「社会的制裁」が加えられようとしている、と思う。

テレビも新聞も、律儀に「草なぎ容疑者」と呼び始めた。

何より私が驚愕してドン引きしたのは、総務大臣をしている鳩山邦夫氏のインタビューでの発言だ。「(事実であるなら)メチャクチャに怒りを感じる。」「最低の人間だ。」「絶対に許さない!」

何じゃそりゃ? 一国の大臣が、一介の芸能人の何を許す許さない? 地デジ普及推進キャンペーンのCMやポスターが無駄になったことか? それに、あれが最低の人間なら、国際舞台で公務中に酔っ払って記者会見して世界中に恥を晒した前外務大臣はどのランクの人間になるのか?

そもそも地デジキャンペーンなんて、ただ告知すれば済むものだ。「2011年7月24日にアナログ放送は終了しますよ」「以降もテレビ見たけりゃそれまでに何とかしといてね」でいいし、まだあと2年もあるのに、何でそんなにせかして地デジ対応テレビを買わせようとする? 誰を儲けさせたいのか。

それはさておき。

中川さんのこともさておくとして(ただし鳩山氏は中川氏を「絶対に許さない」はずだが)。

鳩山邦夫という人。大臣として、基本的にいつもああいうスタンスで物を言っているのだろうか。

|

2009年4月18日 (土)

若者よ、3年で辞めよう!

『若者はなぜ3年で辞めるのか?』を、半分ちょっとまで読んだ。

若者はなぜ3年で辞めるのか? 年功序列が奪う日本の未来 (光文社新書) Book 若者はなぜ3年で辞めるのか? 年功序列が奪う日本の未来 (光文社新書)

著者:城 繁幸
販売元:光文社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

この本に書かれていることは、オッサン(40代半ば)である私の経験からしても、正しい。

今の若者は、団塊世代の豊かな暮らしを支えるために、過酷な就職難と劣悪な労働条件に甘んじているのだ。

「格差社会」における真の格差は、団塊世代以上の高齢者層と、40代以下、特に30代前半以下の若者との間に存在している。

団塊世代以上の高齢者層の中には、収入も資産もなく貧しい人も確かに存在する。しかしそれは少数派なのだ。

多くのお年寄り(もうすぐ年金をもらい始める団塊世代を含む)は、豊かな暮らしを死ぬまで続けるのに十分な資産(持ち家、貯金)を既に持っている。

その上さらに、満額でもらい続けている年金を「まさか」の時のために貯金し続けるのだ。「まさか」とは、例えば、空から隕石が落ちてきて家が壊れたとかいうような場合だ。

その「まさか」のための年金は、今のまま行けば決して年金などスズメの涙ももらえることのない現役世代が払っているのだ。

お年寄りはいたわらねばならない。しかし、お年寄りに一律に割引サービス(市バスの乗車賃を無料にするとか)をする理由は、実はまったくないのだ。

若者世代から年寄り世代への搾取が起こっている。もはや、「団塊以上=ブルジョワジー」、「40代以下特に20代=プロレタリアート」で、年寄りと若者の間で階級闘争が起こっても不思議ではない。

若者にまだ希望はある。

万一正社員になったら、3年で会社を辞める。それを繰り返そう。終身雇用制、年功序列制を一掃するのだ。

選挙に行こう。少子化の上に若者の投票率が低ければ、政治は、人数が多く投票率も高い団塊年寄り世代に都合のいいことばかりし続ける。

選挙に出よう。選挙に出れる年齢になったら、議員に立候補しよう。大挙して立候補しまくろう。すぐに当選でなくてもいい。もともと、失うものはほとんどないのだ。

こうやって日本社会のルールを変えていけば、収奪された富は若者に戻ってき始めるだろう。ついでに景気もよくなるだろう。

|

2009年4月17日 (金)

年寄りはなぜ3年で辞めないのか?

今日から、『若者はなぜ3年で辞めるのか?』を読み始めた。

若者はなぜ3年で辞めるのか? 年功序列が奪う日本の未来 (光文社新書) Book 若者はなぜ3年で辞めるのか? 年功序列が奪う日本の未来 (光文社新書)

著者:城 繁幸
販売元:光文社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

同様に問題とすべきは、「年寄りはなぜ(あと)3年で辞めないのか?」、ということだ。

4年後の2013年までに、年金支給開始年齢が60歳から65歳へと引き上げられる。それに合わせて、2013年までに、企業は定年を60歳から65歳へと引き上げなければならない。

簡単に言うと、団塊の世代の人達が60歳で定年後、5年間も年金がもらえないと困るだろうから、その間も同じ会社で継続して雇用され給料をもらえるようにしたのだ。これは法的な義務だ。

なぜこれが実現できるかというと、40歳代以下、特に30代前半以下の若い人達に過酷な就職難と低賃金・不安定雇用を押し付けているからだ。

終身雇用・年功序列の既得権を持った高給取りの団塊正社員の賃金を下げたり、辞めてもらったりできない以上、新しく正社員を雇うのを控えるほかないわけだ。若者の就職難はさらに続くのだ。

こういったことを決めて実行している中心的存在は、他ならぬ団塊の世代自身だ。団塊の世代が豊かなままで「逃げ切る」ために、若者世代はとんでもなく不公平な境遇に甘んじている状態だ。

「最近の若者は3年もせずにすぐ辞めて、忍耐力がない」と年寄り(団塊世代)は言う。

しかし、これだけの不公平の中で暴動も起こさずにいる若者の忍耐力は、団塊世代よりずっと高いと言わざるを得ない。

|

2009年4月16日 (木)

ドッキドキ!詐欺メール ver.2

先日、エイプリルフールのジョークに、「総合調査事務局 (株)東京通信システム」の担当「五十嵐」さんから、詐欺メールをもらった。
(参照: http://higashiooi-machio.cocolog-nifty.com/blog/2009/04/from-0f5c.html

しばらく忘れていたが、つい先日、同じ人からまた詐欺メールを頂いた。ただし、「(株)東京通信システム」は、「(株)リアルネット」に社名変更し、担当も「五十嵐」さんから「北野」さんに変わっていた。メールアドレスも電話番号も変わっていた。

文面はほとんど同じだ。ただし、「無料登録」したというサイトとして、以前は『総合情報サイト』という特定のサイト名が明記されていたのに対し、今度は「『有料情報サイト』『特典付きメルマガ』『懸賞付きサイト』」と、官僚の文章のようにぼかした表現になっている。ちょっとだけ工夫してみたようだ。

「リアルネット」という名前の組織は、おそらく日本国内に多数存在するだろう。不動産関係に多いかもしれない(「不動産」は英語で「リアル・エステート」なので)。もちろん、この詐欺メールとは何の関係もない。

下に、今回もらった詐欺メールの全文を御紹介しよう(一部伏字)。上記URLに載せた以前のバージョンと比較するのも一興だろう。

----------------
From: r.net.3@docomo.ne.jp
Date: Thu, xx Apr 2009 14:xx:xx +0900 (JST)
To:
xxxx@xxxx.ne.jp
Subject:

(株)リアルネット
03‐6457‐7460
担当の北野と申します。
早速ですが、本題に入らさせて頂きます。
現在お客様がご使用中の携帯電話端末より、認証ネットワーク事業者センターを介し以前にお客様がご登録されました『有料情報サイト』『特典付きメルマガ』『懸賞付きサイト』等における無料期間内等で退会手続が完了されていない為、ご登録料金及びご利用料金が発生しており現状で料金未払いとなった状態のまま長期間の放置が続いております。
当社はサイト運営会社より依頼を受けまして、料金滞納者の個人調査、悪質滞納者の身辺調査などを主に行っております。
本通知メール到達より翌営業日(営業時間内)までにご連絡を頂けない場合には、ご利用規約に伴い
①個人調査の開始(悪質な場合は身辺調査の開始)、②各信用情報機関に対して個人信用情報の登録、③法的書類を準備作成の上、即刻法的手続(強制執行対象者等)の開始、以上の手続に入らせて頂きますので予めご了承下さい。

※退会手続の再開、お支払いのご相談等をご希望のお客様は
担当北野
までお問い合わせ下さい。尚、本通知は最終通告となります。
営業時間 月曜~金曜    午前10時~午後7時迄 土曜午前10~午後6時 祝日、祭日、日曜=休日

----------------

おそらく似たような文面のもので、社名、担当者名、電話番号、が変わったものを、大勢の人が無差別に受け取っているはずだ。

もちろん、詐欺メールだから完全無視していればいいのだが、私は次のバージョンがちょっと楽しみだ。

なぜこんなバレバレの架空請求詐欺メールを作っているのか。お年寄りの中には引っ掛かる人もいるのだろうか。

もう正体は警察にバレていて、泳がされている状態だろう。被害者が一人でも訴えたら、この詐欺メールの作者は本物の詐欺になってしまう。警察は、「その時」が来るのを待っている。ある程度被害額が大きくなり、罪が十分重くなるのを待っているのかもしれない。

|

2009年4月15日 (水)

上司が鬼になると確かに部下は動く、つまり辞める

「上司が鬼とならねば部下は動かず」。

上司が「鬼」とならねば部下は動かず―強い上司、強い部下を作る、31の黄金律 Book 上司が「鬼」とならねば部下は動かず―強い上司、強い部下を作る、31の黄金律

著者:染谷 和巳
販売元:プレジデント社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

これは、団塊の終身雇用年功序列パワハラ世代の代表的価値観だ。

「鬼となる」。つまり、恐怖感によって部下を動かそうとするわけだ。

何の「恐怖」か?

クビになる恐怖だ。終身雇用を前提とする限り、クビをちらつかせることは最大の嫌がらせ(ハラスメント)となったのだ。「上司が鬼となれば部下はよく働く」という素朴なマネジメント法は、終身雇用あってこそ成り立つものだ。

会社はいわば江戸時代の「藩」みたいなもので、社員は「家臣」「家来」「下級武士」。藩を追い出されたら、極貧の「浪人」暮らしが待っており、次に「仕官」できる確率はとてつもなく低い。

しかし今や、「終身雇用」は実体のないものとなってしまった。

年功序列の右肩上がり賃金、高額な退職金、退職後は満額の年金。これらすべてを確保するや、鬼の団塊世代は、過酷な雇用体系を若い世代に押し付け始めたのだ。

若者と会社の関係は、否応なくドライなものとなった。よく言えば、「必殺仕事人」と「依頼人」のような関係、と言えなくもない。

そんな若者に、終身雇用時代の特異なマネジメント法を適用しようとしたら、「では、さようなら」と辞めてしまうのが当然だろう。団塊世代のワリを食って低賃金・悪条件で働いているのに、わざわざ「鬼」に付き合う意味がわからない。

だから若者は3年もたたずに辞めるのだ。

と、『若者はなぜ3年で辞めるのか?』には書いてあるに違いない。

若者はなぜ3年で辞めるのか? 年功序列が奪う日本の未来 (光文社新書) Book 若者はなぜ3年で辞めるのか? 年功序列が奪う日本の未来 (光文社新書)

著者:城 繁幸
販売元:光文社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

昨日とうとうこの本を買ってしまった。早速何が書いてあるか確かめてみよう。著者はまだ若い人だ(私より)。

かのアルボムッレ・スマナサーラさんは、『悩まない力』の中で次のように言っておられる。

(日本では)「新入社員には、決まってストレスや強い緊張感を植え付けます。ストレスが入り込むと、心はすっかり固まって、柔軟な動きを失ってしまいます。それこそ、能力低下の原因です。」「日本の社会は、全体としてのマネージメントは最悪でしょう。」
(p.44、『ストレスが能力低下の原因、経営者は考え直せ』より引用)

悩まない力―あなたの心に秘められている (プラチナBOOKS) Book 悩まない力―あなたの心に秘められている (プラチナBOOKS)

著者:アルボムッレ スマナサーラ
販売元:主婦と生活社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

|

2009年4月14日 (火)

若者はなぜ1年足らずで辞めるのか?

『若者はなぜ3年で辞めるのか?』という本が以前本屋で目に付いたので、いつか読んでみようと思っていたのだが…。まだ読んでいない。

若者はなぜ3年で辞めるのか? 年功序列が奪う日本の未来 (光文社新書) Book 若者はなぜ3年で辞めるのか? 年功序列が奪う日本の未来 (光文社新書)

著者:城 繁幸
販売元:光文社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

最近は「3年3割」と言われているらしく、新卒新入社員の3割が3年で辞めるらしい。実際のところ、もっと短期間で辞める人も多いはずだ。だから採用する側は、1つの会社に3年以上勤めた経験のある応募者にはそれだけで漠然と信頼感を抱いてしまうくらいなのだ。

転職を繰り返す理由は様々だろう。一つの会社に長くいる方がいいと一概には言えないし、すぐに辞めてしまうのがいいとも言えない。

しかし、短期間で会社を辞めて転職しようとする人がよく口にする転職理由は(少なくとも表向きの理由は)、「もっとやりがいのある仕事をしたい」、「自分の夢を実現させたい」、「やりたいことに挑戦してみたい」、といった系統のものだ。

本当にそんなふうに思っている場合は、よくよく考え直してみた方がいいと思う。

どれも自分の欲求を満たすことを主張しているに過ぎない。自分の欲求・願望を満たしてくれるために給料を払ってくれる会社は存在しないと思ったほうが科学的だ。

とにかく、そんな風にリキんで転職しようとしている人には、私が愛読するアルボムッレ・スマナサーラさんの本を薦めたい。

先日も紹介した『悩まない力』からの一節。

「仕事は、生きるため、家賃を払うためにやるものです。大げさなことではありません。」「そういう程度で、人生を楽しめばいいのです。」(p.42)

悩まない力―あなたの心に秘められている (プラチナBOOKS) Book 悩まない力―あなたの心に秘められている (プラチナBOOKS)

著者:アルボムッレ スマナサーラ
販売元:主婦と生活社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

また、別の著書『ブッダの智慧で答えます-生き方編』からの一節。

「『一人ひとりが社会の歯車だ』とさえ言えるものではない。一人の人生は、せいぜい水道の蛇口のネジを締めるとき、その中に挟むゴムパッキンくらいのものです。」「若者が進路を決める時は、『そんな大胆なことをしなくてもいい。自分に出来る、小さな微々たることで充分だ』という気持ちで決めた方がいいのではないでしょうか。」(p.24)

ブッダの智慧で答えます 生き方編 Book ブッダの智慧で答えます 生き方編

著者:アルボムッレ・スマナサーラ
販売元:創元社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

|

2009年4月11日 (土)

団塊のパワハラ世代 (3) 不思議の国の○○島耕作

団塊の終身パワハラ年功プチブル世代を象徴する漫画が『○○島耕作』だ。

大学を卒業した島耕作は、企業に入社する。そんな島耕作の人生の最大の関心事は、社内政治だ。人生の目的は、昇進と不純異性交遊だ。

「信念」を貫いて我を張って左遷されることはあるが、解雇されることはない。幸運なことに、課長、部長、取締役、常務、専務、社長へと、まんまと昇進に成功する。

要するに、会社は高校・大学の次に進む「学校」みたいな存在だったのだろう。終身雇用である上に団塊の世代だから、大量の同期生が存在する。そんな中で競争して、いい成績をとろう(昇進しよう)と頑張る。

そんな風にして、70年代オイルショック後の低成長経済、バブル、バブル崩壊、後輩世代の雇用崩壊へと至る時代の主役を演じてきた。

現在、島耕作は社長だ。『社長島耕作』がシリーズの最後になるらしい(『会長島耕作』、『相談役島耕作』、『非常勤顧問島耕作』、などの可能性もあるだろうが)。

そう、団塊の世代には、退職後の人生など想定外なのだ。

このような『○○島耕作』は、今や「時代劇」と言っていいだろう。

今マンガを描くなら、『派遣島耕作』、『フリーター島耕作』、『契約社員島耕作』、『任期制職員島耕作』、とかにしてもらわないと。

(参考)
『団塊のパワハラ世代 (1)』
http://higashiooi-machio.cocolog-nifty.com/blog/2009/03/post-1eaf.html
『団塊のパワハラ世代 (2)』
http://higashiooi-machio.cocolog-nifty.com/blog/2009/04/post-bb04.html

|

2009年4月 6日 (月)

団塊のパワハラ世代 (2)

団塊の世代の特徴は、戦後のいわゆる「終身雇用制」と「年功序列制」の担い手であったということだろう。

一旦入社した会社からは、余程のことがないと解雇されなかった。入社する側も定年まで社員でいるつもりだから、相当ひどい仕打ちを受けてもひたすら耐えた。

また、特定の組織の人間としての経験は、その組織に長く在籍すればするほど多くなるわけだから、当然「年功序列」で「偉く」なる。

このため、上司から部下への、今で言う「パワハラ」は、当たり前のことだったわけだ。「終身雇用」を想定して生活している者に対して「クビ」をチラつかせることは、最高の嫌がらせであり、自分に従わせるための最も手軽な方法となったのだ。

団塊の世代の一部に、「脱サラ」、「独立」が流行ったのは、このような背景があったのだろう。監獄から解放されるような気分だったに違いない。

現在、年を取って経営者層に登り詰めた団塊の終身年功パワハラ世代は、若い世代に対する新しいイジメを開発した。自分達が定年まで逃げ切れるのが確実になるや、「終身雇用」から「非正規雇用」へ、「年功制」から「『成果』主義」へとルールを変え始めたのだ。

その良し悪しは別として、年金も含め、若い世代は相当にワリを食っているはずだ。

(続)
『団塊のパワハラ世代 (3)』
http://higashiooi-machio.cocolog-nifty.com/blog/2009/04/post-a2f9.html
『団塊のパワハラ世代 (1)』
http://higashiooi-machio.cocolog-nifty.com/blog/2009/03/post-1eaf.html

|

2009年4月 2日 (木)

ドッキドキ!詐欺メール from 「総合調査事務局」の50嵐

昨日はエイプリルフール。

しかし私の周りでは、4月1日が「エイプリルフール」だからと言って律儀にウソをつくようなおバカな人はいない。

唯一それらしきウソを、見知らぬ人から携帯宛にメールでもらった。御参考のために全文御紹介しよう(一部伏字)。

=====
From:
tokyo-t.20@docomo.ne.jp
Date: Wed, 01 Apr 2009 xx:xx:xx +0900 (JST)
To:
xxxxxx@xxxxxx.ne.jp
Subject:

現在お客様がご使用中の携帯端末より、以前にお客様がご登録されました
『総合情報サイト』
上記のサイトにおける無料期間内での退会手続が完了されていない為、ご登録料金及びご利用料金が発生しており、現状で料金未払いとなった状態のまま長期間の放置が続いております。
当社はサイト運営会社より依頼を受けまして、料金滞納者の個人調査、悪質滞納者の身辺調査などを行っております。
本通知メール到達より翌営業日(正午)までにご連絡を頂けない場合には、ご利用規約に伴い
①個人調査の開始(悪質な場合は身辺調査の開始)
②各信用情報機関に対して個人信用情報の登録
③法的書類を準備作成の上、即刻法的手続(強制執行対象者等)の開始
以上の手続に入らせて頂きますので予めご了承下さい。

※退会手続の開始、お支払いのご相談等をご希望のお客様は下記までお問い合わせ下さい。
総合調査事務局
㈱東京通信システム
℡03-5818-3594
担当 五十嵐

尚、本通知は最終通告となります。
営業時間 月曜~土曜
午前9時30分~午後7時迄

=====

これは超ヒマな人のエイプリルフールのネタか?

と思ったが、どうやら以前から無差別に大勢の人の携帯アドレス宛に送られているものらしい。小刻みにメールアドレス、会社名、電話番号、担当者名は変えられているようだが、「総合調査事務局」だけは不変のようだ。(注参照)

: その後しばらくして、同じ人からまた架空請求詐欺メールをもらった。ほぼ同じ文面だったが、そのメールでは「総合調査事務局」という名前は使われていなかった。「(株)リアルネットの北野」さんから、ということになっていた。次の記事を参照:
http://higashiooi-machio.cocolog-nifty.com/blog/2009/04/http.html

もちろんこんなものは完全無視でOK。1ミリも気にする必要はない。そもそも私は携帯でネットはしないので(メールは別として)。

どうせなら、ドッキドキ!LOVEメールで楽しませてほしかった。

ドッキドキ!LOVEメール Music ドッキドキ!LOVEメール

アーティスト:松浦亜弥
販売元:ZETIMA
発売日:2001/04/11
Amazon.co.jpで詳細を確認する

コネタマ参加中: エイプリルフール、秀逸だったのはどんなネタ?

|

2009年3月30日 (月)

白米

弁当に入っているとうれしいおかず、
と言えば、山盛りのご飯、白米だ。何しろ、主食だ。
ご飯をおかずにご飯を食べる。
白米さえ食べておけば、他のおかずを仮に食わなくても、
必要な栄養は大体とれる。
あれこれ迷わず、白米中心の食事にするのが健康的。

コネタマ参加中: 入っているとうれしい! 大好きなお弁当のおかずは?

|

2009年3月29日 (日)

団塊のパワハラ世代 (1)

昨年夏の北京オリンピックで、いわゆる「団塊の世代」の星野仙一監督率いる日本代表は優勝しなかった。先日のWBCで、「ポスト団塊世代」の原辰徳監督率いる日本代表は優勝した。

昨日本屋で、『社長は「鬼」の目で人を見抜きなさい』という本が目についたので、ちょっと立ち読みしてみた。この本の著者の前著『上司が「鬼」とならねば部下は動かず』という本も、10年近く前に買って読んだことがあった。著者はプレ団塊世代、まあほぼ団塊世代と言っていいだろう。

上司が「鬼」とならねば部下は動かず―強い上司、強い部下を作る、31の黄金律 Book 上司が「鬼」とならねば部下は動かず―強い上司、強い部下を作る、31の黄金律

著者:染谷 和巳
販売元:プレジデント社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

これらの本に書かれてあるのは、戦中(軍国主義教育)世代から団塊世代までに特有の人事・組織・仕事観に基づくものだ。

わかりやすく言うと、上司を戦国武将や軍隊指揮官になぞらえて、歴史小説で展開される戦国武将や軍隊指揮官の行動を現代の会社員生活で実践することを薦める、ような感じのものだ。感傷的なのだ。

人生が開ける戦国武将の言葉 ビジネスの現場で活きる、戦う者の知恵 上司として、部下指導の心得、組織を束ねる者の才覚… [本] 人生が開ける戦国武将の言葉 ビジネスの現場で活きる、戦う者の知恵 上司として、部下指導の心得、組織を束ねる者の才覚… [本]
販売元:セブンアンドワイ ヤフー店
セブンアンドワイ ヤフー店で詳細を確認する

ただし、今の時代にそういったことを真に受けて実践すると、ヒドイ目に遭う。「パワハラ」で自滅する。

「共通一次世代」の私は以前、「『○○世代』という妄想を根拠に展開される議論は、粗雑なものと決まっている」と書いた。
(参考: http://higashiooi-machio.cocolog-nifty.com/blog/2009/01/post-e932.html

しかし、戦中世代から団塊世代に限り、妄想ではなく、強烈に特異な時代背景と人口構成の顕著な偏りという現実が根拠にあり、世代を論じることに一定の意義はあると思う。そこで、以下であえてこれらの世代、特に団塊世代について論じたい。

(続)
『団塊のパワハラ世代 (2)』
http://higashiooi-machio.cocolog-nifty.com/blog/2009/04/post-bb04.html

|

2009年3月28日 (土)

エコバッグ型? 新入社員タイプ命名の怪

ズブズブに理系な者にとって世界七不思議の一つは、「財団法人社会経済生産性本部」が何のお仕事をしているのか、ということだ。

少なくともその仕事の一つは、毎年4月に一斉に大量雇用される新卒定期採用社員の性格にニックネームをつけることらしい(注1)。

で、今年の新卒入社社員のタイプは「エコバッグ型」と決まったようだ(注2)。

Cocolon エコバッグ (BE)  KBS41 Kitchen Cocolon エコバッグ (BE) KBS41

販売元:スケーター
Amazon.co.jpで詳細を確認する

意味がよくわからないので、これまでの命名を調べてみた。1973年から今年まで、毎年のネーミングを並べると次のようになる:

1973年: パンダ型
1974年: ムーミン型
1975年: カモメのジョナサン型
1976年: たいやきクン型
1977年: 人工芝型
1978年: カラオケ型
1979年: お子様ランチ型
1980年: コインロッカー型
1981年: 漢方薬型
1982年: 瞬間湯沸かし器型
1983年: 麻雀牌型
1984年: コピー食品型
1985年: 使い捨てカイロ型
1986年: 日替わり定食型
1987年: テレフォンカード゙型
1988年: 養殖ハマチ型
1989年: 液晶テレビ型
1990年: タイヤチェーン型
1991年: お仕立券付ワイシャツ型
1992年: バーコード型
1993年: もつ鍋型
1994年: 浄水器型
1995年: 四コママンガ型
1996年: 床暖房型
1997年: ボディシャンプー型
1998年: 再生紙型
1999年: 形態安定シャツ型
2000年: 栄養補助食品型
2001年: キシリトールガム型
2002年: ボディピロー(抱き付き枕)型
2003年: カメラ付ケータイ型
2004年: ネットオークション型
2005年: 発光ダイオード型
2006年: ブログ型
2007年: デイトレーダー型
2008年: カーリング型
2009年: エコバッグ型

それぞれの命名の意図は次のURLを参照してちょ:
http://activity.jpc-sed.or.jp/detail/lrw/activity000912/attached.pdf

ますます意味がわからない。必然性も妥当性も感じられない。理系的理解は不能だ。

要するにその時々の流行のキーワードにこじつけて、ジイサンが「今時の若者」をからかっているくらいのものなのだろう。

でも、まあちょっとは楽しめる。

自分が何型と命名されているか、調べてみるのもいいだろう。そして今後は、「何型ですか?」と聞かれたら、「A型です」とか「B型です」とか答えるのではなく、「エコバッグ型」とかいう風に答えてみよう。

昔のものほど辛辣なネーミングが多くて笑える。

例えば、1976年入社の人達、つまり今55歳+αくらいの人達は、「たいやき君型」だ。『およげ!たいやきくん』が流行っていたからだろう。

で、そのココロは。
「頭から尾まで過保護のアンコがギッシリ。」

キビシーッ!

今年の新入社員を「エコバッグ型」と命名したのは、大体この年代の人達、つまり「頭から尾まで過保護のアンコがギッシリ」型のジイサン達だ。

およげ!たいやきくん(DVD付) Music およげ!たいやきくん(DVD付)

アーティスト:子門真人,なぎらけんいち
販売元:PONYCANYON INC.(PC)(M)
発売日:2008/03/05
Amazon.co.jpで詳細を確認する

(注1) 同本部のWebサイトには次のような記述がある: 『新入社員タイプの命名は、昭和48年度以来、平成14年度まで30年間にわたり、坂川山輝夫氏(現代コミュニケーション・センター所長)が命名されてこられたが、平成15年度から財団法人 社会経済生産性本部の「職業のあり方研究会」が引き継ぎ、命名及び発表を行っている。』
(参照URL:
http://activity.jpc-sed.or.jp/detail/lrw/activity000912.html

(注2) 次のようなお達しが発表されている: 『学識経験者などで構成される当研究会では、多くの企業・学校等の就職・採用関係者の協力を得て、本年4月の新卒入社者の特徴を検討し、タイプの命名を行ったので、ここに発表する。』
(上記URLより)

|

2009年3月27日 (金)

プチブル成金中年『ナルハヤ』

例えば六本木ヒルズとかに無理して入ってそうな企業の、業界人を気取ったプチブル成金の一部の中年社員の間で、「ナルハヤ」という言葉が流通しているらしい。

「ナルハヤ」、と旧ガングロ系女子高生が言うならサマになる。しかし、プチブル成金の中年社員が「ナルハヤ」と言うと、哀れだ。軽薄な生き方を大々的にアピールしているかのようだ。気持ち悪い。キモイ。

ところで「ナルハヤ」は、「なるべく早く」の略なのだろうか、それとも、「なるだけ早く」の略なのだろうか。

「なるべく早く」と言う人の方が経験的に多いので、おそらく「なるべく早く」の略に違いない。どうでもいいことではあるが。

|

2009年3月16日 (月)

「食育」 - 食に対するこだわりを捨てる…

「食育」という言葉を時々聞くようになった。しかし、その定義、意図は明確でない。

多くの人が漠然と考える「食育」のイメージは、

「国産の、有機無農薬の、できれば地産地消の、安全な食材を使って、栄養バランスの良く取れた食事を、一日三食、規則的に摂るようにすること」、

というようなものだろう。

しかし、これらの項目のほとんどは現実的でないし、また、特に大きく健康にプラスになるものでもない。

現代日本で食に関して最も気をつけるべきは、「食べ過ぎ」くらいではないだろうか。

飽食の時代。食に対する欲望は、絶対量を確保することから、より美味しくて「安全」なものを求めることへと膨らみつつある。食に対する執着が、形を変えて膨張しつつあるのだ。

体を維持するために必要なだけの食事を有難く頂く、というくらいのこだわりのない心でいた方が、健康にはいいように思う。

コネタマ参加中: あなたの「食育」!食に対するこだわりを教えて!

|

2009年3月 3日 (火)

キックベース

「野球とサッカーと、どちらが好き?」

と二者択一を迫られたら、

「もちろんキックベースです!」

と答えるか。。

1970年代、小学生の頃に校庭でよくやった。

しかしこのスポーツ、いつどこで発明されたのだろうか。

コネタマ参加中: 野球とサッカー、どちらが好き?

|

2009年3月 1日 (日)

地球温暖化予測に貢献した「地球シミュレータ」は地球温暖化にも貢献した

「地球シミュレータ」という巨大なスーパーコンピュータが、横浜市金沢区にある。

2002年から2年以上にわたり、その計算速度は世界一を誇った。が、その後陳腐化し、昨年11月には世界73位、国内でも5位に後退していたという。

その「地球シミュレータ」が機種更新し、間もなく稼動する。これにより、国内1位、世界でも18位程度に浮上するらしい(毎日jp、2009年2月27日記事):
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20090227k0000e040019000c.html

現在「スーパーコンピュータ」と呼ばれているものはどういうものかというと、要するに、少し処理速度が高めのパソコンを膨大な数(数百とか数千とか)、並列につなげたものと考えればいい。

もう少し細かく言うと、「地球シミュレータ」の場合は、「ベクトルプロセッサ」と言って、多数の足し算・掛け算を同時並行に行なうのが得意なプロセッサを並べている。

だから、足し算と掛け算がメインのシミュレーションには非常に役立つわけだ。うんざりするほどの足し算・掛け算が必要なシミュレーションと言えば、物体の運動や、少し複雑なところでは気象や地震のシミュレーションなどがある。

逆に言えばこれらの現象は、馬鹿らしいほど多数の足し算と掛け算さえすれば、そこそこの精度の予測が行なえるくらいに単純なモデルですむ、ということでもある。

というわけで、「地球シミュレータ」は、地球温暖化シミュレーションにも貢献したらしい。

ただしそのために、「冷房も含め年間消費量は4600万キロワット時、電気代は約5億円。平均世帯約1万3000戸分」の電力を消費する必要があったらしい。
http://mainichi.jp/life/ecology/archive/news/2008/03/20080305ddm002040028000c.html?inb=yt

まさに、地球温暖化予測に貢献するために、地球温暖化にも貢献したようだ。ちょっと意地の悪い見方かもしれないが。

「地球シミュレータ」は、別に地球に直接関係ないことでも、単純な足し算・掛け算がいっぱいの計算であれば、何にせよ得意だ。文句も言わずにやってくれる。

例えば、タンパク質の折りたたみ(立体構造形成)のシミュレーションにも使える。実際、「地球シミュレータ」のライバルであったIBMのブルージーンは、数年前、その威力の宣伝のために「タンパク質の折りたたみのシミュレーション」を応用課題として利用していた。

しかし、単純な構造の小さなタンパク質の場合を除き、タンパク質の折りたたみシミュレーションが成功したとは言えない。生命現象の中でも単純な部類のタンパク質の折りたたみ過程でさえ、膨大な足し算・掛け算だけの単純なモデルでは成功しないわけだ。

そもそも、生命科学関連の問題でシミュレーションを行なうのであれば、わざわざ現在のフォン・ノイマン型のデジタル計算機を使うよりも、培養細胞などの「アナログシミュレータ」を用いる方が、お金も時間もはるかに少なくて済む。ということか。

|

2009年2月26日 (木)

アカハラ (3)

前回から書いているように、北海道教育大の准教授3人が学生に対するアカハラで諭旨解雇となった事件は、他の大学教員にも大きな衝撃を与えているはずだ。

というのもこの事件は、近年続々と表面化しているアカハラ事例の中でも際立った特徴を有しているからだ。

(1) 被害を受けた学生が少なくとも19人と多人数であること。

つまり、多くのアカハラ事例で見られる、特定の個人に対するイジメとは性質が違っていたということだろう。

(2) 「学生を自分の研究に利用した」ことが責められていること。

この事件は文系の世界の話なので、理系の世界とは少し違うのかもしれない。捉え方にもよるだろうが、理系の大学教員で、「学生を自分の研究に利用」しない人はいない。

自分でしっかりした研究テーマを設定できる学生は例外中の例外だ。学生の研究テーマは、教員が、自分の研究プロジェクトに関連する小さなプロジェクトを設定して与える。学生にとっては、与えられた研究テーマに取り組む中で、自ら研究テーマを設定できるくらいの能力を身に付けることが大きな目標と言ってもいい。

もっとも前回書いたように、北海道教育大のケースには、アカハラというより労働問題(学生指導に名を借りたタダ働きの強要)の要素もあるかもしれない。

(3) 「ノルマを達成できない学生には『意識が低い』と威圧的な発言もした」(時事)ことが責められていること。

少々厳しい教員の中には、そのような発言を日常茶飯に行なう人がたくさんいる。

もっともこのケースでは、4日連続徹夜があったり、9人を体調不良、2人を不登校にするなど、度を越えた非常識なシゴキがあったのだろう。

(4) 大量(3人だが)の教員が一斉に罰を受けたこと。

しかも解雇という厳罰だ。諭旨解雇、懲戒解雇になれば、アカデミックの世界で研究を行なうことは二度とできなくなる。そればかりか、医師免許か薬剤師免許でも持っていない限り、アカデミック外で専門を活かした職につくことすら難しいだろう。

以上の(1)から(3)は、程度の差こそあれ、身に覚えを感じる理系大学教員は相当多いことだろう。

つまりこの事件は、多くの大学教員に、アカハラによる懲戒を身近な恐怖として突きつけるインパクトを持っているのではないだろうか。

弟子をイジメ殺した大相撲の相撲部屋の親方にも似て、閉鎖的な世界の中で野放し状態だった大学の「先生」の行状に、外部の理性的な基準を適用させるいい機会かもしれない。ただし、「冤罪」の危険にも注意を払う必要がある。

古くから続いてきた「アカハラ」が、ようやく最近になって大々的に表面化し始めたのはなぜか? 少子化、大学院重点化、などいろいろな事情が背景で複雑に絡み合っていると思われる。

(続)

|

2009年2月25日 (水)

子供の頃なりたかったもの

小学校低学年の頃は、プロ野球の選手になりたかった。巨人がV9を達成した頃の話。

小学校高学年になると、バレーボール日本リーグの選手になりたかった。モントリオール五輪があり、新日鉄堺が全盛の頃。選手としては、専売公社の猫田選手が強く印象に残っている。

中学に入ると、クラシック音楽の演奏家か作曲家になりたくなった。

中学後半になって、アインシュタインのような研究者になりたくなった。物理学か数学か。湯川博士、広中博士。。以降は理系まっしぐら。

しかし大学に入ると、ちょっと寄り道して、何か革命的なことがしたくなったりもした。

大学・大学院を出て以降、四十歳になる頃までは、何か一発研究でデカイことをしたい、、というような気分があったと思う。

紆余曲折、いろいろな転機を経て、今は妙にリキんだ夢はもたないようになった。心を鍛えて強くして、何ごとにも動じることのない、解脱した理詰めの境地に近づくこと、、それがズブズブに理系の道なのだ。

コネタマ参加中: 子どもの頃に“将来なりたかったもの”は何?

|

2009年2月24日 (火)

象が踏んでも壊れない○○

私が小学生の頃(1970年台初め)に見たテレビCMで、今でも強い印象に残っているのが、「象が踏んでも壊れない」のキャッチフレーズで有名な「アーム筆入れ」だ。

当時の小学生にとって、プラスチック製筆箱が割れるのは確かにちょっとした悩みの種だった。そんな小学生の心を、「象が踏んでも壊れない!」の言葉はワシヅカミにした。

筆箱が丈夫にできていることもさることながら、わざわざ象に踏んでもらって、その映像をCMで流したことがヒットの理由ではないだろうか。

チャレンジ精神旺盛な小学生は、本当にそんなに壊れないものかどうか、様々な実験を積み重ねたのだった。

象が踏んでも壊れない製品は他にもいろいろ考えられる。

象が踏んでも壊れないノートパソコン、
象が踏んでも壊れない携帯電話、
象が踏んでも壊れない○○ …

この筆箱。今でも生き続けている。

NEWアーム筆入れ 1000-608 青 サンスター文具 NEWアーム筆入れ 1000-608 青 サンスター文具

販売元:画材屋 楽天市場店
楽天市場で詳細を確認する

コネタマ参加中: CMに出てくる動物で好きなのは?

|

2009年2月23日 (月)

アカハラ (2)

前回書いたように、北海道教育大学の准教授3人が「アカハラ」で諭旨解雇された(3月2日までに退職願が出ない場合、懲戒解雇に切り替え)。この件は、他の大学の教員にも少なからぬ衝撃を持って受け止められているはずだ。これに近い「アカハラ」的行為は、どこの大学でも日常茶飯事だからだ。

そこで、このような「アカハラ」が発生する背景について考えてみたい。

『白い巨塔』ほどエゲツなくはないにせよ、大学が保守的で閉鎖的な世界であることは確かだ。

各教授(あるいは准教授)を頂点とする研究室は、それぞれの運営上の独立性が高い。研究室内の日常的な運営方針(何時から何時まで働くか、学生をどの程度運営に参加させるか、等々)について、外部から干渉されることはまずない。

大学の各研究室は、いわば小さな家族的経営の会社みたいなものだ。教授はその社長。教授より権力の高い人で、日常的に教授の行動をチェックする立場の人は、周りにいない。

学生が研究室に属するのは1年か2年、大学院までいれても数年。少々変な教授でも、ちょっと我慢しようか、という場合も多い。

学部生が大学院の修士課程あるいは博士後期過程に入学できるかどうかは、最終的に指導教員である教授の意志に依存している。もちろん学科試験はあるわけだが、それは一次選考だ。一次選考に通った学生を最終的に入学させるかどうかは、教授がその学生を「責任を持って指導します」と意思表示するかどうかによる。

さらに、研究室の学生がアカデミックの世界の研究者としてうまくスタートできるかどうかは、大学院時代の指導教員に気に入られるかどうかに大きく依存する場合が多い。これについては別に書いた。
http://higashiooi-machio.cocolog-nifty.com/blog/2009/01/post-b3c6.html
http://higashiooi-machio.cocolog-nifty.com/blog/2009/01/post-e75f.html
http://higashiooi-machio.cocolog-nifty.com/blog/2009/01/post-25ea.html

以上のようなわけで、教授は、好き放題にやろうと思えばやれるわけだ。研究室内の「労務」方針がマトモかどうかは、教授の個人的良心に依存している。

しかしこの状況が、「少子化」によって変わりつつある。

管理部門の職員の中には、「学生=お客様、教員=サービスプロバイダー」と捉える人さえ現れ始めているのだ。

(続)

|

2009年2月22日 (日)

アカハラ (1)

赤腹?

いや、アカハラだ。アカデミック・ハラスメント。

要するに、大学教員から学生へのパワー・ハラスメント(パワハラ)のことだ。稀に、上司である教員から部下の教職員へのパワハラのこともアカハラと呼ぶこともあるだろう。

教員が、単位・成績・卒業認定などに関する権力的な地位を利用して、自分の都合のいいことを行なうように学生に無茶な要求をする。

それを学生が嫌がらせと感じ、学内外のしかるべき機関(「アカハラ防止委員会」など)がそれを察知したら、アカハラ成立だ。

2月20日、21日の各紙の報道によると、北海道教育大学の准教授3人が「アカハラ」で諭旨解雇されたという(3月2日までに退職願が出ない場合、懲戒解雇に切り替え):
時事 http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2009022000999
読売 http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090220-OYT1T01220.htm
朝日 http://www.asahi.com/national/update/0220/TKY200902200259.html
産経 http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/090220/crm0902201859035-n1.htm
毎日 http://mainichi.jp/hokkaido/news/20090221ddlk01040295000c.html
神戸 http://www.kobe-np.co.jp/knews/0001713295.shtml
(なお、セクハラで懲戒解雇の准教授1名は、この際別問題として無視しよう。問題外に問題だからだ。)

専門の語学辞書の編纂などのために学生を動員して無茶に働かせたようだ。

働かせた学生が学部生だったのか、修士の学生だったのかはわからない。北海道教育大には博士課程(博士後期過程)はないようだから、修士だったとしても学部生とあまり変わらない立場(研究というより、もっぱら標準的知識・技能の学習を主眼とする立場)かもしれない。

いずれにせよ余程ひどい事情があったのだろう。

体を壊すほど学生を働かせて、しかも外部からの改善要求も無視していたとすれば、大きな問題だ。懲戒解雇もやむを得ないだろう。

辞書の編纂となると、それに関わることは確かに学生にとっていい経験になるとは言え、基本的に教員が請け負った仕事のはずだ。教員の業績となるのみならず、原稿料なり印税が教員に支払われる。

アルバイトではなかったようだから、そのお金の一部が学生に支払われることはないだろう。そればかりか、辞書であれば、学生個々人に対する謝辞(Acknowledgments)が記されることすらないだろう。

だからこの北海道教育大のケースは、単なるアカハラではなく、労働問題でもあったのかもしれない。

しかしいずれにせよ、この北海道教育大の事件に関する報道は、他の大学の教員にも少なからぬ衝撃を持って受け止められているはずだ。これに近い「アカハラ」的行為は、どこの大学でも日常茶飯事だからだ。

問題がややこしくなるのは、「教育的指導」か「アカハラ」か、グレーゾーンにある場合だ。

これについて考えてみたい。

(続)

|

2009年2月21日 (土)

装飾系男子

「草食系男子」という言葉を最近よく聞くが、
最近実際に多いのは「草食系男子」ではなく、
「装飾系男子」だろう。

髪型や服装などの装飾に膨大な時間を費やす
あのパワーは、どこから発生するのだろう。

|

草食系男子

「草食系男子」という言葉を最近時々聞く。

菜食主義の男のことか?

と思いきやそうではないらしい。「草食男子」ではなく「草食男子」というところがミソだ。

要するに、ガツガツしてなくてナヨっとした、大人しい女の子のような若い男のことをそう呼んでいるようだ。

そういう男は太古の昔から存在しているだろうが、あえて「草食系男子」と呼べば何となくファッショナブルに聞こえていいのかもしれない。

ちょっと古くは、「無気力・無関心・無感動」あるいは「無気力・無関心・無責任」などの「三無主義」というキャッチフレーズがあった。三無主義の男も草食系ということになるだろう。

「草食系男子」を、「欲を克服し、怒りを超越した男子」と解釈するならば、それはまさに、本来の意味での仏教出家者のことではないか?

なお、私の経験では、理系男子に特に「草食系」が多いとは思えない。「草食系」の定義が感覚的なものなので、理系に占める草食系の割合についても感覚的にしか考えられないが。

|

2009年2月18日 (水)

座頭市 vs 用心棒

座頭市(勝新太郎) vs 用心棒(三船敏郎)。

渋い時代劇のファンにとって、まさに夢の対決だ。

いや、夢ではなく、実際にあったのだ!

座頭市と用心棒 [DVD] DVD 座頭市と用心棒 [DVD]

販売元:東宝
発売日:2003/10/24
Amazon.co.jpで詳細を確認する

私の好きな映画の一つだ。DVDも持っている。

買って損なし。

コネタマ参加中: あなたの見たい夢の対戦カードは?

|

2009年2月16日 (月)

理系ビジネス英語(3) Japanese 3S

3S(スリーエス)。

Silent, Smiley, Sleepy。国際会議の場での日本人の様子を形容したものだ。今はあまり聞かないようだが、かつて国際的な理系コミュニティでは話題だった。

Silent (黙っている)。
英語が話せないから黙っている。

日本の武士道では多くを語らず黙しているものだ、と言い訳すればよい。

Smiley (ニヤニヤしている)。
ジョークを言っているわけでもないのに、なぜかニヤニヤしている。かつて、ある日本人が講演で話している最中、やたらと笑っていた。日本人ならわかるだろう。あの照れたような謙遜したような笑い。映画『博士の異常な愛情』(Dr. Strangelove) の最後の場面での Dr. Strangelove のような感じの話し方だ。私の隣りで聞いていた英国人の同僚が真顔で、「彼は何がおかしいのか?」、と私に尋ねたのを記憶している。

日本人は皆敬虔な仏教徒で、怒りを超越し、生きとし生けるものへの慈しみの笑みを浮かべているのだ、とでも言い訳しようか。

Sleepy (眠そうにしている)。
会議で居眠りするのは日本国内では日常的な風景だ。しかし、生理的メカニズムが違うのだろうか、国際会議で居眠りしている外国人はめったにいない。

禅の修行をしているのだ、と言い訳しよう。

日本人が驚異的な勤勉さを発揮していた時代、この3Sは東洋の神秘であり得た。黙ってニヤニヤして眠そうにしているのに、なぜあんなに素晴らしい経済発展を遂げられるのか…

国際舞台でのこの3Sの習慣は、今でも日本人の間に生き続けている。

2009年2月14日、ローマにて。G7の後の記者会見での日本の財務大臣の様子。あれはもはや、Sleepyの域を超えていた。Drunken。いや、ラリっているように見えた。新たな東洋の神秘が世界に披露された。

|

2009年2月14日 (土)

得意料理は

カップヌードルだ。

しかもそれ程得意とも言えない。

コネタマ参加中: あなたの得意料理を教えて!

|

2009年2月13日 (金)

瞬間湯沸し器が壊れる時

古いマンションの部屋の台所の瞬間湯沸し器が壊れたことを以前に書いた:
http://higashiooi-machio.cocolog-nifty.com/blog/2009/01/post-6a40.html

瞬間湯沸し器は突然壊れる。

ある時突然、お湯を出そうとボタンを押してもお湯が出てこなくなり、ガスの炎だけが不気味に「コォーッ」と燃え盛る状態になる。ガスに点火せずに水だけ出そうとしても、水も出てこない。試しに、お湯の温度を最高(熱湯)にして点火してみると、わずかにお湯がチョロチョロ出たが。

これ以上自分でいじくるのは危険と判断し、業者に修理を依頼した。

修理は簡単だった。中の部品のゴムパッキンが劣化して裂けただけだったのだ。ゴムパッキンの在庫さえあれば、瞬時に直る。

結局、うちの瞬間湯沸し器は10年以上前の古過ぎる製品ということで、大家さんの承認を得て新品に交換されることとなった。

|

2009年2月12日 (木)

○○××東京

東京都庁、10年で780億円かけて改修。
新銀行東京の損失補填を可能にする条例案を提出。。
このご時勢に結構なこってすなぁ。

それにしても『新銀行東京』。
あらためて感心するのは、この独特のネーミングセンス。

「新銀行東京」、
「首都大学東京」、
「○○××東京」。

妙に気取った、内容空疎な文学センスが滲み出ていて素晴らしい。

新銀行東京はいずれ倒産してなくなるかもしれないが、首都大学東京は倒産しそうにない。時の東京都庁の気まぐれにより「首都大学東京」の学生・教職員になってしまった東京都立大学関係者の皆さんには、同情の念を禁じ得ない。

「東京都立大学」と言えば、理系の世界ではそれなりに名の通った、伝統のあるブランドだったのだ。それが一夜にして、「首都大学東京」に変わった時には、驚愕をおぼえずにはいられなかった。「東京大学」が「江戸大学」に名称変更するようなものだ。

新都知事に変わったら、新しい名前を考えなければ。

大きく変えると混乱するから、「首都大学ニュートーキョー」とか。

一人の東京都民として、そう思うのだった。

|

2009年2月 8日 (日)

UNCHANGE! No, we can't.

生きとし生けるものが幸せであるような世界に変わっていきますように。

理系たる者、そのように願わざるを得ない。いや、願うだけでなく、そのように行動するのが理系の道を行く者の務めだ。

アメリカ・オバマ大統領の Yes, we can! その意味するところが、単に、

Yes, we can (keep the U.S. domination over the world)!

No, we can't (allow losing the U.S. domination over the world)!

でないことを望むばかりだ。

コネタマ参加中: あなたが“チェンジ!”したいものは何?

|

2009年2月 5日 (木)

運動・・・ exercise or movement?

コネタマ参加中: 平日、何か運動してる?

「運動してますか?」

と聞かれて、即座に、

「はい、学費値上げ反対運動をしてます」

などの答えが頭に浮かぶのは、

やや古い世代の人だけだろうか。

エクササイズか、ムーブメントか。

それが問題だ。

|

2009年2月 1日 (日)

『究極の断熱』で温かい玄米茶

寒い冬。温かいお茶が飲みたい時、急須にお茶の葉を入れてその都度必要量の湯を注ぎ、湯呑みに入れて飲む…

という習慣のない私は、家の中で、いつも空の500mlのペットボトルに室温の水を入れて持ち歩いていた。これなら、好きな時に手軽に水分補給できる。食器洗いの手間もない。

何より、湯呑みをひっくり返してお茶をこぼす危険がかなり減る。私の身近では、カップに入れたお茶やジュースをこぼして1年に2度もパソコンを壊した事例があったのだ。

しかし、この寒い時期。やはり温かいお茶が飲みたい。

そう思って手軽な水筒を探していたところ、近所のスーパーで見つかったのがこれ。THERMOS製480ml水筒だ。側面には、『UI  Ultimate Insulation』(究極の断熱)の文字が躍る。

THERMOS 真空断熱ケータイマグ 0.48L カカオ JMK-500 CAC Kitchen THERMOS 真空断熱ケータイマグ 0.48L カカオ JMK-500 CAC

販売元:THERMOS
発売日:2007/09/01
Amazon.co.jpで詳細を確認する

店で並んでいるものには商品説明のシールが貼ってあり、「丸洗いOKsign03」「そのまま飲めるsign03」「保温・保冷OK」「ステンレス魔法瓶構造」、と書かれてある。

サイズはほぼペットボトル位。すごく軽い。蓋は回して開閉するタイプだ。蓋の開閉が面倒かな、と最初思ったが、使ってみると特に気にならなかった。ワンタッチで蓋を開閉するタイプの水筒もあったが、そちらの方は、洗うのがやや面倒そうだったし、しっかり密閉させるために意外に開閉が大変そうだった(両手を使う必要がありそうだった)。

というわけでこの『UI』。1ヶ月ほど前に買い、もう手離せません。私は今のところもっぱら家の中で使っているが、外出時に持ち歩くのにも適しているだろう。

90℃くらいのお湯でお茶を作ると、普通に使って6時間から8時間くらいは快適な温かさを保ってくれる。『究極の断熱』なので、熱湯を入れても外面はまったく熱くならない。そのためカイロ代わりにはならないが。。

スーパーでは2400円程で売っていたが、ネットでならもっと安く買えるかもしれない。色はカカオとブラックがあったが、私はカカオの方がしっくりきた。

|

2009年1月31日 (土)

七味唐辛子、紅生姜、狂牛病

コネタマ参加中: これをかけるだけで旨くなる

牛丼を食う時は、以前なら吉野家に行っていた。

が、何年か前の「狂牛病」騒動の時にアメリカ産牛肉の輸入がストップして吉野家で牛丼が食えなくなったのをきっかけに、最近はもっぱら松屋だ。

松屋の牛丼は、大量の七味唐辛子と紅生姜をかけ、よくかき混ぜてから食うとうまい。最近のお気に入りだ。

それにしてもあのアメリカ産牛肉の輸入ストップは何だったのだろう。「食の安全」を守るのが大切なのはわかる。しかしあの時期、アメリカに行った日本人旅行客の多くは、アメリカで平気でガツガツ牛肉を食っていたのではないだろうか? アメリカに行って食うのは平気だが、輸入して日本で食うとなると気になったのだろうか。要するに、気分的な問題だったのだろうか。そもそも日本の牛にも狂牛病は発生しているのだから、アメリカ産だけでなく国産牛も同様に全面販売禁止にするべきだったのではないのか。

それ以前に、「狂牛病」に相当する病気、つまり異常プリオンタンパク質が原因となる病気は、牛だけじゃなく、羊にも豚にも人間にもある。多分、鳥にもあるだろう。むしろ羊の「スクレイピー」の方がもともと有名だったと思うのだが、あの時期、ジンギスカン料理が流行したのは一種のブラックジョークか。

要するに、吉野家で牛丼が食えなくなるくらいに病気が気になるのなら、いっそ肉食を全面禁止して一億総菜食主義者になる方が筋が通っているのではないか。

|

2009年1月17日 (土)

共通一次世代

コネタマ参加中: 入学試験の思い出は?

1月17、18日は大学入試センター試験があるそうだ。

私が大学受験したのは1980年代始め。その頃は、「共通一次試験」と呼ばれていた。兵庫県加古川市の公立高校に通っていた私の受験会場は、神戸市の垂水駅に近い大学だった。多分、神戸商科大学だったと思う。

5教科7科目、1000点満点。英語、数学、国語が各200点満点。理科は2科目選択で各100点満点、計200点満点。社会も2科目選択で各100点満点、計200点満点。私は、理科は物理と化学、社会は世界史と倫理・社会を選択した。

1979年から始まった共通一次試験は、マークシート方式を取り入れたことで話題になった。大量の問題。解答は選択肢から選ぶ。選んだ選択肢の楕円のマークを鉛筆で丁寧に塗りつぶす。。

この機械的な、当時としては前衛的な解答方法の見た目に惑わされ、「思考能力がなくても点が取れる」とか、「小手先の技術ばかり重視している」とか、その類の批判がいろいろとあった。

そして、あろうことか、共通一次試験を受ける羽目になった私達の世代を「共通一次世代」と揶揄する者まで現れた。

しかし、「○○世代」という妄想を根拠に展開される議論は、粗雑なものと決まっている。マークシートなんて、大学入試に限らずその後当たり前のものとなったではないか。

共通一次試験は、試験後に「自己採点」ができた。自己採点の結果は、961点。いい点だったからよく覚えているのだ。これだけ取れば、二次試験で受ける大学の選択肢も広がろうというものだ。

当時、国立大学は一校しか受験できなかった。私は、私立大学を受験する気がなかったので、国立大学一校だけを受験した。浪人する気もなかったので、受験した国立大学には一発で合格するつもりでいた。受験にあまりお金を使う気もなかった私は、塾にも通わなかった(通信添削はちょっとやった)。共通一次試験での高得点のお蔭もあってか、幸い一校一回の受験で済んだ。

|

2009年1月 9日 (金)

雨がみぞれに変わる頃

今日金曜の未明から朝にかけて、東京23区内でも雪が降るという予報。今午前2時半。先ほどから軽い雨が降っている様子。間もなくみぞれに変わる気配。。

雨がみぞれに変わる頃。。。堀内孝雄『東京発』を思い出す。

十二年前の今頃、私はアメリカの国立衛生研究所(NIH)でのズブズブに理系なポスドク生活を始めるために、日本を離れようとしていた。

ロック、クラシック、演歌、何でもありの私が、手荷物でアメリカに持っていったCDの中の一枚に『東京発』が入っていた。時計の針が昔に戻る…。あの時も雪が降っていた記憶が。

東京発、北国へ。。
ただし、北は北でも国境を越えて米国メリーランド州まで行ってしまった。到着した日の気温は、マイナス12℃だった。遠い思い出。

|

2009年1月 8日 (木)

風呂は壊れるものだ

私の住む都内の6階建賃貸マンションは古い。築35年を越えている。

1970年代初頭、当時としては最新のこのような集合住宅が都内にたくさんできたのだろう。都内にはこのようなレトロなマンションがたくさん残っている。

当時のマンションは概して、建築屋さんが気合を入れて頑丈に作ったらしい。幸か不幸かまだまだ住める。取り壊されもせずにしぶとく現役で頑張っている。

品川区内。複数の鉄道の路線が交叉する駅の近く。にもかかわらず何とか借りられる程度に安いのは、古くて時代遅れだからだ。

古さを感じるのは、お湯の出方だ。台所では小型瞬間湯沸し器を使う。風呂は、浴槽脇の器具を数段階にわたり順序よく操作してやっと種火がつく。洗面所ではお湯は出ない。

昨年末、台所の瞬間湯沸し器が壊れた。2週間近くにわたり、冬の冷水で洗面、炊事をすることとなった。これはまあ、私が大学生の頃までは普通のことだったから、深刻な問題ではなかった。

しかし昨日、風呂が壊れた。最初に風呂場の外の電源を入れなければならないのだが、この電源が入らなくなったのだ。

急いで修理を手配して、明日業者が来ることになった。すぐに直ればいいが、しばらく家で風呂に入れない可能性もある。これは不便だ。銭湯に行かなければならない。しかし、大学生の頃はずっと風呂は銭湯だったから、それ自体は深刻な問題ではない。

近くに銭湯があれば、だが。

最近は銭湯が減っている。しかも料金が450円前後らしい。20年前は200円位だった(京都では)。また、大体夜11時頃までしか営業していない。帰宅が遅いとアウトだ。漫画喫茶でシャワーという手もあるようだが、住まずに通いながら連日利用するのは厳しい。

風呂は壊れるものだ。。と思い知った。

|

2009年1月 6日 (火)

今年の連休

2009年1月5日(月)。仕事始め。今年は年末年始休暇があっという間に過ぎた気がする(6連休もあったわけだが)。

そこで、次の年末年始休暇を楽しみにしつつカレンダーを調べる。今年2009年の連休は…

週休二日(土日)制の場合で三連休以上のものは次の通り:
1月10日(土)~12日(月) 三連休
3月20日(金)~22日(日) 三連休
5月2日(土)~6日(水) 五連休
7月18日(土)~20日(月) 三連休
9月19日(土)~23日(水) 五連休
10月10日(土)~12日(月) 三連休
11月21日(土)~23日(月) 三連休
12月29日(火)~2010年1月3日(日) 六連休

今年は9月に異変がある。9月第3月曜と最近定められた敬老の日が21日(月)に当たり、23日(水)は秋分の日。合間の22日(火)が「国民の休日」扱いとなって、今年は9月に五連休があるのだ。

その他、2月11日(水)の「建国記念の日」の前後どちらかあるいは両方に有給休暇を二日とれば、2月にも五連休あるいは九連休が実現する。

4月29日(水)の昭和の日の前に有給休暇を二日とれば、4月に五連休。後に二日とれば、5月にかけての八連休。前後ともにとれば十二連休! さらに5月7、8日も有給休暇とすれば十六連休!!

こんなに毎月のように長い休みがあるのもちょっと心配なような。

|

2008年12月30日 (火)

仕事納め

私の勤務先では、昨日12月29日(月)が仕事納めだった。

東京都区内なのに朝の通勤電車はガラガラ。いつもの人混みの10%程度だった。26日(金)を仕事納めとした職場が圧倒的に多かったからだろう。

例年28日が仕事納めのところが多いと思うが、今年は28日が日曜日にあたった。このため、28日仕事納めの原則を貫徹する職場では、自動的に26日(金)が仕事納めとなった。

一方、29日(月)仕事納めとしたのは、「いくらなんでも26日で終わりは早過ぎるだろう」と思った職場、ということだろう。

このご時勢。休みが減るくらい仕事があるのは有難いことなのだろう。

|

2008年12月28日 (日)

火の用心

「火の用心。マッチ一本火事のもと。」

昨晩、家の前の通りを子供達がそう言いながら歩いていた。地域の自治会か子供会の年末行事なのだろう。東京の街中は意外に風情がある。

しかし思った。マッチなんて使う人は今ではほとんどいないのではないか。。

| | トラックバック (0)

隠れキリシタン

コネタマ参加中: “サンタクロースの思い出”を聞かせて

九州の隠れキリシタンの伝統を受け継いだのか、なぜか教会に通っていた母の意向で幼児洗礼を受けた私(洗礼名、ヨハネ・ボスコ)は、三歳頃から小学校二年の時まで、毎週日曜はカトリック教会に通っていた。

クリスマスには、イエスの生誕の物語の寸劇を行なうなどのそれなりの行事はあったが、あのチンドン屋さんのような格好の「サンタクロース」を教会で見た記憶がない。ましてプレゼントをもらった記憶もない。

どんちゃん騒ぎをしてチンドン屋サンタから粗品をもらって喜ぶ風習は、キリスト教とはあまり関係ないのではないか。

一神教が理解できない理系の私は、小学校高学年以降は教会に通うのをやめ、成人になってからの洗礼も受けていない。

| | トラックバック (0)

ブラウン管とお別れ

7年前に2万円弱で買った、14インチ型のブラウン管テレビの調子がしばらく前から悪くなっていた。電源を入れてしばらくは、画面の半分がよく映らない。

最近は、電源を入れてから3時間ほどしないと全画面がちゃんと映らなくなっていた。ここ数日は、ついに何時間たっても全画面が映らなくなった。急に冷え込んだからか。

もう寿命だ。そう諦めて、新しいテレビに買い替えることにした。

もう街の普通の電気屋ではブラウン管型の安いテレビなど売っていない。どれも、液晶の地デジ対応のものばかりだ。7年前のように2万円で買える代物もない。

こんなに高性能・高画質のデジタル放送で、一体どんな番組を観れば元が取れるのか。。そんな風に想いつつも、仕方ない、できるだけ安くてそこそこの性能のものを買っておこう。

ということで、近所のヤマダ電機(LABI)で5万数千円(ポイント還元分を差し引くと4万数千円)でシャープの20インチAQUOSを買って持って帰った。

最初に観た番組が『すべらない話』。

高画質デジタル放送にふさわしい番組だ。。

| | トラックバック (0)

2008年12月27日 (土)

『ゆく年くる年』

コネタマ参加中: 年末年始のテレビ番組、見逃せないのは何?

大晦日の午後11時45分から元旦の午前0時15分まで、『ゆく年くる年』。年末年始のテレビ番組で他の何を見逃しても、これは見逃せないでしょう。

なぜか男性と女性が延々と歌で争い合うという、空しい騒ぎが終わる頃。その余韻を断ち切るように、年の終わりと年の初めの各地の様子が静かに映し出される。

雪がしんしんと降る中、寒さに耐えて、近所のお寺か神社に現世利益を求めて烏合する人々。。とりあえず年に一回、全力でお金を投げつければどこかの神様から現世利益を授かると期待して、明治神宮で通勤ラッシュを再現する人々。。

そういった信心深い人々の様子を、暖かい部屋の中で眺めながらボーっと過ごす。。しんみりと楽しいひと時。

| | トラックバック (0)

イヌ派? ネコ派?

コネタマ参加中: あなたはイヌ派、それともネコ派?

070813イヌ派? ネコ派? いや私は理系ですが。。

どちらかと言うと概してネコに親近感をおぼえる。周囲の空気を無視して独りで適当に楽しんでそうなところが優雅。イヌも、警察犬とか、信州信濃の早太郎系の賢そうな奴は、いじらしくていい。

|