今年(2009年)は「インターネット誕生40周年」? - 「UNIX40周年」でもあるでよ。
今年(2009年)は、「インターネット誕生40周年」だそうだ(注1、2)。
それはおめでとう。
1969年9月2日、米国防総省高等研究計画局(ARPA: Advanced Research Projects Agency)のネットワーク(ARPANET)の最初のノードが、米国UCLA(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)で稼動した。ARPANETは、現在の「インターネット」の起源だ。
続いて同年10月29日、ARPANETのノード第1号のUCLAと、ノード第2号のスタンフォード研究所(SRI: Stanford Research Institute)の間で、初めてのデータ通信テストが行なわれた。
というわけで、今年は「インターネット誕生40周年」ということになるそうだ。
1969年には、コンピュータのソフトウェア分野でも画期的な出来事が起こっていた。
同年8月、AT&Tベル研究所のケン・トンプソン(Ken Thompson)が、同僚のデニス・リッチー(Dennis Ritchie)とともに、我らがUNIXを生み出したのだ(注3、4)。
当初UNIXはアセンブリ言語で書かれていたが、その後、我らがC言語で書き直された。C言語は、1972年にデニス・リッチーが生み出したプログラミング言語だ。もともとUNIXをコードするために生み出されたものだ。C言語の前身となったB言語はケン・トンプソンが開発している。
今年66歳のケン・トンプソンは、現在Googleに在籍している(注5)。69歳のデニス・リッチーは、今もベル研究所にいる(注6)。
トンプソンとリッチーは、1983年に二人でチューリング賞を受賞している。チューリング賞は、計算機科学分野で「ノーベル賞」に相当するもの、と言われる。
しかし、この二人のチューリング賞は、ノーベル賞何個分かに相当する価値のあるものだ。何しろ、この二人が1970年前後にUNIXとC言語を生み出していなければ、インターネットも、パソコンも、Windowsも、Macintosh(注7)も、現時点で、今のような形で一般に普及してはいなかっただろう。私がコンピュータとコンピュータプログラミングを趣味として愛することもなかっただろう。
それくらいわしゃこの二人を尊敬しておる、ちゅうこっちゃ。
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(注)
- INTERNET Watch、2009年9月3日記事 『9月2日は「インターネット40周年」、ARPANET初ノード稼動から40年』 http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20090903_312683.html
- COMPUTERWORLD.jp、2009年10月30日記事 『40回目の誕生日を迎えたインターネット - 誕生から現在までの軌跡を概観する』 http://www.computerworld.jp/topics/browser/166549.html
- COMPUTERWORLD、2009年6月4日記事 『Unix turns 40: The past, present and future of a revolutionary OS』 http://www.computerworld.com/s/article/print/9133570/Unix_turns_40_The_past_present_and_future_of_a_revolutionary_OS
- 東京IT新聞、2009年6月22日記事(BIGLOBEニュース) 『《IT技術のアニバーサリーイヤー》UNIX、誕生から40周年』 http://news.biglobe.ne.jp/it/153/itnp_090623_1535929460.html
- Wikipedia(英語版) http://en.wikipedia.org/wiki/Ken_Thompson
- Dennis Ritchie Home Page http://cm.bell-labs.com/cm/cs/who/dmr/
- MacintoshはOSX以降、UNIXを実装したものとなっておる。
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